松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

山陰バリアフリー観光推進リレーシンポジウムが来週にせまってきました!

2016年01月22日 14:21   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
かねてより計画しておりました「山陰バリアフリー観光推進リレーシンポジウム」が来週1月27(水)・28日(木)と迫って来ました。プロジェクトゆうあいではお隣のトラベルフレンズ鳥取さんと共に開催します。
大変寒くなってきましたが、皆様のご参加をお待ちしています。
ここから開催要項を貼り付けます。
バリアフリー観光推進リレーシンポジウム
島根・松江シンポジウム
さまざまな障がいのある方の外出の機会、旅行する機会が増えている中で、山陰地方にも多くの障がいのある方に来ていただくための環境づくりが求められています。その環境づくりが、旅行者全体の集客増につながり、さらに地域住民の住みよいまちづくりにもつながるものと、近年では関心が高まっています。2020年の、東京でのパラリンピック開催を見据え、山陰両県、官民一体となった「バリアフリーの観光地づくり」の取り組みを活発にしていきたいという思いから、このシンポジウムを開催します。
講演
中村元氏(NPO法人日本バリアフリー観光推進機構理事長)
「バリアフリー観光を進めて10倍の集客を」
山崎泰広氏((株)アクセスインターナショナル)
「東京パラリンピックに向けインバウンドの強化を」
ディスカッション
「バリアフリー推進による観光集客と住みよいまちづくり」
中村元氏(NPO法人日本バリアフリー観光推進機構理事長)
勝谷有史氏(なにわ一水 代表取締役社長)
川瀬篤志氏(松江/山陰バリアフリーセンター長/プロジェクトゆうあい)
日時・会場
とき:
2016年1月28日 13:30~17:00
会場:
玉造温泉ゆーゆコンベンションセンター
入場料:
無料
※前日1月27日には、鳥取市「わらべ館」を会場に「鳥取シンポジウム」が開催されます。


講師・主催の紹介
中村元氏
(特)日本バリアフリー観光推進機構理事長/(特)伊勢志摩バリアフリーツアーセンター理事長
1956年三重県生まれ。奇跡の集客を実現する水族館プロデューサーとして、全国各地の水族館の再生リニューアルを手がけるかたわら、各地の観光再生やまちづくりに携わり、観光産業を、顧客起点と地域住民起点の視点から再生することを提唱し実践。特に「伊勢志摩バリアフリーツアーセンター」による観光再生は、旅館の集客を10倍にするなど、具体的な増客を実現するシステムとして各地より注目されている。現在は日本バリアフリーツアー推進機構の代表として、全国のバリアフリー観光を指導している。
山崎泰広氏
株式会社アクセスインターナショナル代表/(特)日本バリアフリー推進機構顧問/元パラリンピック水泳日本代表
1960年東京生まれ。97年、留学中の米国で転落事故により脊椎損傷、下半身麻痺となる。85年、ボストンカレッジ経済学部卒。食品会社を経て 90年に独立、車椅子とシーティングを中心に障害者の自立を支援する優れた機器を世界中から提供する(株)アクセスインターナショナルを設立。全 国でセミナーを開催すると共にユニバーサルデザインの考えの基にリフォームからまちづくりまで様々なコンサルティングを提供している。行政や地方 自治体の様々な委員を歴任。佐賀県では日本初のパーキングパーミット制度を企画提案導入。趣味の水泳では、92年バルセロナパラリンピック 100m平泳ぎ6位入賞。現在も現役で大会に出場している。
勝谷有史氏
なにわ一水代表取締役社長/全国旅館ホテル生活衛生同業組合青年部中国ブロック長
1971年松江市生まれ。障がいのある旅行者の受け入れを積極的に進め、宿のバリアフリー化を10年にわたって推進。現在、2階フロアを全面的に改修し、全国屈指の広さ、質をほこるバリアフリールームづくりに取り組んでいる。宿のバリアフリー化は商売としても十分な合理性があり、将来にむけて、きわめて重要な取り組みであるという考え方を持つ。バリアフリーはスタッフのおもてなしの質が大事という信念も。宿のバリアフリー化への取り組みは、伊勢志摩にある知人の旅館でバリアフリールームを見たことがきっかけ。
NPO法人プロジェクトゆうあい
松江市を拠点にバリアフリーのまちづくり、障がい者の支援に関わる取り組みを幅広く展開。2007年よりバリアフリー観光地づくりに関わる事業に 取り組みはじめ、2009より松江バリアフリーツアーセンターを松江市との協働により運営開始。同年、NPO法人とラベルフレンズ・とっとりと連 携して山陰バリアフリーツアーセンターの運営を開始。2011年には伊勢志摩バリアフリーツアーセンターと連携してNPO全国バリアフリー観光推 進機構の設立に関わる。視覚障がい者の旅行支援の実績に定評がある。
主催
主催:
特定非営利活動法人プロジェクトゆうあい
共催:
特定非営利活動法人トラベルフレンズとっとり
後援:
松江市/
島根県/
国土交通省中国運輸支局/
島根県観光連盟/
松江観光協会/
松江観光協会玉造温泉支部/
島根県社会福祉協議会/
島根県身体障碍者団体連合会/
松江市身障者福祉協会/
島根県旅館ホテル生活衛生同業組合/
旅館ホテル組合/
玉造温泉旅館協同組合
お問い合わせ・申し込み先
プロジェクトゆうあい
担当:
田中、塩毛
住所:
〒690-0888 松江市北堀町35-14
電話:
0852-32-8645
ファックス:
0852-28-1116
E-mail:
info@project-ui.com
以上です。宜しくお願いします。



