松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

玉造温泉近くのいずもまがたまの里伝承館でまがたまに挑戦!!

2017年12月18日 14:55   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。松江市玉造の「いずもまがたまの里伝承館」でめのう細工でまがたま作りに挑戦しました。玉造といえばまず温泉をイメージする方が多いですが、実は「まがたま「は、古代神代の時代より珍重され、天皇家に献上したほどの宝物を造る郷で「玉造」の地名の由来となったのは皆さんご存じでしたでしょうか?!
宝物を細工してお持ち帰り出来ると聞いてワクワクして伝承館へと向かいました。
まずは、玄関を入ると馬鹿でかいピンクのめのうがお出迎えしてくれました。触ると「幸せになる。」と言われたので触りまくって奥へと進みます。弱視の渡しには直接触れるものが一番ですね。
いよいよ、続く部屋の「めのう細工実演工房」に入室です。
これから自分たちも制作するのかとおもったら、不安と期待とが入り混じってドキドキです。作業台に座って、カッポオギを頭からかぶり戦闘開始です。作業台には白色とピンク色のゴツゴツした感じのめのうと既にまがたまの形状のものとの2種類が用意されていました。指導の方からどの原石を選択するのかと聞かれ私はゴツゴツした方の白色にしました。細工はサンドペーパーが2種類とヤスリの小さいものとが用意されていました。出来上がりまでの時間を聞くと約45分かかるとの事です。玄関で触った堅い鉱物を想像していた私は、感触が柔らかめでしたので納得です。まがたまの形にはシッポの先が細くなっている大和型と先まで同じ太さの出雲型があると言われましたので、私は出雲型を目指す事にしました。まずは、粗めのサンドペーパーでゴシゴシと力を入れて磨き始めました。全体的に磨かないとおかしな形になるので指で確認しながらの作業です。めのうは柔らかいので割と簡単にここまでは出来ました。少し小さい目のサンドペーパーに替えてまた、磨きます。磨いて出ためのうの粉も箱の中に溜まってきました。ヤスリで窪んだところも丁寧に磨き、ほぼいい形に加工出来ました。これから、仕上げに入ります。今度は、更に細かい目のサンドペーパーで水の中で磨きます。表面に付着していた粉が取れて少し輝きが出て来ました。ここで、講師の先生に仕上がり具合を見てもらいました。細かい部分の指摘を受けて磨き続けます。磨いているうちに、形状が出雲型から大和型になって来ました。2度、3度と先生のチェックを受けて、やっと合格です。仕上げにはグリスを塗るとの事で、少し布に付けてもらい、まがたまにこすり込むと光沢が出て来ました。まがたまの本体の完成です。めのう細工は思ったより作業は容易でした。まがたまに紐を通して、ビーズを入れてオリジナルのネックレスが出来ました。最後に先生から修了証をいただきました。番号は17万台でした。私たち視覚に障害のある者にとっては、触角で徐々に形状が微妙に変化していく様が手にとるように感じられ、大満足のめのう細工の体験でした。是非、視覚障害の仲間にも体験してもらいたいと思います。



正月三が日に掃除をしてはいけません!などの縁起担ぎを信じますか?

2017年12月18日 14:44   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。今年は12月早々から気象庁の予測通り、厳冬のようですね。何でも、黒潮が蛇行しているとか?
最低気温も0℃を少し上回る程度の寒風が吹く松江市です。寒さのせいか玉造温泉への宿泊客も多いとか!?
さて、昔から日本人の暮らしに息づく、しては良い事、悪い事が数多く存在していますね。「正月、三が日にやってはいけないこと」が意外と多いのはご存知ですか?
掃除、煮炊き、ケンカなどなど。縁起をかついで、やらない方がいいとされている風習があるのです。
1日(元旦)は家族そろってお屠蘇やお雑煮、おせち料理でお祝いをします。最近は少しずつ変わってきてはいますが、三が日の間に、初詣や書初め、お年玉を贈るなど、お正月ならではの特別な行事が執り行われます。
これからが本題です。三が日にしてはいけない、6つのタブー(縁起が悪いこと)諸説ありますが、今回は代表的な6つをご紹介したいと思います。
1:掃除をしてはいけない水仕事全般がタブー
お正月には、歳神(としがみ)様という神様が、福を持って家に尋ねてきてくれます。それなのに掃除をして追い払うなんて、もってのほか! 福を払いのけてはいけませんね。同じ意味で、キッチン、バス、トイレの掃除、そして洗濯も神様を水で洗い流すことになるので、縁起が悪いのです。水仕事全般がタブーにあたります。
掃除のような根拠はありませんが、「元旦にお布団を干してはいけない」、昔ながらの風習も残っています。年の初めには歳神様が来られるので、忙しく家事などせず、ゆっくり休んでお出迎えしなさいということなのでしょう。

