伊勢志摩へおいないさぁ~
総アクセス数:2693160
今日のアクセス数:286
昨日のアクセス数:725

伊勢志摩へ行きたくなるような観光のバリアフリー情報や、地元の人だからこそお伝え出来る情報を、リアルタイムに発信していきます。

今日は神宮ボラと神御衣祭(かんみそさい)

こんにちは。伊勢志摩バリアフリーツアーセンター なかやまです。
本日は神宮ボラ・・・「神宮参拝サポートボランティア」に出動しておりました。
お客様は、奈良県のSさまと、ご友人で電動車いすのIさま。
Sさまが、以前うちの事務局長のぐちが奈良で行った講演を聞いて、
センターにお問い合わせを下さったのです。


実は、前に一度予定していた日が雨だったため中止し、再挑戦のお二人。
リベンジに選ばれた、今日5月14日は、神宮のお祭り「神御衣祭(かんみそさい)」の行われる日。
神御衣祭というのは、俗に「神様の衣替え」と言われており、
春と秋の年2回、神様に麻と絹の反物をお供えするお祭りです。
Sさま達にも、「せっかくなので見ます?」とお誘いし、
参進(行列)が見られるように、時間を調整しました。


そのころちょうど、
「神宮の臨時祭主に黒田清子さまご就任!」
というニュースが入りました。
「祭主」というのは、天皇陛下のかわりに、神事をつかさどるお役目の方のこと。
現在の祭主さまは池田厚子さまとおっしゃて、天皇陛下のお姉さまですが、
ご高齢のため、黒田清子さまが補佐を務められるそうです。
実はかねがね、「次の祭主さまは清子さまだといいなー」と思っていたので、
とっても嬉しいニュースでした。
そしてさらに、「清子さまが神御衣祭に奉仕される」とのニュースが!
ふだん、神御衣祭って祭主さんが参列されるお祭りではないんです。
なんと運の良いことやら。


ということで、参道で行列を待ち構え、写真を撮らせていただきました。
緋色の袴があざやかですね~。浅沓(あさぐつ)まで緋色とは知りませんでした。
神宮ボラと神御衣祭、どっちが本題やらわからない本日ですが
お客さまも、「いい日に来た」って喜んでくださったから良かったかな。
新緑と、さわやかな風を感じて、ほんとうに気持ちの良い一日でした。
もちろん神宮ボラも無事終了です。



写真1:参進(行列)のようす 先頭の黒服の方は衛士さんと言って、神宮の警備の方です。


写真2:かついでいる木の箱は、辛櫃(からひつ)といいます。この中に、お供えが入っています。


写真3:黒田清子さま。額に結んでいるのは木綿鬘(ゆうかずら)といって、木の皮をひものようにしたもの。衣装は緋袴(ひばかま)。緋色というのは少しオレンジ色がかった赤です。


写真をクリックすると別ウィンドウで拡大写真を表示します。
添付画像
添付画像
添付画像


志摩ロードパーティ2012 バリアフリーパーティラン~障がい者マラソン大会

こんにちは
NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの中村千枝です。

今年の春は桜がようやく満開になったと思ったら、雨続きで、
葉桜の余韻を楽しむこともなく、散ってしまいました。。

そして、今日は初夏の陽気。
私たちのうららかな春は何処へ~って感じですねぇ。


先週末も雨でしたが、(それもかなりの雨風)
我々にとってとても大切なイベントが行われました。

4月22日 日曜日 志摩ロードパーティバリアフリーパーティラン



志摩ロードパーティは今年で8年目を迎える市民マラソン大会ですが、
そこに2キロの障がい者専用コース「バリアフリーパーティラン」が種目として設立され今年で4回目を迎えました。

バリアフリーパーティランについては、企画・運営、
参加者・ボランティアの募集は伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが行っています。