松江の冬の風物詩となった「かに小屋」が今年もオープンしました!

2016年01月22日 11:43   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
大寒を迎えて暖冬などと言ってはおられなくなった松江市です。
松江市の冬の風物詩として定着してきた「かに小屋」が16日に開店しました。
松江市では、かにの漁港はありませんが、都会から見ると山陰イコールかにというイメージがあります。隣接の鳥取県境港市は日本一のかにの漁港です。また、漁場は隠岐諸島の北東であり、まんざら関係なくはない事と冬場の観光客の減少を食い止めるために企画されました。今年で4年目になり大手旅行代理店からも多くの問い合わせがあるとか聞いています。
台湾からのツアー客の予約もあるそうです。
なにせ倉庫を借りた上に広島のかき小屋をイメージして考えられたお店ですので、店舗はお世辞にも綺麗とは言えません。自分でかにを焼いて食べるというシステムですので、安価な価格設定が出来たそうです。
今年からは、3月上旬から「岩ガキ小屋」に切り替え、15年より1カ月長い2カ月半にわたって営業し、山陰を代表する”ツートップ”の味覚で観光客らを呼び込意気込みです。
調理の手間を省くことで安価な価格なのです。2月29日まで営業するかに小屋は松
葉ガニが2千~2900円、ベニズワイガニが800~1200円で食べられるそうです。
3月5日~4月9日の岩ガキ小屋は、春から夏にかけて旬を迎える隠岐や松江産の岩ガキ3個を1千~1600円で提供されるようです。


小屋の営業時間は、かに小屋が午前11時~午後10時。岩ガキ小屋は平日が午後5時~同10時、土日祝日が午前11時~午後10時。
予約・問い合わせは、かに小屋プロジェクト(090・4100・6942)まで。



日本で唯一継承する島根県奥出雲町の日刀保たたら「で火入れ式」!