2:刃物を使ってはいけないこの理由にも、いくつか説があります。
「三が日に刃物など使わなければ、この1年を無事に健康で過ごせる(もし切ったりして怪我をしては大変!)」、「包丁で切ることは、縁を切ることにつながってしまう
」、「三が日の間は包丁も使わないで休ませてあげる」など。
三が日は、お雑煮、おせち料理と前もって作り置きしたものをいただき、台所仕事をせずにゆっくり休むようにとも考えられますね。
住む地域によっては、自分の身体の一部である爪も切ってしまっては、家族との縁も
切れてしまうと言うジンクスもあるそうです。

3:火を使う煮焚きをしてはいけない火の神としてまつられる「荒神」を怒らせないように煮焚きはNG
煮焚きすると必ず灰汁(あく)が出ます。この「灰汁(あく)を出す」が「悪く(あく)を出す」の意味につながってます。
かまどなど、火を使うところには、火の神としてまつられる「荒神(家の中心にあって家人を守護する)」がおられます。正月早々に火を使うと、その「荒神」は怒って
しまいます。
せめて三が日ぐらいは、火を使わずに、「荒神」を休ませてあげるための風習だと言われています。4:四足(よつあし)歩行の動物の肉を食べてはいけない
四足とは、漢字の通り、4本の足を持って歩く動物。「豚」「牛」「馬」が代表的ですね。仏教の教えから来ている(殺生禁止)、天武天皇が僧侶の肉食禁止令を出した、
など、理由はいろいろ考えられます。一昔前のおせち料理では、当然肉を入れるのは避けられていました。
地域によっては、「豚」「牛」を食べない風習が残っているようですが、現在は気に
せずに食べている場合が多いです。神経質になりすぎるのもよくありませんが、二本足の「鶏」は例外ですから、気にされる方は鶏肉を食べてください。

5:ケンカをしてはならない皆が新しい年を良い年にしたいと願うのが年の初めです。実際ケンカをしたところでその年が最悪の年になるとは限りませんが、1年の運勢が決まる大事な時に争いなど
して、悪い運気を植え付けたくないという考えから生まれた、縁起かつぎとも言えます。

6:お金を使ってはいけないせめて元旦は、お賽銭くらいに留めておくのがよいでしょうこれは住む地域に残る風習などによって、変わってきます。「年の初めにお金を使い
すぎると、その1年はお金が貯まらない」のだそうです。ですが、神様に手向ける初詣でのお賽銭は大丈夫だと言われています。
大事なのは、この1年浪費せず、お金の使い方を考え、先を見据えてしっかり計画するようにと深く心に戒めること。2日からは早速初売りセールが始まるご時世ですが
、少なくとも元旦は初詣のお賽銭までに留めておくのが無難でしょう。
私はすべて、聞いたことがありますが、現代ではどうでしょうか?せめて元日くらいは守ってみようと思いますが、皆さんはどうしますか?



静岡・仙台の方 出雲が近くなります!!

2017年12月15日 17:51   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。日本列島は今冬最大の寒波で松江市でも積雪は1cmでしたが気温が低く北西の風が強く吹き付け体感温度はマイナスです。
師走に入り、そろそろ、大掃除を少しずつでも始めようかと思っている方もいらっしゃるのではないかと思います。大掃除を始めるのには、12月13日が最も吉日だと言われています。大きな神社や松江城などではこの日にすす払いがありました。まだ半月あると思っていても何かとせわしなくなって月末になってしまいますよね。
さて、今回は、出雲と静岡・仙台が近くなるという話題です。なにも国引きをする訳ではありませんよ。
それは、出雲空港に新たな路線が開設します。FDA・フジドリームエアラインズは11日、来年春以降、出雲と静岡・仙台それぞれを結ぶ路線を新たに設けると発表しました。FDAによりますと、出雲・静岡便は1日1往復で、来年3月25日の運航開始を予定しています。また、出雲・仙台便も1日1往復で、こちらは3月のダイヤ改正以降運航できるよう、調整しているという事です。去年から2往復となった出雲・名古屋便は今年度、11月までの搭乗者数が5万8342人、搭乗率は72・3%と好調で、FDAは、地方路線を拡大できるチャンスと見て、今回の就航に踏み切りました。詳しい運賃やダイヤについては、今後発表する予定です。
航空機の直行便があれば、私たち、視覚障がい者にとっても乗換や移動時間が短縮出来て嬉しい限りです。開設された路線がなくならないように、利用をお願いします。盲導犬ユーザーは静岡や仙台は訓練センターもあって、特に近くなる事を喜んでいます。
来年が楽しみになってきました。



出雲大社参拝の豆知識(その2)