障がい者のお申込受付の際には、お身体の状態を詳しくお聞きして、
必要な方にはボランティアとマッチング。

更に伊勢志摩バリアフリーツアーセンターならではの取組として、
前日宿泊が必要な方には、宿の紹介や、「旅のカルテ」を使っての予約の代行も行います。

コースではタイムを計測せず、
障がい者やその家族・仲間が楽しみながら走行するのが目的。
ですので、競技用での車いす参加は禁止です。

今年のバリアフリーパーティランは障がい者60名を含む115名がエントリー。
県外では、滋賀県、愛知県、兵庫県、大阪府から参加。

障がい者の内訳は
・車いす31名
・歩行障害8名
・知的発達障がい・精神障がい19名
・視覚障がい2名
です。

当日はあいにくの悪天候にもかかわらず、
ナント82名が参加。
すごいですねぇ。
みんな気合が違います。
きっと一般ランナーの出席率より、高かったかも・・ですよ。きっと。

ボランティアも約100名が伴走や、沿道でも見守り、給水所などでお手伝いをしてくれました。


朝のボランティアミーティングの様子です。



雨の中での受付。
受付係りの方、朝早くからありがとうございました!


それぞれが雨対策をしてきてくれましたが、半日雨の中を過ごしたため、
特に寒さを感じた人には、事前に用意していたカイロを配布しました。

スタート前には、恒例になりました、作業療法士「リハレンジャー」のみなさんの準備体操!



リハレンジャーさんとの記念撮影も、楽しいひと時です。



その他、会場でのスナップ写真などなど。


元気なお母さん。昨年のキャサリンに続き、
今年はサザエさんで登場!あっぱれ

本来なら景色の良い的矢大橋を渡って折り返しての2キロコースですが、
的矢大橋が強風のため通行を取りやめにし、
橋の手前をUターンしての短縮コースとなりました。


前日の現場確認での的矢大橋の様子。
大人の私でも、まっすぐに歩けないくらいの強風!

本当に寒い雨の1日でしたが、
ボランティアのみなさんも緊張感を持ち、安全第一にサポートしていただいたお陰で、
全員が無事にゴール!

みなさん、張り切って走って参加者の笑顔の写真や、
感動のゴールシーンの数々を御覧くださいませ~。









参加者全員に、ゴール地点で完走賞の授与。
本真珠付ストラップ。

実物はこんなの。かわいいメッセージカード付です。

こちらは、志摩社会福祉協議会 障がい者支援施設「あいのその」の利用者さんが
作ってくださいました。

当日は、利用者とスタッフ方々が、完走賞の授与のお手伝いもしてくださいました。


事務局としては反省点の多く、皆様にも色々とご迷惑をお掛けしましたが、
参加者やボランティアのみなさんとの個々の交流もあり、
そんな話を聞くと、「場」を提供できただけでも、
意義のあることだなぁと思っています。

そして何より、あの天気の中、参加を決断してくれた障がい者の方々、ご家族のみなさんに深く感謝します。

みなさん、ありがとーー!!

本当に思い出深い大会になりました。
それぞれが、一生忘れないでしょうね、きっと。


・・・とはいっても、来年は晴天の中、開催したいものですけど(笑)



そうそう、忘れちゃ行けない視覚障がい者のOさん、
10キロマラソンに今年も参加。
先鋭部隊ボランティア3名が伴走サポートを行い、無事に完走。



えっ、Oさん、来年はハーフマラソンに参加するって??
ボランティアのみなさん、あと1年体力強化をしていただき、
またOさんのサポート、よろしくです!



伊勢市民の方へ!「車いすde伊勢神宮参拝プロジェクト」で内宮へ行こう!

みなさま こんにちは。伊勢志摩バリアフリーツアーセンター なかやまです。
さて、以前このブログで、「神宮参拝ボランティア 車いすレクダンスご一行編」の件を
お伝えしました。

このときは、車いすレクダンス全国大会に伴う一過性のボランティアだったのですが、
実はその後、このようなボランティアを定期的に行いたいと、ひそかに計画を進めていました。
地元の有志の方々と何回も会議を重ね、実現に向けて日程や募集方法を調整し、
この企画の名称も決定しました。
その名も「車いすde伊勢神宮参拝プロジェクト」!。

第1弾として、6月3日に、伊勢市民を対象として、車いすでの神宮参拝をサポートいたします。


●実施日:平成24年6月3日(日)
●時 間:第1部 8:30から約1時間
第2部 10:30から約1時間
※必ず事前お申込みが必要です

●費 用:無料  ただし、保険料としておひとり28円を自己負担ください。
●対象者:以下①~④の条件をすべて満たす方とさせていただきます。
① 伊勢市民の方。
② 高齢、または障がい、病気等により、歩行困難な方。
③ 健康管理のできる同伴者と一緒に参加できる方。
(申し訳ありませんが、お一人での参加はお受けできません)
④ 内宮前に集合できる方

