呉バリアフリーツアーセンター
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呉バリアフリーツアーセンターの活動状況や、呉市内の観光バリアフリー情報を掲載してきます。

電車のドア開閉ボタンー誰にでもわかりやすい案内を

2022年02月06日 11:36   呉バリアフリーツアーセンター
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おはようございます、瀬戸口です。寒いですね。

今日の話題は、最近気になること、電車のドア開閉ボタンについてです。
停車時間の長い駅だと、今の時期は車内温度を保つために、電車のドアが
ボタンで開け閉めするようになっています。
車掌さんも「ドアの開け閉めは、ドア横のボタンをご利用ください」と
アナウンスしています。

電車に乗り込むときはドア横にボタンが1個ですが、
降りるときは「開」・「閉」と2個上下についています。
「開」には緑、「閉」には赤色のランプで縁取りがされています。
ボタンの設置場所も車両中央部のドアと車端部のドアでは異なるようです。

ボタンが2個あるのも、ランプで縁取りされているのも、
目が見えれば何でもないことですが、見えない人にとっては、
「ドア横のボタンをご利用ください」だけでは、案内が足りないように
思います。せめて「お降りの際は、ドア横「開ける」のボタンをご利用ください」
とすれば、開けるボタンがあることは伝わります。

理想的には、ドアの開閉をボタン1個で行うことと、ボタンの設置場所を
ドアの右または左にそろえた方が分かりやすいように思います。
開閉に合わせて、「開きます」「閉まります」と音声を流せば、
ボタン1個でも、戸挟み事故や転落は防げるでしょう。

何気ないことではありますが、誰にとっても安心して利用できる
鉄道であってほしいなと思います。



JR各社、優等列車で指定席化の流れ

2022年02月03日 16:01   呉バリアフリーツアーセンター
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こんにちは、瀬戸口です。今日の話題は、JR各社での指定席化の流れについてです。
春のダイヤ改正を前に、優等列車における自由席減少が各社から発表されています。

JR東日本管内では、
●22年春から山形新幹線が全車指定席化
●特急しおさい・わかしお・さざなみ、指定席拡大

JR西日本管内では
●サンダーバード・しらさぎ 指定席拡大
●くろしお・こうのとり・きのさき等の列車を全車指定席化

東日本管内のあずさ・かいじ・ときわ・ひたち等主要列車では
すでに自由席を廃止したり、「座席未指定券」を利用して、指定席の空席に
着席ができる列車があります。
※「未指定券」で空席を利用中に、その座席の指定券をもった乗客が来た際は
席を譲ります。

一般的には着席の保証と定員乗車(立ち席の廃止)による混雑緩和を目指した
サービスと理解されているようですが、 バリアフリーの観点からも
利用がしやすくなるように思います。 

バリアフリー化のためにはネット予約での事前座席指定を可能とし、
乗降介助申込に対応する等、指定券の発売方法の見直しは必要になるでしょうが
それでなくとも基本的には全ての乗客が乗車前に「指定券」を購入しますから、
鉄道のバリアフリーでつとに問題となる
「事前連絡」に伴う、他の乗客と異なる取扱いという
部分をある程度クリアできるように思います。

また事業者側も、列車の出発前に車椅子対応スペースを含めた
指定席の発売状況が分かれば、介助の手配もやりやすくなるでしょう。
一部の乗客を対象とした「事前連絡」ではなく、
運賃に応じた早期予約への誘導とすれば、レベニューマネジメントの点からも
利点があるのではないでしょうか?
あるいは、予約と利用の間に時間が確保できるとすれば、
列車の座席を着脱や折畳みとすることで、
乗車定員や輸送力を犠牲にすることなく、バリアフリーに対応することが
できるかもしれません。

※乗車定員や輸送力、輸送密度はすなわち、収益性につながります。
営利事業であれ、公費の投入であれ、費用が掛かりますから、
バリアフリー化がいかに重要であれ、重要であればこそ収益性を
おざなりにすることはできません。

折しも、国交省では新幹線に引き続き特急車両のバリアフリー化に向けた
議論が進んでいるところです。
指定席化の流れは、利用の在り方や、事業者のオペレーションを大きく変える
インパクトがあるだけに、今後の動向が注目されます。



ぼくのパパ

2022年01月30日 14:16   呉バリアフリーツアーセンター
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こんにちは、瀬戸口です。コロナ、おさまりませんね。

