一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
こんにちは、瀬戸口です。梅雨明け以来、毎日30度を超える日が続く呉市です。
今日は大和ミュージアムに「日本海軍と航空母艦」展を観に行ってきました。
大和ミュージアムウェブサイト
https://yamato-museum.com/
航空母艦は、航空機の発着や整備のための設備を持ち、搭載する戦闘機や爆撃機を主な攻撃力と
する軍艦です。
第二次世界大戦に至るまで、日本は数多くの
航空母艦を保有し、その活動範囲は
凍てつく北の海から、赤道の南までおよびました。また、世界初の航空母艦を中心とした艦隊の
編成など運用でも世界をリードする国の
ひとつでした。
この企画展では、図面や書籍をはじめ、
映像資料や模型など様々な資料をもとに、
わが国を取りまいていた当時の国際情勢や、
各種の制約の中で各々精一杯仕事に
取り組んでいた技術者や乗組員の様子が
紹介されています。
取り上げられている資料を見るにつけ、厳しい
状況の中で、複製品を含めて貴重な資料を
遺し伝えて下さった先人の努力を思わずには
いられません。
大和ミュージアムだからこその、
そして皆さんにご覧いただきたい企画展です。
おはようございます。瀬戸口です。梅雨もまもなく終わるんでしょうか?
強い雨が降ったり、夏のような暑さになったり、天気の変化が
目まぐるしいですね。
ただ、高齢の方や障害のある方にとっては、外出時に難儀することも
多い時期です。
ということで、今回は雨の日のお出かけと安全がテーマです。
こういう時、お天気と交通情報が気になる方は多いでしょう。
最近は、スマホひとつで様々な情報が手に入るので非常に便利です。
天気予報でも「気象庁」をはじめ、「ウェザーニューズ」や「Yahoo!」など、
いろいろあります。
また、交通情報も各運行会社や道路管理者が提供する情報のほか、
「ナビタイム」や「ジョルダン」など、こちらもいろいろです。
ところで、こういうサービスで提供される情報は、天気や交通情報について
ある程度の見通しを示してくれますが、どのような行動を取るかを
決めてはくれません。お天気が悪くなりそう、ということは教えてくれても、
出かけるべきかどうかまでは教えてくれません。
電車が運転を見合わせていることを教えてくれても、
どうやって家に帰るかまでは教えてくれないのです。
天候の悪化が見込まれるのであれば、外出を取りやめるというのも一案です。
けれども、場合によっては雨が降ろうと槍が降ろうと外出しなければならない
こともあるでしょう。そういう場合は交通費を多めに用意したり、
すでに外出している場合は、当座の滞在場所を確保するなどの対策が必要です。
また悪天候で交通機関の遅延・運休が見込まれる場合、
ビジネスホテル等もお部屋が埋まりやすいですから、こまめに情報を
チェックしましょう。
悪天候に伴い、交通機関の大幅な遅延・運休が予想される場合は
旅行を取りやめた場合に、無手数料でのチケット・切符類の払い戻し対応が
可能になることもありますので、切符・チケットを発行した運行会社の
ホームページを確認しましょう。
●用件の重要度がどの程度なら天気が多少悪くても外出するのか?
●雨がどの程度降ったら、外出をとりやめるのか?
●外出先で天候が変わったらどうするか?
●条件同士の優先順位は?自分にとって大事なことは何ですか?
こまめに最新の天候情報や交通情報を手に入れるとともに、
自分なりの判断基準を持っておきましょう。
大事なのはケガをせず無事に帰ってくる事です。
2018年の西日本豪雨災害で被災した呉市の天応小・中学校。
2023年の4月には小学校の敷地に新校舎が落成。小中一貫の天応学園が開校。
「防災×まちづくり」教育に力を入れる中で、生徒たちが地域の災害リスクを学ぶ
取組が、地元ニュースにも取り上げられた、とブログをご覧の方から
情報提供を頂きました。
防災×まちづくり 豪雨被災地の生徒が地域の災害リスク学ぶ 12人犠牲の広島・呉市 天応地区 | IRAW by RCC
今回このニュースの中で、当ブログとして注目したのは、
校舎には、地域の声も活かし避難所としても使えるよう
シャワールームやバリアフリートイレも設置されたという点です。
2018年の豪雨災害から5年たつんですね。あの豪雨災害では、
各地で冠水や土砂災害、家屋の被害も相次ぎました。
長期間、避難所で過ごさざるを得なかった方も多くいらっしゃいました。
呉市に限らず、災害が発生する度に課題となってきたのが、避難所の環境です。
●入口・通路などの段差
●空調のきかない、あるいはそもそもない部屋
●高齢者・女性・障害のあるひとに使いづらいトイレなど
避難所としての利用も想定したうえで設備がととのえられたのは、
ありがたいことですね。新築ということもあり、取り入れやすいのはあった
と思います。地域の主要な公共施設として、学校に避難所としての機能を
持たせるのは一案でしょう。
一方で、毎年全国で何かしら災害が起こる昨今にあって
本来は教育施設として設けられ、そこで大勢が寝起きすることを
考えてない施設を、受け入れ機能も不充分なまま「避難所」として指定する
やり方は一考の余地があるのではないかとも思います。
本日も呉は雨です。全国的にも大雨への警戒が呼びかけられています。
皆様もお気をつけてお過ごしください。
さて、これまで2回にわたって、「時刻表」の読み方をとりあげてきました。
