ハウル@矢野です。
第3回の巨石神話をお届けします。
須我神社は、古代のパワーが満ちる!「日本初之宮」でした。
須我神社は、スサノオノミコトとクシナダヒメが造ったとされる「日本初之宮」とされています。
『古事記』によれば、スサノオノミコトが、ヤマタノオロチを退治されたあと、クシナダヒメを伴って、八雲山の麓に至ったとき、
「吾此地に来て、我が御心すがすがし」といわれたことから、この地域を須賀(スガ)というようになりました。
またこの宮を包むようにして美しい雲が立ち上がるのを見て、スサノオノミコトが『八雲立つ 出雲八重垣妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を』
と歌を詠んだことから、須賀の地は和歌発祥の地ともいわれています。
そしてこの和歌にある「出雲」が出雲国の名前の起源となったのです。
児授かり、出産、夫婦円満の守護神。
【主祭神】
須佐之男命(すさのおのみこと)
奇稲田比売命(くしいなたひめのみこと)
御子神の清之湯山主三名狭漏彦八島野命(すがのゆやまぬしみなさろひこやしまのみこと)
また、かつて諏訪とも縁があって、その氏神の武御名方命(たけみなかたのみこと)も合祀されているようです。
【二宮詣で】
須我神社では古来より本社と奥宮への二宮詣での習わしがあり、神社社務所で祈願札をお受けになって、奥宮の納札箱へ納めると、祈願札は一日、十五日に御祈願されるそうです。
これをしないとパワーも半減するとか、、、。お忘れなくお参り下さい。但し、車イスの方はとっても無理そうですので、一緒にお参りした方にお願いしてみて下さい。
■須我神社の奥の宮が、『夫婦岩』です。この巨石については調べましたところ特には神話はなさそうです。
お問い合わせは、下記まで。
住所 島根県雲南市大東町須賀260
須我神社 TEL:0854-43-2906 FAX:0854-43-5162 社務所(8:30~17:00)
アクセスは、
車:JR山陰本線「松江駅」から約40分
松江自動車道「三刀屋木次IC」から約20分
路線バス:JR松江駅から一畑バス「大東行」/JR大東駅から「松江行」に乗車/「須賀」バス停下車 徒歩3分
写真を3枚添付します。
1枚目は本殿。2枚目は本殿裏の夫婦岩。3枚目は二宮への参道です。
写真をクリックすると別ウィンドウで拡大写真を表示します。
ハウル@矢野です。
「今冬は暖冬!」とどこかの気象予報士が予言?をしていましたが、今現在までは大当たりのようですね
。島根県内でも2か所のスキー場がこの間の日曜日にオープンしたとの報道もありましたがどうなる事でしょうね。
前回、出雲の巨石神話の話題でしたので、今回も続編をお届けします。
松江市宍道町には、町名の由来になったといわれる「猪石(ししいし)の神話」があります。その神話の舞台装置となる「猪石」の候補となっているのが、宍道町白石にある「女夫岩(めおといわ)」と呼ばれる巨石で、もうひとつの候補が、同じく白石にある「石宮(いしみや)神社」の神体石と鳥居の脇に鎮座する2つの巨石ということだそうです。
今回は後者の石宮神社(いしみやじんじゃ)を紹介します。
伝承によると、猪狩りをしていたオオクニヌシノミコトに追い込まれた2匹の猪(しし)が南の山に石像となって残ったということから、猪(しし)の道を意味する「宍道(ししぢ)」と呼ぶようになったといわれています。狩りに使った犬も「犬石」と化し、拝殿奥の石柵に囲まれ、ご神体として鎮座している。
本来、この「宍」は「肉」という語意なのだそうですが、どうして「猪」が「宍」になったのかは、明らかではないそうです。それに、国王が直々にイノシシ狩りをしていたのかとか、神社に逃げ込んで石になって捕獲されるのを逃れたとも思わせる伝説ですね。
「宍道」という地名の五元となったと言われると松江市民としてはシンボルである「宍道湖」の名とも関連があり大いに気になりましたが、そんなでもなさそうでしたので、少し残念な気がします。
最後に石宮神社(いしみやじんじゃ)の駅・バス停からのアクセスを紹介しておきます。
JR宍道駅から徒歩30分、車3分。
写真を3枚添付します。苔むしたほうがイノシシです。柵で囲まれた方が犬です。
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