ハダル@矢野です。
10月になり、あれほど暑かった夏もやっと通り過ぎた松江市です。
秋と言えば、私は、やっぱり食欲の秋です。
おいしいものが沢山でてきますが、葉物野菜は、スーパーに数量が少なく値段も高いようです。
さて、秋茄子のおいしい季節となりました。
私は、普通の浅漬け、辛漬けを今夏は好んでたべました。
これからは、焼きナスでしょうか?
秋茄子といえば、「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがありますが、これにはどういう意味があるのでしょう?
じつは、「秋茄子は嫁に食わすな」には、嫁いびりのような悪い意味と、嫁の体を心配する良い意味があります。
茄子は収穫時期が長く、6月ごろから収穫されるものは夏茄子、9月ごろから収穫されるものは秋茄子と呼ばれています。
夏茄子は暑い時期に強い日光をあびて成長するため、皮が厚めで実が詰まっています。
秋茄子は剪定や追肥などをして株を若返えらせ比較的穏やかな日光の中で育つため、皮が柔らかく水分を多く含んでおり、甘みや旨みが強くなります。
「秋茄子は嫁に食わすな」の悪い意味は、おいしい秋茄子を嫁に食べさせるのはもったいない、という意地悪です。
これが一般的な意味ですね。
嫁と姑の確執は今でもドラマの主要テーマとして健在ですが、昔は壮絶な嫁いびりも少なくありませんでした。
秋茄子同様に、「秋カマスは嫁に食わすな」、「秋鯖(あきさば)は嫁に食わすな」、「五月蕨(ごがつわらび)は
嫁に食わすな」など、地方によってさまざまな言い方があります。
いずれも、最もおいしいものは嫁に食べさせたくないという意地悪な気持ちが込められています。
「秋茄子は嫁に食わすな」の良い意味 ~お嫁さんを気づかって茄子は利尿効果とともに
体にこもった熱をとる働きがあるため、体を冷やすと言われています。
暑い時期に夏茄子を食べるのは理にかなっていますが、秋においしいからといって秋茄子を食べ過ぎると、
体が冷えてバランスが悪くなってしまうかもしれません。
そこで、秋茄子を食べて大事な嫁の体が冷えてしまってはいけないと気遣いました。
また、秋茄子は種が少ないため子宝に恵まれないことを連想させる食べ物とされたため、
子宝を願う嫁を気遣い、嫁には食べさせないほうがいいと考えたのです。
また、嫁ではなくネズミに食わすなという意味だとする説もあります。
鎌倉時代後期の『夫木和歌抄(ふぼくわかしょう)』に、次のような和歌があります。
『秋なすび わささの粕につきまぜて よめにはくれじ 棚におくとも』
ここに出てくる「よめ」は「夜目」と書くネズミの隠語で、
「酒粕に漬けた秋茄子を棚に置いておくのはよいけれど、ネズミに食べられないようにしなさいよ」
という意味です。
この和歌が「秋茄子はよめに食わすな」の語源である。
だから嫁ではなくネズミに食べられないように注意しろという意味だという説があります。
私は、この意味がそもそもですので、嫁イビリは後付けではないかと思います。
ハダル@矢野です。
彼岸を過ぎてやっと秋のはじまりが来ましたね。
旅行などへの外出もしやすくなりました。
さて、かつては、ブルートゥレインが華やかな時代がありました。
食堂車に入り浸りだった方も・・・。
東京~高松・出雲市間を結ぶ寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」は、
毎日運転の定期列車としては唯一の夜行列車で寝台列車です。
さまざまな種類の寝台車を連結しています。
日本では新幹線や飛行機など昼間の交通機関の発達に伴い、夜行列車が衰退。
毎日走っている夜行列車は寝台特急「サンライズ」だけになりました。
「サンライズ」は、おもにベッドを設けた寝台車で構成される、夜行の特急列車。
東京と四国の高松を結ぶ「サンライズ瀬戸」と、中国地方の出雲市を結ぶ「サンライズ出雲」があり、
東京~岡山間は「瀬戸」と「出雲」が連結して走ります。
寝台はすべて個室タイプのため、周囲の目を気にすることなく寝られます。
「サンライズ」の寝台を利用する場合、乗車券のほかに特急券と寝台券が必要です。
通常、特急券と寝台券は1枚のきっぷにまとまって発売されます。
全席指定扱いのため、事前の予約なしには乗れません。
乗車券と特急券は昼間の列車と同じく、利用する区間によって値段が変わります。
一方、寝台券は次のように寝台の種類によって金額(1室分)が変化。
寝台ではなく部屋ごとに発売されるため、知らない客と相部屋になることはありません。
各タイプの寝台料金です。
・A寝台1人用個室「シングルデラックス」:1万1310円
・B寝台2人用個室「サンライズツイン」:1万1520円
・B寝台1人用個室「シングルツイン」:9430円(2人用個室として使う場合の補助ベッド使用料は5400円)
・B寝台1人用個室(広いタイプ)「シングル」:7560円
・B寝台1人用個室(狭いタイプ)「ソロ」:6480円
JR在来線の特急列車の運転距離や所要時間は、新幹線の延伸や速度向上などで縮まる傾向にあります。
寝台特急「サンライズ出雲」12時間17分(上り東京行き)島根県の出雲市駅を出発し、東京駅を目指す夜行列車です。
上りは出雲市18時51分発、東京7時08分着ですが、下りは東京22時00分発、
出雲市9時58分着で20分ほど所要時間が短くなります。
走行距離は953.6km。
上り列車では、山陽本線の舞子付近でライトアップされた明石海峡大橋、
東海道本線の根府川付近で朝日に照らされる太平洋を展望できます。
寝台特急「サンライズ瀬戸」9時間42分(上り東京行き)高松を21時26分に出発。
夜の瀬戸大橋を渡り、岡山で出雲市発の「サンライズ出雲」と連結したのち山陽本線や東海道本線を走り、
東京には翌朝の7時08分に到着します。
走行距離は804.7km。
下りの所要時間は上りより15分短い9時間27分です。
不定期で琴平まで延長運転される際は、10時間39分になります。
寝台特急での醍醐味は日の出が拝めるのとゴロンとしてゆったりとした旅が出来ることでしょうか。
あっ、それとサンライズの内装ですが、ある住宅メーカーの特殊なウッドを使用しています。
やっぱりウッドだと気持ちもなごみますね!