2017年11月10日 15:48   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。前回の続きですが、最も大事な事を書き忘れていました。
 出雲大社での参拝の作法はみなさん、ご存じですよね。一般的には「2礼2拍手1礼」ですが、出雲大社の正式な参拝作法は「2礼4拍手1礼」となります。ご本殿以外のご社殿をお参りの際にも、この作法にてご参拝下さい。 4拍手をする理由ですが、当社で最も大きな祭典は5月14日の例祭(勅祭)で、この時には8拍手をいたします。数字の「8」は古くより無限の数を意味する数字で、8拍手は神様に対し限りない拍手をもってお讃えする作法です。ただし、8拍手は年に1度の例祭(勅祭)の時のみの作法としています。平素、日常的には半分の4拍手で神様をお讃えする4拍手の作法としていますが、お祈りお讃えするお心に差はありません。
 車椅子の貸し出しはありますか?
車椅子の無料貸出しを行なっておりますのでお申し出下さい。
貸出し場所: 出雲大社社務所
貸出し時間: 午前8時30分~午後4時30分
※ 利用範囲は出雲大社境内のみとなります。当然ですよね。
 ペット同伴での参拝は可能ですか?
神社の境内は、神様をお祀り申し上げ祭祀が執り行われる神域であるとともに、ご参拝の皆さまに清々しくお参りいただく聖地です。 飼い主の方の責任のもと、他の参拝者にご迷惑をお掛けすることがないよう、十分に留意してご参拝下さい。
尚、瑞垣内、御祈願のおまつりを奉仕します拝殿・神楽殿や、宝物殿などの建物内へのペット同伴での参入はお断りいたしています。
私も盲導犬同伴で参拝しましたが、鳥居をくぐる前に、しっかりと排泄は済ませておきましょう。
 出雲大社には宮司さんが何人いるのですか?
出雲大社には宮司以下多くの神職が奉仕しておりますが、宮司は1人です。これは他の神社でも変わりません。
よく境内を歩いている神職はすべて「宮司」と勘違いをされている方がいますが、これは誤りです。宮司とは神社を総括する唯一の代表者です。出雲大社では宮司以下に、権宮司、禰宜、権禰宜、主典、出仕という神職身分で奉仕しています。この内、日常に拝殿・神楽殿での家内安全・縁結びなどのご祈願のおまつり(団体神楽を含む)を奉仕しておりますのは禰宜、権禰宜、主典、出仕です。
私も沢山の方がいらっしゃるのだと思っていました。宮司さんはお一人なんですね。
 平成29年の神迎祭・神在祭はいつですか?
平成29年の神在祭の日程は下記の通りです。
・神迎祭          11月27日  午後7時 
・神在祭          11月28日  午前9時
・月始祭 臨時縁結大祭   12月 1日  午前10時
・神在祭、縁結大祭     12月 2日  午前10時
・甲子祭、臨時縁結大祭   12月 3日  午前10時
・神在祭、縁結大祭     12月 4日  午前10時
・神等去出祭        12月 4日  午後4時
上記、どうぞご参考にしてください。



出雲大社参拝にちなんだ豆知識(その1)

2017年11月10日 13:49   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。朝晩の気温差が大きくなり、松江の朝は、濃霧につつまれています。山間部の木々は徐々に染まってきています。
さて、今回は、出雲大社参拝の豆知識をちょっとだけお話しますのでご参考にしてください。
 出雲大社は正式にはどのように読むのかご存じでしたか?
一般的には「いづもたいしゃ」と言っていますが、正式には「いづもおおやしろ」です。
 次にお賽銭の金額は決まっているのでしょうか?
お賽銭を5円にすると「ご縁がある」とか、「二重にご縁があるように」と25円、「始終ご縁があるように」と45円、「これ以上の硬貨(こうか=効果)はない」と500円などと、ガイドの方がおもしろおかしく話を作って案内されるのを聞くことがあります。 これは、まったく根拠のないおもしろおかしくしようとの“ためにする”語呂合わせにすぎません。大切なのは神様に対して真摯な気持ちでお祈りをし、その気持ちをもって日々の生活を送ることです。祈りの心はお賽銭の金額によって、まして変な語呂合わせで左右されるものではありません。 
ちなみに私は、十分にご縁があるように「15円」にするのかと思っていました。
 注連縄にお賽銭を投げ、刺さると縁起が良いというのは本当ですか?
これについては、私も参拝のたびに挑戦していました。実際にしめ縄に硬貨がささっていましたし、相当に運がないとささりませんでした。
ところが、注連縄は神様がお鎮まりになる御神域を示し結界する神聖なものです。その神聖な注連縄にお賽銭を投げ入れるという行為は、神様に対して失礼にあたることです。従って縁起が良いことではありません。 だそうですので、柱の割れ目に硬貨を捻じ込んだりするのもNGですよね。
 銅鳥居を触りながら回ると金まわりが良くなるとの話は本当ですか?
参道を抜けると、緑青色に輝く銅鳥居があります。銅製の鳥居であるが故に、いつの頃からかこの銅鳥居を触りながら回ると「金まわりが良くなる」とガイドの方の案内を聞く事があります。これまた同様におもしろおかしく案内しようとする創作です。出雲大社に古からある信仰ではありません。 
以上のように、ガイドさんの言う事は全部が正解ではなさそうですね。みなさん、気をつけて参拝しましょう!