呉バリアフリーツアーセンター
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呉バリアフリーツアーセンターの活動状況や、呉市内の観光バリアフリー情報を掲載してきます。

車内販売の縮小に思う

2019年02月27日 17:33   呉バリアフリーツアーセンター
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皆さんこんにちは。瀬戸口です。日一日と伸びる昼間と暖かさに春を感じます。
そんななか、ちょっと衝撃のニュースが。

 消えゆく車内販売
https://www.fnn.jp/posts/00426780HDK

東日本の列車を中心に、車内販売が大幅に縮小される模様です。
2/20付け中国新聞天風録もこの話題に触れていて驚きました。
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=506539&comment_sub_id=0&category_id=143


思えば、300系のぞみの登場までは新幹線といえど時間がかかっていた。
食堂車は憧れだったものの、値段が高かった。そんなときにお世話になったのが
車内販売だった。 沿線の土産にお菓子、弁当。昔は弁当といえば幕内弁当だった。
それがいまや地域色豊かな弁当の数々。デパートやスーパーでの「駅弁大会」は
どこも大盛況。

昨今は、「モノ消費よりコト消費」ということで豪華クルーズトレインや
列車内でコース料理が食べられる「レストラン列車」が流行っています。
運賃の他に付加価値を上乗せでき、客単価も高いでしょうからそちらに
力ははいると思いますが、線路の軋みに身を委ね、移りゆく車窓の景色に
まどろみながら食べる車内販売の弁当や、いつまでたっても溶けずに降車駅を
迎える硬いアイスクリームも立派な「コト」の一部であり、無くすのは惜しく思います。 



呉水産まつりに2万人

2019年02月12日 12:13   呉バリアフリーツアーセンター
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みなさんこんにちは。瀬戸口です。誰が言ったか、寒い朝寝床の中で分かるほど
春は名のみの風の冷たさ。お元気ですか?
さて、昨日2/11は市役所横の中央公園でこの時期恒例の「呉水産まつり」が
開催されました。昨日のニュースでも取り上げられていましたが、
呉市は牡蛎の生産量10年連続日本一を誇る水産業の街でもあります。
会場には新鮮な海産物や魚介料理を提供する屋台が
所狭しと並びました。寒空の下、人出はなんと2万人。


瀬戸口も妻と出かけました。お昼ご飯にといろいろ買ったのですが
撮影する間もなく食べてしまったので写真はありません。
来年はぜひ皆さんも味わってください。
そしてご旅行の際は、ぜひ呉バリアフリーツアーセンターを
よろしくお願いします。



「使い勝手」は使ってこそわかる

2019年02月06日 16:18   呉バリアフリーツアーセンター
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こんにちは、瀬戸口です。2月というのに結構暖かい呉市です。
冬でも晴れて暖かいと車椅子での外出は楽なのでうれしい限りです。

さてきょうのテーマですが、建築物や交通機関など「バリアフリー」を謳う設備や
物が増えてきているものの、使い勝手は実際に使ってこそわかるというお話です。

先日、所用で広島に出かけました。電車を降りてトイレを探すとなかなか見つかりません。中央改札から看板の見えた北口方面に歩くと、改札外のトイレは駅ビルの中。
朝早かったからか入口が見つかりにくい。まだ薄暗い店内を看板に沿って歩くと、
トイレは建物の隅、入口には急角度のスロープがありました。はたしてこれを
「バリアフリー」と呼ぶべきなのか。 改めて点検の必要があるように思います

もう一つ、 使い勝手といえばトヨタ自動車の新世代タクシー
「JPN TAXI」について、車椅子での乗降性を良くするため、改良するとの
発表がありました。

https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/26431670.htmlpadid=ag001_tjptop_info_news_contents

人々の期待とともに2017年に登場したこのタクシー、
車椅子でも乗り降りがスムーズにできるのが特徴でしたが、
乗客・運転手双方からあがっていた、固定に時間がかかる、
側面乗降でスロープが使いづらい等の声に応えて
スロープ等の見直しがされるようです。

声があがったということは、それだけ利用した人がいる、ということであり
少なからず、外出希望者のお役に立ち、また外出に希望を
与えてくれてもいるということです。
障害のある人の外出は、まだまだ不便な点も多いですが、
本当の使い勝手は使ってこそわかる、ということで
これからも旅のお供に是非バリアフリーツアーセンターを
よろしくお願いします。 



外出で身体と心を健康に保つ

2019年01月16日 11:27   呉バリアフリーツアーセンター
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こんにちは。瀬戸口です。この時期にしては暖かい呉市です。
日も徐々に長くなり、新しい季節への期待も高まるこの頃です。

さて、タイトルに「外出で身体と心を健康に保つ」とつけました。
昨年7月の豪雨以来、いろいろあって我が家ではめっきり外出の機会が減りました。
「大きな災害もあったし、仕方のないこと」とも思ったのですが、
いま一度考えると、高齢者・障害者の外出にとっての課題を含んでいるように
おもいます。 
それというのも、大きな災害や家族の病気といった生活環境の変化があると、
高齢者や障害者など、支援を必要とする方の外出機会は失われやすく、
もとに戻りづらいのではないか、と思うのです 。

生活のニーズを満たすだけが外出ではありません。季節を感じたり、
人と出会ったり、身体と心の張りを保つためにも大事なものです。
出かけたいなと思ったら、ぜひバリアフリーツアーセンターにご相談ください。 



1/7 呉高専で「福祉工学」バリアフリー調査成果発表会が行われました

2019年01月08日 11:29   呉バリアフリーツアーセンター
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、今年最初の記事は1/7月曜日に呉工業高等専門学校専攻科で行われた
バリアフリー調査の成果発表会についての話題です。

呉バリアフリーツアーセンターとバリアフリー研究会では昨年来、
呉高専専攻科「福祉工学」の科目でゲスト講師として、学校構内の
バリアフリー調査の計画と実施に関わってきました。調査は受講生を
2つのグループに分けて昨年12/10に行われました。

昨日は調査結果を受けての発表会が開かれました。発表では調査した場所と
評価の基準や方法、課題と改善方法の提案について発表がありました。

調査の結果として、バリアフリー法施行以前の建築と思われる建物には
建物へのアクセスの段階からバリアがあり、内部の調査そのものができない場所が
あったほか、床の表面仕上げのように、明確な基準はないものの、利用者の利便性や安全性に関わる課題が浮かび上がりました。また、バリアフリー化のガイドラインを満たしているものの、使用感が芳しくない設備や、設備はあるものの、バリアフリー化ガイドラインへの適合が不十分なトイレや、通路に物を置く等、設計時に意図しない利用方法により充分な機能を発揮しないスロープ等の事例が報告されました。

12/3の講義の時にお伝えした「誰にとって、どんな時に、どんなことが」バリアに
なるのかを考えることの大切さを理解してもらえたものと思います。

改善案の提案では、床の張替えをしなくても、コート剤を塗るだけで、
費用を抑えながら滑りにくくするなど、実現可能なアイデアも出てきました。
また、調査にあたってガイドラインを実際に使ってみるうえで、改善の必要性に
気づいたり、あるいは明確に定められていないからこその柔軟性を体感
できていたように思います。

学校での学びを糧に、春からそれぞれの場所での活躍をお祈りいたします。

「福祉工学」受講生の皆さん・山岡・岩本両先生、お疲れさまでした。
そして大変お世話になりました。


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