駅に設置されている「駅時刻表」では、現在いる駅の発車時刻がわかりました。
ネット検索では、乗りたい電車ごとの発着時刻や運賃がすぐにわかります。
今回取り上げるのは「列車時刻表」です。
小さいものであれば路線ごと、大きなものとなれば全国津々浦々の
電車の時間がわかる優れものです。
有名なところでは「JR時刻表」、「JTB時刻表」をご存知の方も多いでしょう。
時刻表をめくるだけで居ながらにして全国を旅するマスターのような方も
いらっしゃいますが、当ブログでは、毎日の暮らしで役立つ、基本の使い方を
ご案内します。
ここでは、JRおでかけネットの時刻表、大阪-京都間を例に見ていきましょう。
「おでかけネット」で、検索結果の表示画面の「区間時刻表」をクリックすると、
指定区間の列車時刻表を確認することができます。
大阪-京都間は、普通・快速・特急等様々な電車が運転されており
後から出た電車が先発列車を追い越すこともあります。
この記事には3枚の写真を付けています。
●大阪駅の発車時刻(一部)
●普通・快速・新快速の時刻表(一部)
●大阪-京都間の時刻表(一部)
列車時刻表では、縦の軸に駅名、横の軸に列車番号、電車名や種別が
入っています。
駅名は上から始発駅寄り、下に行くほど終点寄りです。
駅名と電車名が交差する欄に書かれている数字が発着時刻です。
駅ごとの発着時刻は左から右、ひとつひとつの電車の時刻は上から下に
たどっていきます。
例えば、1枚目の写真、普通電車(130C)の大阪発車は08:49です。
2枚目の写真、時刻を表す数字が記入されている駅は停車駅、
カタカナのレのような記号が書かれた駅は通過駅です。
通過駅での乗り降りはできません。
快速(5726T)は新大阪を出た後、茨木まで停まりません。
3枚目の写真、赤文字で記載されている、大阪09:00発の1006Mは
関西空港特急「はるか」で、利用するには乗車券のほかに特急券が必要です。
大阪09:02発(526C)の普通電車、高槻発の欄に=のような記号があるのは、
高槻駅が終点であることを表しています。
せっかくなので、大阪から京都まで行ってみましょう。
どの電車に乗ってもよいのですが、例えば赤い四角で囲んだ
大阪08:49発(130C)の普通電車は京都09:39着です。
よく見ると後から出る大阪08:56発(3426M)の新快速の方が、
より早く京都に着くことができます。(京都09:25)(橙色の囲み)
さらに言えば、普通電車よりおよそ15分後に出る大阪09:06発(3428M)の
新快速に乗っても09:38には京都に着けます。(黒丸で囲んだもの)
新快速は途中駅を通過して快速電車や普通電車を追い抜いているのです。
速さでいえば新幹線が一番でしょうが、新快速も速い上に運賃だけで乗れるのは
とっても便利です。
どの電車が速いのか、乗り継げる電車はどれか?目的地にいつ着くのか?
これだけのことがパッと見てわかるのが「列車時刻表」の強みです。
また、今回は料金不要の普通電車を中心にご紹介しましたが、
普通電車から特急・新幹線への乗り継ぎを伴う長距離旅行の
切符を買う時にも便利です
これまでご紹介した
「駅時刻表」は駅での発車時間を知りたい時や近距離向け
「ネット検索」は発着駅と発着時間がある程度わかっている場合
「 列車時刻表」は乗り継ぎがある場合や長距離旅行向き
ということで、時刻表は道具ですから、使ってナンボです。
時刻表を味方につけて、おでかけエリアをもっと広く
毎日をもっと便利にしましょう。
おはようございます。瀬戸口です。時刻表を取り上げています。
前回は駅の壁などに掲示してある「駅時刻表」がテーマでした。
駅時刻表は
●現在いる駅からの発車時刻
●電車の最終目的地
を知ることができます、というお話でした。
では、
●電車の終点より前の駅で降りたい時
●降りたい駅にいつ着くのか
を知りたい時はどうすればよいのでしょうか?
そのようなときは、スマホやパソコンで鉄道会社のWebにアクセスするか
乗り換え検索アプリを使うと、乗車駅〜降車駅間の
発着時刻
運賃
所要時間
などがわかります。
当ブログをご覧の皆さまには毎度お馴染み、「JRおでかけネット」で
検索してみます。例として、おでかけネットを表示して、
パソコンの方は画面左上、スマホの方は画面真ん中の
出発駅に「呉」
到着駅に「矢野」と入れてみます。矢野駅は呉と広島の途中にある駅です。
引き続き日時を選択する画面が出ます。5/17の09:00出発としてみます。
電車の時刻表は24時間表示です。午後9時であれば、21:00となります。
表示された検索結果を見てみましょう。9時台に呉駅を出発する電車が
順番に表示されています。第1経路を見てみると、
所要時間27分、運賃は330円(大人1人)、
呉駅09:07発
矢野駅09:34着となっており、これが最速、かつ最も運賃が安い組み合わせです。
第2、第3経路をみると運賃と営業キロ(距離)は同じですが、
所要時間が異なります。これは途中駅での停車時間が異なることによるものです。
ちなみに呉線は、上下線で1本の線路を共有する「単線」構造なので、
基本的には先に出発した電車が、先に目的地に到着する時刻表になっています。
利用者としてはわかりやすくてよいですね。
一方、上下線で線路が分かれている「複線」で電車同士の追い抜きがある場合は
後から出発した電車が先発の電車より早く目的地に着くことがあります。
こういう時に役立つのが、電車ごとの発着時刻が掲載されている
「列車時刻表」です。