2016年01月21日 14:29   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
昨日の20日には、こちら松江市でも積雪が3cmあり、国宝松江城天守もうっすらと雪化粧しましたが、陽が差すと数時間で化粧も落としてしまいました。
たまたま松江に観光で訪れたロシア人も「温かいと思って来たのに寒い!」。越冬する冬鳥にかぶってしまいました。
今日は、たたら製鉄を日本で唯一継承する島根県奥出雲町の日刀保たたら「火入れ式」が20日に行われたという話題です。 
この日は、奥出雲町では、気温は零下5℃となり積雪も約60cmの中、神事の後、燃えさかる炉の中に木炭と砂鉄が投入されると、炉の炎がいっそう高く上がりました。職人らはこの日から3昼夜にわたって砂鉄と木炭を交互に入れ続け、最後に炉を壊して「ケラ」と呼ばれる鉄の塊を取り出します。1度の操業で砂鉄10トンと木炭12トンが使われ、できる玉鋼はわずか1トンしか取れないそうです。2月上旬までにこの作業が計3回行われ、得られた玉鋼は全国の刀匠に配分されるそうです。
ものの本によれば、たたらには「一土、二風、三村下(むらげ)」という言葉があります。
土とは製鉄炉の粘土である釜土のこと、風は炉内の温度を上げるために送られるふいごの風のことです。
鉄を溶かすには、炉内の温度を千数百度にしなければなりません。
送風は製鉄の成否を左右しましたが、江戸時代に足踏み式の天秤(てんびん)ふいごが発明され、鉄の量産が可能になりました。
村下とは、たたら操業の責任者のことで、その技は一子相伝(いっしそうでん)門外不出とされました。
たたら製鉄は、原料である砂鉄と木炭を大量に確保するとともに、村下をはじめとする職人や家族が生活する集落「山内(さんない)」を維持しなければならず、経営には相当な財力が必要でした。
裏を返せばそれだけ中国山地では砂鉄がとれ、また木炭が大量に確保する事が出来たということです。製鉄も炭焼きの技術も同時に発達したという事なのです。
アニメの「もののけ姫」の舞台になったのは、奥出雲のたたらだそうです。
もしもご興味があり、刀剣鍛錬実習をしてみようかとお考えの方は、下記までお問い合わせ下さい。
奥出雲たたらと刀剣館
〒699-1832 仁多郡奥出雲町横田1380-1
電話:0854(52)2770
交通手段 JR木次線出雲横田駅から徒歩10分
料金 大人520円
刀剣鍛錬実習は大人1250円


★ユニバーサル情報は、以下です。
              出入口スロープあり               /                            オムツ替えスペースあり               /                            洋式トイレあり               /                            利用客以外のトイレ利用可               /                            車いす対応(多機能)トイレあり                           



★観光客誘致にあの手この手の松江市です

2016年01月19日 15:30   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
今冬一番の寒気が松江の上空を覆っているとかで、雪に関する警報や注意報のオンパレードです。道路にはうっすらと積雪です。
寒くなればなるほど松江の温泉は繁盛している様子です。
さて、今回は、松江市観光協会がお面白い松江市のPRを発信しているという話題です。
国宝の松江城を中心としたまちの雰囲気を発信しようと、よろいかぶと姿の若武者が市営バスに乗ったり、地ビール館でビールを飲んだりする場面を撮影したPR動画を制作した。そうです。
戦国時代から現代にタイムスリップした若武者が、市を武者だらけにする計画を進めるというストーリーで、観光客の男性によろいかぶとを着せて武者にするが、その男性は松江城を見るために現代へやって来た「殿」だったというオチなのだそうです。考えれば、思いつきそうな事ですが「最初のペンギン」となると勇気のいることですね。協会の呼び掛けに応じた市民が、ボランティアで出演した。
交流サイト「フェイスブック」で視聴できるそうですので、一度ご覧下さい。
アドレスはhttps://www.facebook.com/mushamatsue/。



