呉バリアフリーツアーセンター
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呉バリアフリーツアーセンターの活動状況や、呉市内の観光バリアフリー情報を掲載してきます。

「自動運転バスの実証実験」で体験乗車してきました

2022年12月18日 10:06   呉バリアフリーツアーセンター
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おはようございます。瀬戸口です。寒いですね。
さて先日、呉市内で「自動運転バスの実証実験」があり、
体験乗車もできるということで行ってきました。

今回の実験は、自動運転機能を搭載したバスによる公道での走行実験と
いうことで、ドライバーは乗っていますが、実験走行区間では
車載カメラやその他支援機器を利用した自動運転を行っていました。
走行ルートは、呉市役所→JR呉駅→呉中央桟橋→本通3丁目→呉市役所で、
幅広で直線区間が多いながら、交通量も多いルートでした。

今回乗車した車両はBYD(ビーワイディー)社のJ6という小型電気バスです。
実験車両は自動運転装置や観測機器の搭載など改装されていたようですが、
車両そのものは既に国内のバス会社でも導入されているようです。
乗り口に反転式スロープ、車椅子スペースは一か所で座席は壁際に跳ね上げます。

走り出してみると、加速はショックもなくスムーズでした。
停車時にブレーキが強く、少し「カックン」としましたが、
走行自体は、設定速度に達すれば定速で走行し、揺れも少なく
乗り心地はよかったです。
バスというより、電車に近い感覚です。


それから、私が思う今回の実験における最大の収穫は、「停留所での正着」です。
「停留所での正着」というのは、停留所にバスを寄せて停めることです。
自動制御による正着停車が、幹線道路やターミナル以外の停留所でもできるように
なれば、誰にとっても利用しやすくなるように思います。

気になった点としては、バス自体は停留所に正着できるのですが、
停留所前後の駐車車両や、ほかの車両による追い抜き等をみていると、
今後、普及をめざすのであれば、車両の制御技術だけでなく、
道路や建物についても、自動運転の車両の走行のしやすさや
正着性を活かす造作が必要になるでしょう。
今回の実験を契機として、車両・道路・建物の各部はもちろん
交通システム一体として、より利用しやすくなるとよいな、と思います。


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車椅子で段差を越える(修正版)

2022年11月25日 14:08   呉バリアフリーツアーセンター
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おはようございます。瀬戸口です。寒くなってきましたね。

さて、今日は車椅子の介助ーその2回目です。前回は主に車椅子の発進と停止、
操作に伴う体重移動のお話でした。 今日は段差の越え方を取り上げます。
車椅子で生活していると、いろんなところで段差にぶつかります。
建物の入口、電車とホームの間、橋の継ぎ目、公園のでこぼこした地面…etc

車椅子で段差を越えるというと、キャスター(前輪)上げを
想像する方も多いでしょう。キャスター上げの操作ができると、少々の段差や
未舗装路など、主に屋外での行動範囲が広がります。

基本は、車椅子を傾けて、段差を越える、車椅子を水平に戻す、ということです。
介助する人が車椅子の後ろに立ち、グリップを握る。
駆動輪の間にある「ティッピング・バー」を踏み込みながら
グリップを押し下げる。(重心を後ろに傾ける操作です)
(バーがない車椅子もありますが重心を傾けるという点は一緒です)
車椅子前方が持ち上がるので、前輪を段差の上にかける。
後輪を段差にくっつけて体重をかけ、前に押し出すと
後輪が段差を乗り越えていきます。
(図1)


段差を降りるときは、まずゆっくりバックで降り、
後輪を段差の下へ着地させます。
グリップを下げ、車椅子の前方を持ち上げます。
前輪が段差を離れたら、ゆっくりと車椅子を水平に戻します。
時々、前輪をストンと地面に落とす人がいますが、着地の衝撃が大きく、
落車の危険もあるのでやめましょう。
車椅子に乗る方の中には、転落時に手で防げない人が多くいます。
ですから、車椅子の介助では転落、転倒させない操作が大事です。

車椅子にも、車椅子に乗る人もいろんなタイプがあります。
場面によって、必要な介助・できること・できないことが変わってきます。
まずは、車椅子に乗っている方に声をかけてみましょう。

車椅子の介助というと「力が必要そう」というイメージを抱くひとも
いらっしゃるようですが、コツを掴めば力を入れなくても介助できる
場面は多々あります。

あるいは、「私に介助できるか不安」、「ケガさせたら、ケガしたら」と
思う方がたくさんいらっしゃるとすれば、それは、まだまだ社会が
車椅子で過ごすには困難な証拠です。
できる限り、特別な訓練を積まないとできない介助や
危険を伴う介助をしなくても過ごせる世の中に
していけたらいいな、と思います。 


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車椅子の介助についてー基本編

2022年11月06日 16:04   呉バリアフリーツアーセンター
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早いですね、もう11月。瀬戸口です。さて先日、JR西日本さんとの意見交換会に
参加させて頂いたお話を書きました。その席上、車椅子の介助について
JRの職員さんから「コツはありますか?」と質問がありました。 
そこで今日は、車椅子に乗る方を介助する際に気をつけて頂きたいことを
書いていきたいと思います。 (主に手動・自操式を念頭に置いています)

