呉バリアフリーツアーセンター
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呉バリアフリーツアーセンターの活動状況や、呉市内の観光バリアフリー情報を掲載してきます。

【お出かけ情報】おもちゃ王国を遊び倒しました

2021年11月25日 14:07   呉バリアフリーツアーセンター
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さて、おもちゃ王国編の第2回です。到着がお昼だったこともあり
まずは、お昼ご飯にしました。

食事のできるお店は3種類、ご飯もの・麺類・スナック類があります。
晴れた日は屋外席も良さそうです。注文・配膳はセルフです。
私たちがお昼を食べたのは、「レストラン パクパク」
入口は急角度のスロープになっています。(おそらく元々階段だった)
車椅子の場合自力で上がるのは困難だと思います。

息子はお子様ランチ、 私と妻は岡山名物と聞くソースカツ丼にしました。
子ども用いすはアンパンマンが描いてありノリノリで座ってくれました。 
お子様ランチは完食。(お皿が)ピカピカ〜と満足顔です。

我が家的メインイベントの「こどもスタジオ(NHK)」、
「機関車トーマスSTEAMアドベンチャー」の
パビリオンは、館内もフラットで車椅子でも遊べます。
この2つのパビリオンは、入園料とは別料金です。

「機関車トーマスSTEAMアドベンチャー」は遊びながら
光の反射、テコの原理など科学や技術・数学やリベラルアーツを学ぼう
というプログラムで2歳の息子には少々早かったかもしれませんが、
トーマスと仲間達に会えて大満足の様子。年中以降と思われるお子さんたちも
たくさんいました。大好評のようで、来年2月までの会期延長が
決まったようです。

「こどもスタジオ」ではNHK Eテレでおなじみのガラピコぷ〜や
ワンワンに大興奮。他にもいろんなおもちゃが置いてあります。
ニコニコ歓声を上げながら遊ぶ息子をみると、
雨の中連れて行った甲斐もありました。(こども、なかなか帰りません 笑)
入場に当たって車椅子のタイヤをスタッフの方が拭いてくれます。
(靴を脱いで入ります)

この後、雨がおさまったので、機関車トーマスの豆汽車や、
空飛ぶ象さんにも乗り(息子・妻)、結局閉園時間まで遊び倒しました。
30-40代のお父さんには胸アツなミニ四駆のパビリオンもあります。

父さん(私)こそアトラクションには乗らなかったものの、
満足度は高かったです。スタッフさんも親切で、
これからも地域の遊園地として頑張ってほしいなぁ、と思います。



【おでかけ情報】おもちゃ王国(岡山)

2021年11月24日 14:02   呉バリアフリーツアーセンター
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こんにちは、瀬戸口です。寒いですねぇ。気がつけばもうすぐ12月。
時の流れが早く感じるのは歳のせいでしょうか(ボソッ)

今日はお出かけ情報として、岡山県玉野市にあるアミューズメントパーク
「おもちゃ王国」をご紹介します。

遊びの創造ランド おもちゃ王国 (omochaoukoku.co.jp)

「おもちゃ王国」は、おもちゃ・遊びをテーマにした
ファミリー向けアミューズメントパークで、
広島・呉からは自動車でおよそ片道3時間です。
我が家が行ったのは祝日前の月曜日、
天候がすこぶる悪かったにも関わらずそこそこの賑わいでした。

障害者手帳をお持ちの方及び介助者1名は、入口ゲートで手帳を提示すると
割引料金の適用を受けられます。(フリーパス含む)
今回は雨だったのでフリーパスは買いませんでした。

園内には、コースターやメリーゴーラウンドのようなアトラクションの他
様々なおもちゃであそべる「おもちゃパビリオン」があります。
施設面でいうと、パビリオンの入口やアトラクション乗場には段差があります。
お子さんが車椅子等の場合は、保護者、同行者の方による移乗になると思います。
大人の場合は、同行者の手を借りて、段の登り降りができるかどうかで
遊べるものが変わってくると思います。

次の記事では、遊びに行った様子や感想をお伝えしたいと思います。



「中間とりまとめ」から考える無人駅2

2021年11月17日 12:50   呉バリアフリーツアーセンター
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街路樹の銀杏並木に秋の深まりを感じます。瀬戸口です。

さて、「中間とりまとめから考える無人駅」の2回目です。

「無人駅」問題は、駅のスムーズな利用を妨げる「バリア」があるにも関わらず、
「無人」であるためサポートを得ることも困難で、利用を著しく制約される事が
問題となっているのです。

そこで「中間とりまとめ」の方向性として
●障害当事者への案内・情報提供のあり方
●駅の利用に関する事前連絡のあり方
●乗務員による乗降介助の実施
をポイントにして、障害の有無に関わらず無人駅でも、安心して利用できる環境を
整えようという事が書かれています。

誰でも安心して利用できる駅にしようという方向性はよいと思います。
一方で課題もあるように見えます。
ひとつはポイント三点目の乗務員による乗降介助に代表されるような
人的サポートの問題です。 

意見交換会では主に事業者から、乗務員は介助要員ではなく運転・保安要員で
介助を行う事による列車の遅れや安全の確保に懸念が示されていました。
障害当事者からは、すでに乗務員による介助を行なっている事例もあり
無人駅での有効な手段の一つであるとの意見が出されました。

これらの意見は、両者ともごもっともなのですが、
根本的に「人的介助を残すのか?」という課題には応えられていないところが
気になります。 
前回も述べましたが、「人の力で」サポートするからこそ、手配に時間が
かかったり、事前連絡が必要になったりするわけです。
人的なサポートをこれからも必要とするのであれば
それゆえに生じる時間や手間を許容するのか?しないのか?

その上で、人を動かすとなれば人件費がかかります。
であれば、人的介助を要さないバリアフリー化にはいくらかかるのか?
人的介助のための人件費はいくらかかるのか?
負担可能か否か?誰がどのように負担するか? 
そうした議論は欠かす事ができません。
 
その3に続きます。 



「中間とりまとめ」から考える無人駅1

2021年11月12日 09:38   呉バリアフリーツアーセンター
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ずいぶんと寒くなりました。さて、少々間が空きましたが、前回に引き続き
国交省より出た
「駅の無人化に伴う安全・円滑な駅利用に関する障害当事者・鉄道事業者
国土交通省の意見交換会の中間とりまとめ」から考えてみたいと思います。

「中間とりまとめ」の方向性として
●障害当事者への案内・情報提供のあり方
●駅の利用に関する事前連絡のあり方
●乗務員による乗降介助の実施
をポイントにして、障害の有無に関わらず無人駅でも、安心して利用できる環境を
整えようという事が書かれています。

https://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_fr2_000017.html

議論の経緯や中間とりまとめの中身は国交省のウェブをご覧いただくとして、
中間とりまとめを読んで、思うところを述べてみたいと思います。

これが「無人駅」の環境整備に向けた意見交換会ということを考えると、
無人化そのものの是非は一度脇に置くとして、
長期的には、障害者・高齢者・外国人等を含め、全ての利用者が
人的サポートを要さずに利用可能であることが望まれます。

「無人駅」問題は、駅のスムーズな利用を妨げる「バリア」があるにも関わらず、
「無人」であるためサポートを得ることも困難で、利用を著しく制約される事が
問題となっているのです。ことに、事前連絡と乗務員による介助はいずれも
人的サポートの必要性に起因することですから、「バリア」が解消されていれば、
事前連絡も乗務員による介助も不要になります。  

次回に続きます。