●募集人数:第1部・第2部とも、対象者10名さま
●募集期間:平成24年4月16日(月)~4月30日(月・祝)
(ただし、定員になりしだい締め切りとさせていただきます)


伊勢志摩バリアフリーツアーセンターでは、今までも神宮にいらっしゃる観光客さんを対象に
神宮参拝ボランティアを行っていましたが、
今回のプロジェクトは、「観光客さんも大事だけど、地元にだって、神宮に来たくても来れない方がたくさんいるはず」という、地元の方々の思いから発生しています。
ですのでゴメンナサイ、今回は「伊勢市民の方、限定」とさせていただいてます。

ご親戚、ご友人、お知り合いの方などで、
「伊勢に住んでいながら、体が悪くなってからはずいぶん長く内宮へ参拝してないなぁ・・・」
という方がいらっしゃいましたら、ぜひこのプロジェクトのことをお話ししてみてください。
みんなで一緒に、内宮さんへ行きましょう!

お問い合わせ・お申し込みは、まずはお電話で。
「車いすde伊勢神宮参拝プロジェクト」事務局

NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
〒517-0011 鳥羽市鳥羽一丁目2383-13 鳥羽一番街1F
TEL 0599-21-0550  URL http://www.barifuri.com

募集要項



ゴールデンウィーク「駅ボラ」、ボランティアさんの募集をはじめました!

みなさま、こんにちは。
伊勢志摩バリアフリーツアーセンター なかやまです。
早いもので、明日から4月ですね。
ということは、毎年恒例、コレの季節です。
駅ボラ』…鳥羽駅ボランティアガイド。


今年は、5月3日・4日・5日の3日間行うことに決まり、
いつものように、ボランティアさんの大募集をはじめました!


「駅ボラって、なに?」という方に。
仕事はいたって簡単です。


鳥羽駅を利用する観光客の方々に、
・観光案内
・道案内
・車いすやベビーカーの貸し出し
・身体の不自由な方のお手伝い
などなど、とにかく、駅で困っている方々のお手伝いをするのがお仕事。


自分にできるかしら?と不安をお持ちの方も、以下を読めば大丈夫。


相談1
「ゴールデンウィーク中忙しくて、あんまり参加できないしー」
大丈夫です。
駅ボラは、午前の部9:30~12:30、午後の部12:30~15:30という2部制になっています。
ご都合のよい時間にご参加ください。
期間中、たった半日だけ、ってことでもOK。


相談2
「鳥羽の観光のこと、よく知らないんだけど…」
大丈夫です。
駅ボラが始まる前、4月28日(土)に、半日研修を行います。
(初めて駅ボラに参加される方には、原則として必ず参加していただくことになっています。)
ここで、鳥羽の観光のことを楽しみながら勉強していただきます。
半日で観光のプロになるのは無理な話ですから、基本的に自分の知っていることを伝えられればOK。
また自分が知らないことでも、まわりのメンバーさんが知っていることもあるでしょう。
自分だけで全て解決してしまおうと思わず、それぞれの得意分野で補い合いながら、
鳥羽にいらっしゃる観光客さんにおもてなしをしていきましょう!


また、この駅ボラは無償ボランティアではありますが、ボランティアの方にはものすごい特典があります。
鳥羽の観光のことを知っていただくための研修目的として、
鳥羽市内の主要な観光施設や公共交通機関の無料チケットが付いてくるんです!


【8大特典】
 ①鳥羽水族館
 ②ミキモト真珠島
 ③鳥羽湾めぐりとイルカ島
 ④海の博物館
 のペア入場券(駅ボラ参加のご本人と他1名)


 ⑤伊勢湾フェリーの往復乗船券(車両は含みません)
 ⑥伊勢志摩スカイラインの車1台分の通行券
 ⑦CANばす・かもめバス(鳥羽市内のバス)往復体験乗車1名(始点は鳥羽バスセンター)
 ⑧鳥羽市営定期船往復体験乗船1名(始点は鳥羽マリンターミナル)


この特典は、お申し込みいただいた日から駅ボラ最終日までの有効期限なので、
早めに申込むのがおススメ。

かなりオイシイ特典だと思いますよ~。


詳細とお申込みは、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターのホームページをご覧ください。http://www.barifuri.com/
トップページのバナーをクリックしてください。
たくさんのご応募、お待ちしています!

