一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
こんにちは、瀬戸口です。先日、懇意にしている車屋さんから
「車検満期が近づいてますよ」とお手紙をいただきました。
車椅子に幼児を抱える我が家にとって、車は生活必需品です。
必要経費ですからしっかり払いますが、家計を預かる大蔵大臣としては
なかなか大きな出費であり、思うところもあります。
はじめて車を買った時、金額の大きさにビビって印判を押す手がふるえました(笑)
それはさておき、車にまつわる費用で小さくないのが「税金」です。
車を所有している限り「自動車税」、車検のたびに「自動車重量税」
燃料を補給するたび「ガソリン税」に「消費税」といろいろあります。
こうした税金が、これまで社会のインフラ整備に役立ってきたことについて
異論はありませんし、社会を通し人々の生活をよくするのに大事なものです。
同時に、いまや自家用車は贅沢品などではなく、人々の日常生活を支える
「足」です。将来的な交通のあり方も踏まえ、移動の自由度を守りながら
課税の対象や方法について議論があってもよいと思います。
こんにちは、瀬戸口です。パラリンピックたけなわですね。
そんな中、にわかに話題をさらっているというのが車椅子の「タイヤ」です。
特に今回は「赤い」タイヤを装着した参加者が多いことが話題になっています。
90年代までは、車椅子のタイヤといえば、グレーがほとんどで
赤や黄色のカラータイヤは高級車にしかありませんでした。
今では様々なタイヤメーカーからカラータイヤが発売されており、
車椅子メーカーの新車装着標準タイヤとしても普及しています。
あるいは、おしゃれの一環として標準装着タイヤを外し、好みのタイヤを
装着する方もいらっしゃいます。
タイヤとひとくちに言っても、タイヤの幅や溝の数や深さ、空気圧など
いろいろな特徴があります。これらの特徴は乗り心地や操作性に
大きく関わってきます。 例えば、室内で使うのであれば、溝のない
細いタイヤが良かったりします。反対に、屋外で使う場合は
ある程度の幅があり、溝のあるタイヤの方がスムーズに操作できます。
このため、種目にもよりますが競技用車椅子では細身で溝が少ないタイヤを
装着することが多く、普段使いの車椅子には、自転車に似た溝ありタイヤを
利用することで様々な環境に対応しています。
最近では、「アクティブ型」とよばれる高性能車のユーザーを中心に
細身の高圧溝ありタイヤを使う人も増えています。
これは、室内用細身タイヤと屋外用タイヤの中間で、細くて軽いので操作が
しやすく、溝があるので地面をつかんで、滑りやすい屋外でも
無駄なくエネルギーが伝わり漕ぎやすいものです。
おまけに空気圧が高いとクッション性がよくなり、乗り心地がよくなります。
普段はあまり注目されない車椅子のタイヤにもいろいろあります。
私たち車椅子ユーザーの暮らしを支える頼もしい相棒なのです。