松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

神話の加賀の潜戸(くぐりど)で身も心も涼みませんか!!

2023年07月26日 10:00   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。
梅雨明け10日とはよく言ったもので、連日高温の続く松江市です。

連日の蒸し暑さと熱帯夜にまだこれからというのにもう根をあげそうです。
こんな時には涼を求めたくなりますね。
今回は、松江市内から30分ほどで行ける遊覧船ので風光明媚な海岸線を巡ったり、グラスボートで海底を覗いたり、
洞窟に入ったりする納涼旅の紹介です。
その場所は島根半島の北側にあります。
大山隠岐国立公園にも指定されていて、長年にわたり日本海の荒波により浸食された
ゴツゴツとした岩場の海岸線が続く絶景の複雑な地形のリアス式海岸です。
そこに、松江市島根町加賀地区があります。
特に紹介したいのは、「加賀の潜戸」です。
「潜り戸」とは「洞窟」のことです。
「潜戸鼻」と呼ばれる岬の先端には、海食作用によってできたミステリアスな洞窟が2つあるのです。
2つの洞窟のうち、岬の突端に位置するのが「新潜戸」です。
東・西・北の3方向に入口を持ち、長さ200mという広いトンネルです。
遊覧船が中に進むと鳥居が見えてきます。
実は、佐太大神(松江市鹿島町の祭神)がここでお生まれになったと『出雲国風土記』に記されており、
かつては加賀神社が鎮座する神域として深く信仰されていた場所だとか。
ゆえに「神潜戸」の別名もあり、長年の浸食でできた自然の造形美はまさに神秘的な異空間です。
最も神秘的故に神域なのかは今となっては不明ですが自然の長い営みには驚きます。
グラスボートから垣間見る澄んだ海中の美しさも手伝って、厳かな気分に浸れます。
陸寄りの洞窟「旧潜戸」は、遊覧船を降りて上陸することができます。
洞窟探検隊気分で、一歩足を踏み入れると背中に寒気がくるような気持ちになります。
そこに広がっていたのは、死んでしまった子どもの魂が集まる「賽(さい)の河原」なのです。
「仏潜戸」とも呼ばれ、幼くして先立った子どもたちへの思いや悲しみに満ちあふれた場所なのです。
幅約20m、奥行き約50mの洞窟内には、供養のために積まれた石の塔が至る所に立ち、
愛する子らに届けとばかりに衣服やおもちゃなどがお供えされています。
奥深くまでビッシリと石塔や供物が並ぶ薄暗い洞窟は、まるで“あの世とこの世の境目”のようです。
隣接しているにもかかわらず、全く違う雰囲気を持つ2つの洞窟。
遊歩道が整備されており近くまで行くことはできますが、外から見ているだけでは分からない、
中身の濃い約50分間のクルージングはイチオシです。

遊覧船などのお問い合わせは観光遊覧船が発着する「マリンプラザしまね」まで。
(観光情報や島根県の文化交流を提供するターミナルステーション)電話番号 0852-85-9111



まち歩きバリアフリー情報誌てくてく日和-山陰- 第43号(2023夏)が 完成しました!

2023年07月25日 10:46   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。
もう少しで梅雨明けしそうで、しない松江市です。

今回は鳥取県智頭町を特集し、全国的にも珍しいバリアフリー対応のセラピーロードで森林セラピー体験や、
参勤交代の宿場町であった「智頭宿」で、人との出会いと町の魅力を紹介しています。

情報誌は中国地方の道の駅や、山陰の観光案内所などにて無料配布しております。
見かけましたらぜひお手に取って、旅の参考にしてみてください。
印刷に便利なPDF版と、画面読み上げソフトでも読みやすいWord版を準備中です。
バックナンバーは、下のホームページよりダウンロードしてください。
http://project-ui.com/social-business/barrier-free/hirori/



一年中で一番暑い日は大暑です?!

