一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
いよいよ新年度、春たけなわですが新型コロナの猛威が留まるところを知りません。
政府は一部地域への緊急事態宣言発出を考えているようです。
外に出るのがなかなか難しい状況になってきつつあるなかで、
何とか楽しめないかなぁと思うところです。
と、いつぞや朝の情報番組の料理コーナーに出ていた
陳建一さんが中華料理を作っていた。
なるほど、外に出なくても朝昼晩の食事で
旅ができるじゃないか面白いと膝をうちました。
「国民食」と言われて久しいラーメンやカレーも元々は外国由来の料理です。
今やネット検索すればレシピはよりどりみどり、通販に目を転ずれば
これまた全国各地のお取り寄せグルメの数々。もちろん食事のすべてを
それらでまかなうわけにはいきませんが、たまに食べれば
気分も明るくなるでしょうか?
瀬戸口です。みなさんお元気でしょうか?私は先週インフルエンザでお休みを
いただいておりました。今日の話題は、広島駅ビルアッセ閉館と駅ビルの
建て替えについてです。
長年、広島の玄関口を果たしてきた駅ビルアッセですが3月末で閉館し
春から建て替え工事が始まります。 新駅ビルは2025年春開業予定で
路面電車乗り場が2Fに移動する予定で、在来線・新幹線との乗り継ぎがスムーズに
なりそうですね。このほか、商業棟にはショッピングセンターをはじめ、ホテル
映画館などが入る予定です。
バリアフリー面で言えば、これまでの距離が長くわかりにくい南北地下通路や
屋外に出る必要があり、やはり距離の遠かった路面電車乗り場が集約されるのは
大きな前進です。
なお、工事の進捗に伴い構内通路、タクシー・バス乗り場等の位置変更が
予定されています。折に触れ状況をお伝えできたらと思います。
建て替え工事についてこちらをご覧ください(JR西日本のサイトが開きます)
https://www.westjr.co.jp/press/article/2020/03/page_15769.html
こんにちは。瀬戸口です。今日の話題は
国土交通省、新幹線の新たなバリアフリー対策について(中間とりまとめ)発表
夏のオリパラをにらみ、新幹線のバリアフリー対策を見直すために
当事者団体を含めて検討してきたものを中間とりまとめとして発表しました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo07_hh_000175.html
そのポイントは
○車椅子利用可能なスペースを一般客室内に設けることを目指す
ー大型車椅子での利用やグループ利用が可能であること
ー介助者や同伴者席を近くに配置すること
ー客室内通路に車椅子がはみ出さない広さを確保すること
○車椅子対応席のWeb予約を可能とすること
ー車椅子利用者の当日予約を可能とし、一般開放しない
○当事者参加の下、実車を用いた車内レイアウト等の検討を行う
私も検討会の議事概要や資料を読みました。車椅子利用者の1人として
バリアフリー化の進展は喜ばしく思います。
一方で、経営・営業的側面からの検討が少ないことは気にかかります。
海外の高速鉄道のバリアフリー面での優位性が言われますが、
1編成の定員は新幹線で1323名。独ICEで858名(どちらも16両)
フランスTGVは20両編成で定員750名
ダイヤの点でいっても、最速のぞみ号は停車時間約1分。
同一形式大量運用で極限まで運行効率を高めることで成り立っている
新幹線を他の高速鉄道と同列に論じることができるのか疑問を感じる部分が
あります。
さらに車椅子対応席を一般開放しない場合には、事業者としては
空席のまま抱えるリスクもあります。
鉄道事業は公共インフラではありますが、
運営主体が公営であれ民営であれ、慈善事業ではありません。
当事者・事業者双方がどのように考えているのか、
今後の検討会で明らかにしていただきたいところです
バリアフリー化推進と高頻度・大量輸送は両立するのか。
あるいは、場合によっては輸送力・密度の減少を受け入れるのか。
サービス提供価格にも影響があるでしょう。
これまでの運行体系のなかで、あまりバリアフリーが顧みられていない
というのはあるとしても、新幹線に関する検討会であれば、
バリアフリーそれ自体のみならず、広く交通体系や経営を踏まえた
上での議論をのぞみたいところです
お久しぶりです。瀬戸口です。寒いですね、皆さん体調はいかがでしょうか?
昨年末より、世界で拡がりをみせるコロナウィルス感染症。様々な分野で影響が
出ていますね。
新型ウィルスということで、対処に時間がかかっており感染の拡大が
懸念されていますが、私たち一般の人々にできることは限られているのも事実です。
感染症対策の基本は
●病原体をつけない
●病原体を増やさない
●病原体をやっつける
ということで、接触の可能性を減らすために「不要不急の外出は控えてください」
というアナウンスメントがなされる場合があります。
気になるのは、「不要不急」と「ひかえて」くださいの部分。
不要不急とはだれにとって、いかなる理由においてそうなのかが
はっきりしません。 さらに「ひかえて」も字義通りに受け取れば
「頻度を減ずる」ということであり、明確な「禁止」ではありません。
感染症対策の面からすれば、不要不急か否かによらず活動を継続する限り
感染リスクをゼロにはできません。「業務である」といえば、何とはなしに
「不要不急ではない」という申し訳が立ってしまうのが日本です。
つとに思うのは、現在の日本には「非常事態」という概念がないのではないか
ということです。これは単に活動を制限するということではなく、社会全体の
モードを「非常時対応」に切り替え、ダメージを最小限に食い止める為の
活動に集中するということです。
地震で鉄道が運休したために、夕焼けの中歩いて帰宅するひとが沢山いた
大阪北部地震。台風通過後、復旧を待つ人が行列を作った東京の鉄道。
「不要不急の外出を控えて」という呼びかけの中の満員電車。
感染者が出たら慌てて、泥縄式に出勤停止。
非常時には平時と同じような業務遂行はできないにも関わらず
平時と同じく這ってでも仕事に向かう日本人。
そろそろ本気で考え直した方がよさそうです
こんにちは、瀬戸口です。今日の話題はJRが今年5月から・京都・大阪〜出雲市間で
運転を始める予定のWEST EXPRESS銀河について。夜行列車の退潮著しい昨今、
久々の夜行特急運行となるようです。沿線各地を宇宙に煌めく星々になぞらえ、
「銀河」鉄道の夜とは夢も膨らみます。
使用される車両は117系瑠璃紺色の専用車。
1.6号車はグリーン車(6号車は個室)
2号車は女性専用
3号車は家族旅行にぴったり「ファミリーキャビン」・普通車指定席
4号車はみんなでワイワイ、夜でも明るいフリースペース
5号車は車椅子対応、寝台料金不要の「クシェット」
と旅のカタチにあわせて選べる座席タイプ
特急料金・グリーン料金は現行のまま、ということで
何だかおもしろそうです。
https://www.jr-odekake.net/railroad/westexginga/
と、ここからは単なる瀬戸口の独断と偏見なのですが、
最近、広島地区でも混雑日にはビジネスホテル・シングル1泊2万円を超える
場合がでてきています。そして駅に行けば夜行高速バスが次々と発車しています。
であれば、寝台料金不要の簡易寝台で都市間連絡急行を走らせてもよいのでは
ないかと思ったりしています。
個人的には、バリアフリーの観点からの利点もありそうと考えます。
コンテナハウス、というものもあるぐらいですから個室に改造して
貨客混載で牽いてみるなんて面白いかもしれません。
まあ、それは冗談としても昨今の宿泊料金の高騰と、ホテル不足の解決には
夜行列車の復活も一案ではないか、とおもっています。