介助を始める前に、車椅子に乗っている人へ「お手伝いしましょうか」と
声をかけましょう。顔を見ながら声をかけてください。
車椅子を動かす前に、乗っている人の手足が車椅子からはみ出ていないか?
介助する人も含め、衣服のすそやコート、バッグのストラップなどが
車椅子に引っかかっていないか確認します。
車椅子を押す人は、後ろに立って、車椅子の背中にある
ハンドグリップ(押手)を握ります。

進むときは、車椅子前方両サイドにあるブレーキを解除します。
「進みます」と声をかけてから動き出しましょう。

この時腕の力だけで押そうとすると、なかなか進みません。
あまり意識されてなさそうなんですが、車椅子は、体重移動で動かす
乗り物です。坂の上り下り、左右旋回、段差を越えるウィリーも
体重移動で行います。発進するときは地面に力を伝える為に後ろ、
曲がる時は、曲がりたい方の車輪に体重を乗せます。
坂を上る時は、後ろに転倒しないよう、前に、
坂を下る時は車椅子が滑り落ちて行かないよう、後ろに体重をかけます。
下り勾配が急な時は後ろ向きでゆっくり下ります。
大きな後輪で車椅子を支えて、転落を防ぐとともに、乗っている人が
投げ出されないようにするためと言われています。

止まる時は、「止まります」と声をかけてから、
速度をゆっくり落としながら止まります。
急に止まると乗っている人が前方に投げ出されてしまいます。
急停車でなくても、段差に引っかかって投げ出される方が多いかもしれません。
止まったら必ずブレーキをかけておきましょう。

次回は段差について取り上げます。


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JR西日本の方との意見交換会に参加してきました。その2

2022年10月28日 17:12   呉バリアフリーツアーセンター
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10/19に行われたJR西日本との意見交換会、その2回目です。
呉・広駅構内の設備見学、階段昇降訓練を受けて行われた意見交換会では、
障害当事者、JRの職員さんの双方から活発に意見や疑問が出されました。

例えば、車椅子利用者への介助のコツについて。
一口に車椅子といっても、利用者の年齢、体格、状態は様々です。
ちょっとした介添えで済む人もいれば、そうでない人もいる。
訓練では、車椅子とそこに乗った人だけを上げ下げしました。
実際の利用では、車椅子に荷物が付いていることも多いでしょう。
係員の人にも、男性、女性、体格の良い人、細い人、若い人、ベテラン
いろいろいます。そうした意味で、人の手による介助は、
介助する人、される人がどんな人か?ということで、
必要なこと、できることが変わってきます。
そこで介助の際は、声かけと確認が大事になります。
この辺、車椅子に乗っている側にとっても発見があったので、
それはまた日を改めたいと思います。

階段昇降は、技術として知っておくことは大事なのですが、
利用者にとっても、JR職員の人にとっても負担が大きいですから、
あくまで非常手段です、ということはお話させていただきました。

駅の設備についてはいかがですか?という質問もありました。
多目的トイレの整備に始まり、エレベーター、アクセス経路など、
ハード面の整備は進んでいます。車両についても、ホームとの隙間や段差が
徐々に小さくなり、車椅子のまま乗車できるスペースが備えられるように
なってきています。今後の方向性としては、社会情勢や財政制約なども考慮しつつ、
長期的には利用者にも職員さんにも快適で安全に利用できる、働ける駅がよいと思われます。

意見交換会を通して、車椅子の方にとって、鉄道をより「身近に感じた」
JR職員の方にとっても、「直接、生の声を聞き、体験することができてよかった」
ということで、ご一緒することができ、よい機会を頂きました。

呉市車椅子九嶺クラブの皆様、JR西日本 呉駅・広駅の皆様
ありがとうございました。



JR西日本の方との意見交換会に参加してきました。

2022年10月19日 18:09   呉バリアフリーツアーセンター
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瀬戸口です。朝晩ひんやりしてきましたね。10/19、JR西日本さんが
地域の様々な障害当事者団体と行っている意見交換会に参加しました。
今回私は、呉市で活動する「呉市車椅子九嶺クラブ」さんに
お声がけを頂いたものです。

意見交換会には、呉市車椅子九嶺クラブの会長さんや理事さんをはじめ、
JR呉駅、広駅から多くの職員さんにもご参加頂きました。
意見交換会に先立って、呉駅・広駅の駅設備やバリアフリー化の状況について
見学と、駅係員の皆さんによる、車椅子の階段昇降訓練がありました。

設備面で言えば、呉、広両駅ともJR呉線の代表的な駅であり、
プラットホームへのエレベーター設置や、車椅子で利用しやすい
アクセス経路など、整備の進んでいる駅です。

階段昇降訓練やホームでの車椅子走行体験では、JRの職員さんにも、
車椅子に乗っていただきました。生身の人間を乗せた車椅子を、
人力で上げ下げするのは、なかなかの重労働です。
何の変哲もないように見えるプラットホームも、排水用の傾斜がついていたり、
跨線橋、屋根の支柱、ベンチなどの構造物が設置されています。
列車発着時には、乗降客の流動もあり、車椅子の操作には何かと気を使います。 

長くなってきたので次回へ続きます


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