松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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「旬のものを旬の時期に食べる健康法」はエコにもつながる!!

2016年08月29日 11:53   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
台風の影響なのか2、3日前から最高気温も30度を下回ってきました。季節の変わり目の現象でしょうか。今は夏と秋が
夏の赤色から秋の白色と今はピンク色(?)の季節なのでしょうか。
さて、今回は「旬のものを旬の時期に食べる健康法」について考えてみたいと思います。
私たちが住む日本は嬉しい事に四季がありその時々に食材も移り変わります。野菜や魚類についても品種改良や冷凍技術の進化
旬は3つの時期に分かれており、食材が一番おいしいとされる『さかり』の時期だけではなく、
早く味わいたい!と、旬に先駆けて食べる『はしり』またを初物を食べると寿命が延びるとか言いますね。
また、旬が過ぎた頃に惜しみつつ食べる『なごり』も食文化のひとつだったようです。
旬の食材はおいしいだけではなく、 栄養面でも季節はずれの食材を上回っているものが多いのです。
例えば、ほうれん草100g中に含まれるビタミンCについて見てみると、夏にとれたものでは20mgであるのに対し、
旬である冬にとれたものでは60mgと、3倍量になっています。
秋が旬であるサンマやイワシは、脂がのっておいしくなるだけでなく、脳の活性化や生活習慣病の予防に役立つとされる
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)も春や夏の2~3倍になると言われています。
また、旬の食材は大量に収穫される為、お値段も安いのが普通ですね。
四季折々の旬の食材には、その季節に合わせて わたしたちの体の調子を整えてくれるはたらきがあるのです。
~春~
苦味成分のある食べ物は、春の陽気から来るのぼせを防いでくれます。 (タケノコ・ウド・フキノトウなど)
~夏~
水分の多い野菜や果物が汗で失われた水分を補ってくれます。 カリウムが余分な塩分や老廃物の排出を助けてくれます。 新陳代謝がよくなり体の熱をとってくれます。 (スイカ・キュウリ・ウリ・トマトなど)
~秋~
果物や芋類など栄養豊富な食材が多く、 夏の暑さで疲労した体を回復してくれ、冬の寒さに備えます。 (柿・栗・梨・サツマイモ・サンマ・イワシなど)
~冬~
根菜類が豊富で、体を内側から温め消化を助けてくれます。 また、脂ののった魚介類が滋養をつけてくれます。 これらは、温かい汁物や鍋にすることでたっぷり食べられます。 (ダイコン・カブ・サトイモ・ゴボウ・カキ・アンコウなど)

特に地元で収穫された旬の食材は環境にも優しいのです。遠くから運んでくればそれだけコストも二酸化炭素の排出も多くなります。当然の話です。私たちの体のサイクルに即した旬を大事にしたいものです。