呉バリアフリーツアーセンター
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呉バリアフリーツアーセンターの活動状況や、呉市内の観光バリアフリー情報を掲載してきます。

車の税金に思う

2021年09月16日 13:50   呉バリアフリーツアーセンター
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こんにちは、瀬戸口です。先日、懇意にしている車屋さんから
「車検満期が近づいてますよ」とお手紙をいただきました。 
車椅子に幼児を抱える我が家にとって、車は生活必需品です。
必要経費ですからしっかり払いますが、家計を預かる大蔵大臣としては
なかなか大きな出費であり、思うところもあります。

はじめて車を買った時、金額の大きさにビビって印判を押す手がふるえました(笑)
それはさておき、車にまつわる費用で小さくないのが「税金」です。
車を所有している限り「自動車税」、車検のたびに「自動車重量税」
燃料を補給するたび「ガソリン税」に「消費税」といろいろあります。
こうした税金が、これまで社会のインフラ整備に役立ってきたことについて
異論はありませんし、社会を通し人々の生活をよくするのに大事なものです。 

同時に、いまや自家用車は贅沢品などではなく、人々の日常生活を支える
「足」です。将来的な交通のあり方も踏まえ、移動の自由度を守りながら
課税の対象や方法について議論があってもよいと思います。 



車椅子とタイヤ

2021年09月01日 13:18   呉バリアフリーツアーセンター
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こんにちは、瀬戸口です。パラリンピックたけなわですね。
そんな中、にわかに話題をさらっているというのが車椅子の「タイヤ」です。 
特に今回は「赤い」タイヤを装着した参加者が多いことが話題になっています。 

90年代までは、車椅子のタイヤといえば、グレーがほとんどで
赤や黄色のカラータイヤは高級車にしかありませんでした。
今では様々なタイヤメーカーからカラータイヤが発売されており、
車椅子メーカーの新車装着標準タイヤとしても普及しています。 
あるいは、おしゃれの一環として標準装着タイヤを外し、好みのタイヤを
装着する方もいらっしゃいます。   

タイヤとひとくちに言っても、タイヤの幅や溝の数や深さ、空気圧など
いろいろな特徴があります。これらの特徴は乗り心地や操作性に
大きく関わってきます。 例えば、室内で使うのであれば、溝のない
細いタイヤが良かったりします。反対に、屋外で使う場合は
ある程度の幅があり、溝のあるタイヤの方がスムーズに操作できます。
このため、種目にもよりますが競技用車椅子では細身で溝が少ないタイヤを
装着することが多く、普段使いの車椅子には、自転車に似た溝ありタイヤを
利用することで様々な環境に対応しています。 

最近では、「アクティブ型」とよばれる高性能車のユーザーを中心に
細身の高圧溝ありタイヤを使う人も増えています。
これは、室内用細身タイヤと屋外用タイヤの中間で、細くて軽いので操作が
しやすく、溝があるので地面をつかんで、滑りやすい屋外でも
無駄なくエネルギーが伝わり漕ぎやすいものです。 
おまけに空気圧が高いとクッション性がよくなり、乗り心地がよくなります。 

 普段はあまり注目されない車椅子のタイヤにもいろいろあります。
私たち車椅子ユーザーの暮らしを支える頼もしい相棒なのです。