写真1:駅ボラ研修は、フィールドワークが中心。楽しく学んでください。
写真2:ゴールデンウィークの鳥羽駅は、観光客さんがいっぱい。時にはこんな列ができることも。
写真3:JR側は階段なので、ベビーカーを下ろすお手伝いなどもします。


写真をクリックすると別ウィンドウで拡大写真を表示します。
添付画像
添付画像
添付画像


先月の話ですけど・・バリアフリー観光全国フォーラム仙台大会

こんにちは
NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの中村千枝です。

・・・すでに、皆さんよりブログに上がっている話題で、
更に言うと、先月のコトなのですが・・・
2月26日(日)に、宮城県仙台市にて、
バリアフリー観光 全国フォーラム仙台大会

  主催:特定非営利活動法人 日本バリアフリー観光推進機構
  主管:特定非営利活動法人 ゆにふりみやぎ

が開催されました。


ゆにふりみやぎの伊藤理事長による、開会宣言

(伊藤理事長、大変大変お疲れ様でした!)

日本バリアフリー観光推進機構は、
昨年度、総務省の「地域ICT利活用広域連携事業」により、
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが提唱する
「パーソナルバリアフリー基準」をサービスの全国標準として設置された
全国14箇所の相談センターにより組織された団体です。

ゆにふりみやぎさんも、その団体の1つ。

実は昨年の震災の当日、3月11日は、機構の会議が島根県松江市で行われていて、
参加していた機構のメンバーのうち、宮城県や福島県の団体スタッフが故郷に帰れなくなり、
しばらく東京に滞在しなくてはならない事態になりました。

中には障がいを持つスタッフもいたので、
都内のバリアフリールームのあるホテルを転々としたり、
機構の仲間である東京バリアフリーツアーセンターのスタッフの自宅に滞在していた方もみえ、
それ以来の再会は、本当に感慨深いものがありました。

その時に「来年は復興の証として、仙台で会おう!」と誓い合って分かれましたが、
本当に実現でき、嬉しさもひとしおでした。

仙台大会では、沢山の方が来場され、
機構のメンバーによる講演やパネルディスカッションも行われ、
大変有意義なものとなりました。

また、現在伊勢市で行われている「伊勢市バリアフリー観光向上事業」の取組発表として、
鈴木健一伊勢市長の講演も行ました。
タイトル:「協働によるバリアフリー観光はまちと経済を再生する」


伊勢志摩バリアフリーツアーセンターのブースにも沢山の方が訪れていただきました。


その他の会場の様子。





宮城からは、むすび丸 
福島からは、ももりん が来場!


地元の大学生ボランティアも大活躍!


手話同時通訳も。


盲導犬&ユーザーさんも参加。



午前中には
㈱チックトラベルセンター 松本氏による、
「バリアフリー観光の国内マーケット」報告


そして午後からのパネルディスカッションでは、
我がセンターの理事長 中村元がコーディネーターとなり、
ゆにふりみやぎ 伊藤理事長
ふくしまバリアフリーツアーセンター 渡邊理事長
観光庁 観光産業課 松場圭一氏が
「バリアフリー観光で東北の観光資源を活かす」をテーマに話し合われました。


北海道旭川からは
カムイ大雪バリアフリーツアーセンターの五十嵐センター長の事業報告。
雪国ならではのアクティビティを紹介。



フォーラム前日は、仙台でも珍しいぐらいの大雪で、
セントレアから飛行機で向った我々スタッフも、到着が大幅に遅れるなどのアクシデントもありました。

しかし、あれだけ被害の大きかった仙台空港も、完璧に整備されていてびっくり。

仙台市内も震災の名残を示すようなものはほとんど無く、夜の街も大変賑やかでしたが、
そこにいる我々の気持ちは確実に違います。
身の引き締まる思いでした。

復興は本当にこれからの東北。
その道のりは大変長いものになりますが、
みんなが心を1つにして、一歩一歩前進していきたい!と強く感じたフォーラムでした。