2023年07月24日 10:34   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。
梅雨前線が大暴れして、避難情報や大雨・洪水警報が多くの都道府県に発令されるなど日本列島は、
今年も災害に見舞われました。
被災された方には、心よりお見舞いを申し上げます。
また、暑中 お見舞い申し上げます。

さて、7月22日は、大きく暑い、と書く「大暑」です。
何だかとても暑そうな感じは伝わります。暦の上では、夏真っ盛りということになりますが、
実際には半月くらいはずれて盛夏となりますね。
今年は、偏西風の蛇行幅が大きいのが原因で暑くなると予報が出ています。
動物園の白くまたちへの氷のプレゼントや打ち水などのイベントは、
この大暑の日に合わせていることが多いようです。
みなさんの処ではそんな行事はありませんか?
特に、各地で行われる打ち水のイベントも、もう恒例行事となりましたね。
昔の人が考えた生活の知恵の一つです。
地区の人で申し合わせてすれば約2度くらいは下がるそうですね。

今回は、大暑について少し調べてみました。
大暑(たいしょ)は、二十四節気の第12になります。
現在広まっている定気法では太
陽黄経が120度のときで天文学的には、瞬間と定義されています。
正確には今日の午前9時30分がその時にあたります。
また、期間としての意味もあり、この日から次の節気の立秋前日までとなります。
夏の土用が大暑の数日前から始まり、大暑の間じゅう続きます。
小暑と大暑の一か月間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送ることとなります。
大暑の時期や意味は勿論ですが、興味深かったのはその食べ物についてです。
皆さんは、大暑の食べ物って何だか知っていますか?
大暑の日に、食堂に入るとてんぷら定食が一押しメニューになっていたり、
スーパーでてんぷらが安く売られているのを目にしたことはないでしょうか。
実は、大暑の日はてんぷらの日として、土用の丑の日、8月29日の焼肉の日と並んで
「夏バテ防止三大食べ物記念日」とされています。
どうして天ぷらかなのかと言うと、「暑さに負けないように、栄養豊富なてんぷらを食べて夏を乗り切ろう」
という意味があるそうです。
ほかにも、うなぎ、梅干し、うどんといった「う」のつく食べ物も、夏バテ予防になると言われているので、
今日のランチは、”ざる天うどん”など、選んでみてはいかがでしょうか?
今日だけではなく、暑さでカラダがツライ…と感じたら、「う」のつくものを食べて、パワーをつけるのもいいですね。
こまめに水分補給をしたり、夏バテしないように気をつけて、暑さに負けず元気に過ごしましょう♪

他に「う」のつく食べ物は以下もあります。
ウリ(きゅうりやスイカ) うなぎパイ うまい棒 ういろう うに
2. うがつかない食べ物
土用餅 土用しじみ 土用卵
これってホントでしょうか?



「まごわやさしいヨ」の食生活で盛夏を乗り切りましょう!

2023年07月18日 13:05   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。


こんな時期ですが、健康は毎日の食生活からだと思います。 
「まごはやさしいヨ)」という言葉をご存じですか? 
皆さんは、勿論ご存じですよね。食事バランスの考え方の事です。
食育に興味はあるけれど、バランスと言われても詳しくは分からないという方も多いのではないでしょうか? 

栄養バランスの良い食事って? 
5大栄養素とか7大栄養素だとか内、炭水化物が3分の1とかいちいち考えると献立を考えるのは大変ですよね。
それが毎日になると益々困ります。 
そこで、「まごは(わ)やさしい」はいつもの食事に少しプラスするというやり方で大丈夫ですので、
実生活に取り入れやすい考え方といってもいいですね。 
「まごわやさしい」の3つのポイントを上げて見ます。 