松江市美保関町片江の「墨付けとんど」

2016年01月12日 10:53   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
昨日までの3連休で、お正月行事は終了の方も多いのではないかと思います。地方によっては、旧歴のお正月行事がある方もいらっしゃるのでしょうか。
成人の日が第2月曜日になった事から今までは15日の行事も少しずれてしまっているのでしょうか。
今日の話題は、「どんど焼き」です。松江では「とんどさん」と言います。全国的にはいくつかの呼び方があるようですね。
どんど焼きの火にあたったり、焼いた団子を食べれば、その1年間健康でいられるなどの言い伝えもあり、無病息災・五穀豊穣(むびょうそくさい・ごこくほうじょう)を祈る伝承行事です。
松江でも一風邪変わった?美保関町片江の「墨付けとんど」があります。
このとんどさんは、250年以上続く行事で、木炭の粉末や墨汁をお神酒で溶いた墨を、誰彼構わず塗り付けることで知られています。法被姿の男衆が担いで練り歩く2基のみこしに、墨付け役の女性が同行し、沿道や家の玄関先で出会う人の顔に次々と墨を付けます。進んで顔を差し出す人や逃げ惑う子どもらの歓声が響き、「いい男になった」「これで今年は安心」などと笑い合います。
何と言っても、前述しました通り、「誰でも」です。観光客だろうが、駐在さんだろうがとみかく誰でも墨を塗りつけられるのです。
顔黒になるほどご利益があるというのですからとにかく真っ黒になるまで塗りつけられるそうですよ。あり!観光客の方も参加できる(但し。顔黒覚悟)250年続く賑やかな正月神事
神事の概要を引用しておきます。
かつて美保関町片江地区は漁業の町として栄えた。中でも片江船団は昭和30年代まで、島根の沖合漁業、遠洋漁業の先駆的役割を持ち、遠くは大陸に近い水域まで出漁していた。そのような勇壮な海の人々による小正月を中心とした約250年も続く頭屋行事である。
無病息災、大漁を祈願し、また墨を付けられると1年間は風邪などひかず、海難にも遭わぬと云われており、根強い信仰をもたれている。
祭りで使われる墨は以前は風呂場やかまどの煤を集めて水や御神酒で練ったものであったが、近年は木炭の粉末や墨汁に代わっている。この墨は多く付くほど御利益があるとされる。
神事の大要
1月6日、海の潮と藻で禊ぎをした頭屋は、酒と米を供えた後、2本の孟宗竹を切って、神木(竹)迎えを行う。 神木は上方を横竹で結び、先端に御幣、扇、掛け鯛(1メートル程の紙で作ったもの)を飾り、横竹の両端には米と大豆を入れた袋を各々つるす。 米と大豆は祭りの後の田植え儀礼の早稲植え、代満てに使われる。 海は今までの汚れを払い、新しい甦りをもたらす場所、天まで届く竹は神の降臨の場所を意味する。
翌、1月7日は県内外の人にも評判の宮練り(墨付け)がある。 頭屋が参加者全員を海の潮と藻で清めた後、各地区の御輿、獅子頭、囃し方、正月の正装をした子供たちの順で、長い行列が各地区を練り歩く。この時、頭屋は御幣を各家に配る。 御輿を担ぐ者の顔には、墨が塗られているが、一番の呼びものは、それを更に盛り上げるように、練り歩く間に各家の主婦が墨を持ち出して通行人にもつけて回ることである。 行列の人々、通行人、見物客にも御神酒が振る舞われ、海辺の人々の闊達な雰囲気が辺りに充満し、とんど祭りは大盛況となる。
最後は1月10日のとんど焼き(7:00前頃~)でしめくくられる。 一晩、頭屋の宿で人々と共に直会をした御輿は、早朝、宮蔵へと納められる。各家のしめ縄は全て集められ、神木と共に神のおいでになる天へと舞い上がる。 このとんどの火で頭屋が搗いた3斗の餅が焼かれ、この1年間の無病息災を願って各家に配られる。


漁村というのもあるのでしょうか。毎年、盛大に村を挙げてのイベントなんですね。
とっても伝統のある行事でした。