さて、このブログに何度か登場していますが、
私にはもうすぐ3歳の息子がいます。
最近はおしゃべりでのコミュニケーションが楽しくなってきました。
「パパ、起きて」
「ピーちて」(テレビつけて)
「いってらっしゃい」(いってきます)

そんな息子の近頃の楽しみは絵本です。毎月保育園から持って帰ってきます。
自然・動物・物語…絵本の題材は様々です。父と子のふれあいを意識してか、
お父さんが主人公の絵本もたまに入っています。そんなときは絵本をもって
私の所にやってきます。

『とうちゃんのちゃんぽんめん』ーとうちゃんがお昼にちゃんぽんめんを
作ってくれるお話です。ニンジン・キャベちゅ・パプリーカ(笑)
台所に立つ「とうちゃん」を指さしながら、「こぇ、パパ」と息子。

『おとうさんがねるときは』ー背高のっぽのお父さんは、寝るとき足が家から
はみ出てしまいます。足がはみ出た「お父さん」の眠る様子に、
「パパ、ねんねちてる」。ちなみに我が家のパパは夜更かしパパなので、
なかなかねんねしません(笑)。

絵本に出てくる「パパ」は大体立っています。

我が家の玄関には、もちろん車いすがあり、息子のあそび場のひとつです。
とはいえ、パパが車いすに乗ってるかどうかはたいして関係がないようです。
立ってるかどうかを気にするのは大人のほうなんだなぁ。



障害者の情報アクセシビリティ法案ー審議に期待

2022年01月06日 14:09   呉バリアフリーツアーセンター
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あけましておめでとうございます。瀬戸口です。年末年始いかがお過ごしでしたか?
足元で再び増加の兆しを見せるコロナ感染症が気になりますが、明るい良い年に
したいものです。 

今年最初の話題に何を取り上げようかといろいろ考えてみました。
一つ大注目は「情報アクセスのバリアフリー」を進めるための法律案が
今月開会予定の通常国会に議員立法で提出される意向、という報道です。

障害者の情報保障 新法の骨子案が判明ー福祉新聞

社会生活の様々な場面で情報を得たり、あるいは意思疎通を図ることを
人の権利として保障し、情報アクセスとコミュニケーションに関わる
バリアを除いていく環境整備をしようということです。

障害のある人々の場合、様々な理由から情報へのアクセスや
コミュニケーションに困難を抱えている方がいます。
文字の読み書きに困難を抱える方や音声の聞き取りに困難のある方
発声・発語に困難のある方などです。

例えば、役所からのお知らせや通知書などが手元に届いても
文書に書かれている内容が伝わらなければ、制度を利用する
機会を失ったり、その他社会生活上の不利益を受けることがあります。

あるいは、事件・事故・緊急事態の際に避難に関する情報を、
適切に得られなかった場合、命の危険につながります。

文書を出したから、放送を流したから、「やったこと」になるのではなく、
届ける相手に合わせたコミュニケーションが大事です。
ことバリアフリーに関しては、まだまだ温情めいた意見も聞かれますが
バリアフリーは、社会生活に必要不可欠なものです。

この法律案に関する情報が今ひとつ少ないところに、世の中の関心の低さを
思わずにはいられませんが、 活発な議論の上で、新しい時代が開かれることに
期待が持てますね。



【話題】JR西広島駅 改修なるー新駅舎、12/19より供用開始

2021年12月23日 14:17   呉バリアフリーツアーセンター
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こんにちは、瀬戸口です。今日の話題は、JR西広島駅の新駅舎の利用が開始された
というものです。JR西広島駅は広島市西部の代表的な駅です。
今回の改修によって、駅の南北を往来する自由通路が整備されるとともに
念願の、念願の、エレベーターが整備されました。

橋上の新しい西広島駅、誕生祝うー中国新聞 R3.12.18

整備前は、駅舎のある西向き広島駅からの到着・下車はスムーズにできるものの
東向き、広島駅へ向かうの列車に乗るためには、エレベーターがなかったので
車椅子利用だと駅員さんの誘導を受けて構内踏切を渡らなければなりませんでした。
そのため当駅近郊にお住まいの障害のある方々からも、改善を求める声が
早くからあがっていました。 ようやくだなぁ。(しみじみ)
よく行っていた頃、私は高校生でした。
今回の整備でお骨折りいただいた皆様ありがとうございます。