1.ま=まめ(豆製品) ご=ごま(ごま類)
というように1日の中でこの食品を1回は取り入れましょう。という考え方です。 
2.毎日のお食事に足りていたいものを少しプラスするだけでOKです。 
3.計算は不要なので誰でも簡単に続けることができます。 
では、「まごわやさしい」についてもう少し詳しく説明しましょう。 
・ま:まめ 豆製品…大豆・小豆・味噌・豆腐など 
・ご:ごま ごまなどの種実類…ごま、ナッツなど 
・わ:わかめ 海藻類…わかめ、ひじき、海苔など 
・や:やさい 野菜類…葉野菜、根菜などできれば赤・緑・白の野菜 
・さ:さかな 魚類…切り身の他、小魚や貝類など丸ごと食べられるものなど 
・し:しいたけ きのこ類…しいたけ、えのきたけ、マッシュルームなど 
・い:いも イモ類…ジャガイモ、サトイモ、かぼちゃなど
 
ご自身の小さい頃のお食事はどうでしたか?
「まごわやさしい」がだいたい揃っていた、という方もいらっしゃるかもしれませんね。 
今までのお食事を大きく変える必要はありません。
足りないものを少しプラスするというように気軽に考えてみれば良いのです。 
例えば、ごま類が足りなければご飯にごま塩、サラダにごまをトッピング。
さかなの時はシラスを少しプラス。
他の物が足りなければ味噌汁に全て入れる、というように本当に手を掛けずに出来るのです。 

このくらい食べましょうという「量」の目安が示されているものもありますが、
毎日の料理を毎回計算していては続かない可能性もありますので、
ちょっとプラスする位の軽い気持ちで実践していただきたいなと思います。
まずは、ごはんと味噌汁で「まごわやさしい」を取り入れてみてはどうでしょうか。 
ごはんと味噌汁のセットがあれば「まごわやさしい」も取り入れやすくなりますし、
ご飯と味噌汁だけでは足りない栄養素もしっかりと補えます。
無理におかずを作らなくてもちゃんと栄養バランスは整いますので、
今日から早速「まごわやさしい」を取り入れてみてくださいね。 
様々な食材の中で、今年は2回土用の丑の日がありますので「う」のつく食物で、
これからの盛夏を乗り切りたいものですね。 
最後に「ヨ」がありますが、ヨーグルトです。
乳酸菌もできれば毎日でも体に取り入れれば満点ではないでしょうか!



みなさまは、「半夏生」ってご存じでしたか?

2023年06月28日 14:28   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。

沖縄県、奄美地方は早くも梅雨明けのことです。
梅雨前線が北上しましたので、これからが本格的な梅雨ですね!
今日も午前中は、大雨の松江市です。

「半夏生」という言葉をご存知でしたか?
今年は7月3日でしたでしょうか?!
半夏生(はんげしょう)は雑節の1つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃とされて、
この名がついたものと見られます。
一説に、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り、
半分白くなって化粧しているようになる頃とも言われるようです。
様々な地方名があるようですが、こちら出雲地方では、「半夏(はんげ)」といいます。
昔からの風習が伝えられている処は多いようです。
この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言い、大雨になることが多いのです。
地域によっては「半夏水」(はんげみず)とも言います。
農家にとっては大事な節目の日で、この日までに「畑仕事を終える」「水稲の田植えを終える」目安で、
この日から5日間は休みとする地方もあります。
また、この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、
この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりしたのだそうです。
これは、どんな戒めなのかは私には不可解ですが、
湿気が多く雑菌が多く繁殖し伝染病に気をつけなさいということなのでしょうか。
何だか怖い季節のようです。

現代では天気予報もあり、大雨などはある程度は予測されますが、
天気予報が外れる確率が多いのもこの時期なのは確かです。

出雲地方では、この時期に特別な食べ物としては、笹巻き(ささまき)を食べるくらいです。
夏至から半夏生の間に作ります。
中身は、米粉100%で作ったお団子を若葉の笹で包んだものです。
食べ方は、お湯でゆがして、ササを取り除き、砂糖醤油や黄粉をつけて食べます。
皆様の処ではいかがでしょうか。

気候の変わり目を、昔の人はきちんと暦に記しています。
経験値の積み重ねと言わざるを得ませんね。
現代でも、少しは暦の享受をしたほうがいいかもしれません。