ハダル@矢野です。
9月23日は「網膜の日」です。
☆「網膜の日」が記念日になりました!
「網膜の日」は、網膜色素変性症をはじめ、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症、網膜剥離など、
さまざまな網膜の病気についての理解を深め、そうした疾患を抱える人たちとともに生きる社会づくりを考えていくため、2017年に制定され、
日本記念日協会から認められた国民的な記念日です。
2017年9月30日(土)、公益社団法人日本網膜色素変性症協会が主催する
「世界網膜の日in宮城」(会場:仙台市福祉プラザ)にて認定授与式が行われました。
その後、全国各地で「網膜の日」の普及に向けた活動を展開しております。
☆なぜ9月23日?
9月23日は、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
そしてこの日を境に、夜が長くなっていき、暗い時間が増えていくことになります。
「明るさ」は、網膜の病気の抱える人たちにはとても重要です。
夜が長くなると、歩ける時間がどんどん短くなります。
仕事に行けなくなることもあります。
網膜が病気に侵されると、明るい昼間の長さということがとても重要になります。
そのため、この日を「網膜の日」と定めたのです。
☆網膜の病気になると・・・。
私たちの眼の奥には「網膜」という光を感じる膜があります。
網膜が冒されると、モノがゆがんで見えたり、視野の中心が黒く曇ったり、目がぼやけるなどの症状が出ます。
また、暗いところで見えにくくなったり、視野が狭くなったりするため、日常生活に支障が出てきます。
ところが、網膜の病気を抱えていても、周りの人からは分かりにくいため、
十分な理解が得られなかったり、いわれのない差別を受けることもあります。
☆網膜の病気を抱えた人たちと生きるために目の不自由な人が持っている「白杖(はくじょう)」。
これは、まったく目が見えない人だけが持っているわけではありません。
網膜の病気を抱えた人の「見え方」や病気の進行度合いはさまざまで、実際に五円玉の穴ほどしか見えていなかったり、
ものがゆがんで見えたり、スマホを見ることができても、白杖を使わないと安全に歩くことができないのです。
しかし、そうしたことを知らない人から、「見えているのに、見えないふりをしているのでは?」と思われ、
非難を受けることも少なくありません。
私たちは、「網膜の日」をきっかけに、網膜の病気を理解し、病気を抱えた人たちとともに生きてくために
何ができるかを考えていくことが必要なのです。
【公益社団法人 網膜色素変性症協会】
国の特定疾患(難病)の一つに指定されている「網膜色素変性症」ならびに
その類縁疾患の治療法確立と患者のQOL(生活の質)向上を目指して活動。
ハダル@矢野です。
まだまだ蒸し暑い気候が続く日々。
そんな夏の暑さを助長するのが、セミの鳴き声ではないでしょうか。
「ミーンミーン」という独特な鳴き声は数匹いるだけでも、かなりの大音量!
セミの声で目覚めてしまうなんてこともあるほどです。
あれだけ大きな鳴き声を響かせるセミですが、その生き様ははかないもの……。
道端でひっくり返り、儚い一生を終えたセミの姿を、この時季になるとよく見かけますが、
実は「セミの一生は長い!?」ともいわれています。
そのワケとは?
セミというと、夏になるといつの間にか現れて、あっという間に消えていく……、
そんな儚い存在のイメージを抱いている人も多いと思いますが、
みなさんはセミがどのように生まれているかをご存じですか?
アブラゼミは夏の成虫の間に木の幹に卵を産みます。
その卵が孵化するのは翌年の梅雨どき。
孵化した幼虫は土の中へ潜っていきます。
セミの一生の大半は土の中で過ごすことになります。
なんとその長さは3~17年にもおよぶのだとか!
