松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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大田市物部(もののべ)神社でも鎮魂祭と競馬の名馬が?!

2017年08月04日 10:48   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
島根県の中央部、大田市に鎮魂祭を行う神社があります。それは物部(もののべ)神社です。神社の存在は存じていましたがこの間、初めて参拝してきましたので少し紹介をします。
春日造りでは日本一の大きさであり、古来より文武両道、鎮魂、勝運の神として崇拝されている石見一宮です。
宮中でも行われる鎮魂祭を行うことで、石上神宮および彌彦神社と共に有名です。ただし宮中で行なわれる11月22日ではなく、11月24日の2日遅れに行われます。
祭神の宇摩志麻遅命が石見国に鶴に乗って降臨したとも伝えることから、当社の神紋は赤い太陽を背負った鶴の「日負鶴(ひおいづる)」となっています。この神社の狛犬?は鶴が2羽います。なんで鶴なのか参拝の時には不明でしたがこれで納得ですね。
また、御清めの水は山からの湧水で7月末の暑い中でも冷ややかでした。
それと、宇摩志麻遅命は大日本帝国海軍の戦艦石見の守護神とされ、神像が艦内に祀られていたそうです。この事からかは不明ですが戦前には旧日本軍が中国(昔は支那)に出兵の時に武運長久を祈願したそうです。
主祭神は、宇摩志麻遅命(ウマシマヂノミコト)は歴史の中でも有名な物部氏の祖先の神様です。
神武天皇に忠誠を尽くされたため、天皇から神剣「フツノミタマノツルギ」を賜りました。また、神武天皇御即位のとき、天皇のために国の発展と天皇の延命・長寿・子孫繁栄を祈願されました。
これが物部神社の特殊神事の鎮魂祭(みたましずめのまつり)の起源といわれています。    その後、物部の兵を率いて尾張・美濃・越国を平定し、さらに石見国に入り、現在の大田市川合周辺の賊を平定され、天神を祀り、安の国(安濃郡名の起源)とされました。
物部神社はウマシマヂノミコトの御神墓のある八百山の麓に建立された神社です。 お参りすれば、自らの功績により領土と地位を得た御祭神の勝負強さのパワーをいただけるとの事ですので、人生で「ここ一番」には是非、お参りした方がいいかもしれません。また、この神社では、遠くにお住まいの方用に実際に出向かなくてもお祓い」をしてくれるそうです。
さすがはイ石見一宮だけあって由緒があります。参拝前に少し調べて行けば良かったと残念な気がしています。
また名馬にシンボリルドルフという有名な馬がいます。競馬ファンでなくても聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。皐月賞、ダービー、菊花賞を含め7冠を取った馬です。そのオーナーの  和田共弘氏が大田市出身で競馬の世界では有名な方でした。    そんな和田氏は大田市にある物部神社の氏子という縁もあり、ルドルフの父親で  大種牡馬であるパーソロンの像を物部神社に奉納されています。
どうりで、勝負強かった訳ですね。私が参拝した時には本物の馬がやってきました。きっと何かの神事があったのでしょう。盲導犬のハウルも「ヒヒーン」の鳴き声にビックリしました。

○このスポットのご利益
鎮魂祈願、病気平癒、健康長寿、交通安全、社業繁栄、厄除け、勝負運アップです。
○所在地
島根県大田市川合町川合1545
○交通アクセス
JR西日本山陰本線大田市駅より、石見交通バス三瓶線・粕渕線にて川合バス停下車、徒歩1分。
○バリアフリー情報
・駐車場は広く、かなりの車でも駐車は可能。
・同乗内に多目的トイレあり。
・本殿までは石段が2か所あり参道は砂利敷き。
石見銀山・琴が浜の鳴り砂・三瓶さんなどと共に大田市の観光スポットですね。