一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
おはようございます、瀬戸口です。日差しの下では、春の訪れを感じられるように
なってきましたね。
さて、前回は有料道路料金の割引制度について取り上げました。
今回は在来線特急についておつたえします。
令和4年3月に「移動円滑化整備ガイドライン」が改訂され、
新幹線に続いて、在来線特急車両におけるバリアフリー化の新しい基準が
示されました。
新基準の策定に当たっては障害当事者の意見も取り入れられており、
列車で提供する座席数に応じて3〜6箇所以上の車椅子用スペースを
設けることとなりました。車椅子スペースは、座席への移乗、
車椅子に乗ったまま、ストレッチャータイプの利用など
様々な利用シーンを想定しています。
また、車椅子に乗ったままでも車窓を楽しめるよう
窓に面した場所にも、車椅子スペースを設置するよう定められています。
新基準に対応した車両の整備も各地で始まっており、
昨年7月にはJR東海でHC85系特急「ひだ」が登場。
今年7月には東武鉄道が浅草ー東武日光・鬼怒川温泉間に「スペーシアX」、
2024年には伯備線「やくも」の新型車両が運転を開始する予定だそうです。
地域と地域、あるいは地域と観光地を結ぶことの多い特急列車。
新基準対応車両の普及はこれからですが、利用しやすくなりそうですね
おはようございます、瀬戸口です。
今日の話題は、「高速道路の障害者割引を見直し。同乗やレンタカー、タクシーでも
割引可能に」
2/10、NEXCO各社、首都高速道路、阪神高速道路、本州四国連絡高速道路の各社が
「有料道路における障害者割引の見直しについて」を発表しました。
新制度の運用は令和5年3月27日(月)からです。
https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/r5/0210/
(西日本高速道路株式会社さんのお知らせです)
改正のポイントは2点あり、
1.割引対象の拡大
2.ETC利用者を対象とした、障害者割引のオンライン申請
これまでは、障害者本人または介護者が運転する、
あらかじめ車両登録番号(ナンバーです)を届け出た車でないと
有料道路での障害者割引を利用することができませんでした。
今度の改正では、上記の車に加えて、知人の車に同乗した場合や、
レンタカー、タクシー等、ナンバーを事前登録していない車両での
利用も割引対象に追加されます。
もうひとつは、割引制度の利用申請がオンラインでできるようになる点で、
現行制度では、市区町村に出向いて申請するようになっています。
高速道路会社がオンライン窓口を設けることによって、役所に行かずとも
割引申請ができるようになるそうです。ただし、当面は車両を事前登録した、
ETC利用者が対象になるようです。
なお有料道路における障害者割引の対象者は、
障害者本人が運転する場合は身体障害者手帳の交付を受けた方
介護者が運転する車に乗車する場合は、
身体障害者手帳または療育手帳の交付を受けた方のうち、
旅客鉄道会社旅客運賃減額第1種に同じ
となっていて、利用にあたっては事前に有料道路割引登録の申請が必要です。
割引制度の利用方法、改正内容について詳しくは各高速道路会社の
ホームページをご覧ください。