セミの種類にもよりますが、3年も土の中にいるとは驚きですよね。
成虫になるまでにかなりの時間を要しているのです。
地中で長い時期を過ごすことはよく知られていますが、地上に出てきてからのセミの寿命は、なかには1カ月の場合も!
とはいえ、地上に出てきてから短命な理由はなんなのでしょうか。
長い長い地下生活を経て、羽化のタイミングで再び木に登っていきます。
ようやく羽の生えた成虫になるわけですが、最初のうちは体も白っぽく、鳴き声も小さいといいます。
セミが成虫になってからは、1週間くらいの寿命といわれていますが、
環境さえ整えば1カ月くらいは生きられるともいわれています。
人間をはじめ、外敵&天敵が多いため外で長期間生きるのはセミにとって、かなり難しいことなのです。
例えば外敵&天敵には、人間、カラス、猫、鳥、肉食の蜂・蟻とさまざまなのです。
セミが成虫になってからの期間は限られた短い時間しかありません。
その間にセミにはしなければいけないことがあります。
それは、子孫を残すこと。
成虫の間にしか、卵を産むことができませんので、子孫繁栄のために地上に出てきたといっても過言ではありません。
ちなみに鳴き声を発することができるのはオスのみ。
メスに合図を出すために、オスはあのような鳴き声を発しているのです。
あの鳴き声のおかげで、他の昆虫に比べてオスとメスが出会う確率が高いといわれています。
子孫繁栄のために、生きているわずかの時間で自らの使命を果たします。
私たちが目に触れる期間はわずかですが、満を持して地上に登場してくるセミ。
儚くも強い一生といえるかもしれませんね。
セミの生態を知ると、夏休みのセミ取は、鳴き声で虫取り網で捕獲するのですが、可哀そうな気になりますね!
一口メモでした。
ハダル@矢野です。
9月になって、暑さは、ひと段落の松江市です。
今日は、仁摩町 鳴り砂の秘密とことが浜伝説とは?という話題です。
鳴り砂とは、丸みを帯びた石英が65%以上含まれ、外部より急激な力を加えると音を発する砂のことをいいます。
鳴り砂の浜は日本で約30ヵ所確認されていますが、浜がゴミ等で汚れていないことや砂粒がほぼ均一であることなど
稀な条件下で鳴り砂になります。
浜の全域にわたってよく鳴る砂浜は、今では数えるほどになってきて、500万年と言う悠久の時に育まれた
この奇跡の浜「琴ヶ浜」は、日本有数の鳴り砂海岸として注目されています。
琴ヶ浜は、仁摩町馬路の海岸に約1.6kmにわたって続く砂浜です。
1996年に、『日本の音風景百選』と『日本の渚百選』に選ばれました。
琴姫伝説とは?
壇ノ浦の源平合戦で平家が滅亡した寿永4年(1185年)春、波に洗われ痛々しい姿になった
1艘の小船が馬路の浜へ流れ着きました。
その小舟の中には、たいそう美しい姫が一人、気を失ったまま横たわっていました。
そのか細い両腕の中には、しっかりと琴が抱かれていました。
姫は村人たちの手厚い介抱により少しずつ体力を取り戻し、消えそうだった一命を取り留めることができました。
姫は平家一門であったため、平家が滅びた今となってはもはや帰る住まいもなく、ただ身を隠しながら、
情け深い村人たちにすがって生きるより他に道はありませんでした。
姫はこれまで村人たちから受けた数々の情けや恵みへのお返しにと、日ごと夜ごと琴を奏で続けました。
その琴のしらべは、時に悲しく時にやさしく浜一帯に鳴り響きました。
その音色は、いつも村人たちをはげまし、なぐさめたと後々まで言い伝えられています。
やがて日が経つにつれ、ますます村人たちは姫を心から敬い慕うようになっていきました。
けれども姫は、恐ろしかった戦(いくさ)が思い起こされるたびに、それまでの華やかな都での生活がしのばれ、
この世の運命のはかなさを嘆かずにはおられませんでした。
そうして1年が過ぎ、春が巡ってきたうららかなある日のこと、海の漁から帰ってきた村人たちは、
いつも鳴り響く琴の音が聞こえてこないことに気づきました。
この異変を案じた村人たちは、姫の住まいを訪ねてみると、
この浜に流れ着いたときと同じ姿で、姫はすでに息絶えていました。
村人たちは、美しく心優しい姫の死をいたく悲しみ、浜一帯が見渡せる丘に琴と一緒に葬りました。
翌朝、漁に出ようとした村人たちが浜を歩くと、琴を奏でるようなやさしい音色が浜から鳴り響いてきました。
村人たちはこの音色こそ、姫が村人たちのためにこの浜に残してくれた琴のしらべに違いないと言い伝え、
その後、この浜を「琴ヶ浜」と呼ぶようになったとのことです。
悲しい伝説ですね!
ところで、海岸を裸足で歩く事がなくなったあなた!
波打ち際をきゅっ きゅっと音を鳴らしながら歩いてみませんか?