松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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神話の洞窟加賀潜戸 ■神仏宿る洞窟船の旅 加賀の潜戸(松江)

2026年09月09日 15:43   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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アリア@矢野です。

島根県北東部に位置する島根半島で、日本海に突き出た岬
「潜戸鼻(くけどはな)」(松江市島根町)の先端に海食作用でできた
洞窟「加賀(かか)の潜戸(くけど)」があります。
「神話の洞窟」とも呼ばれ、明治の文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)も
「これ以上に美しい海の洞窟は、そう考えられるものではない」と
絶賛した景勝地です。

遊覧船で加賀の潜戸を巡る約50分のコースで、年間約4000人の観光客が訪れます。
コース途中では、1400万年前の海底火山活動で安山岩と火砕岩が積み重なってできた
岬の地層も見え、その壮大なグラデーションに乗客は感嘆の声を上げています。

加賀の潜戸は、岬の突端近くにあるトンネル状の洞門「新潜戸」と、
加賀港から正面に見える洞窟「旧潜戸」の二つから成り、
波の穏やかな日は船で中に入ることもできます。
また、それぞれに言い伝えがあります。

奥行きが200メートル以上ある新潜戸は、奈良時代に編さんされた
「出雲国風土記」にも記されています。
出雲四大神の一人、佐太大神(さだのおおかみ)の誕生の地とされ、
母神の支佐加比売命(きさかひめのみこと)が弓矢で岩を射通すと
洞内が明るく輝いたと伝わっています。
その伝説の通り、洞門の内部は差し込む光で照らされ、澄んだ海の色とともに神秘的
な空間が広がります。

一方で、旧潜戸は別名「仏潜戸」と呼ばれます。
高さ10メートル以上、奥行き50メートルほどの巨大な洞窟で、
海岸から洞窟につながるトンネルを抜けると、十数基の地蔵とともに、
積み上げられた石の塔が無数に並んでいます。
幼くして亡くなった子どもが、親を思って小石を積み上げたとされる
「賽(さい)の河原」伝説の地です。

地蔵のそばには、我が子を亡くした親が供えたとみられる人形やおもちゃがあります。
洞窟の中のせいなのか、少し寒い感じがします。

「MEMO」
11月の波が穏やかな日には、「マリンプラザしまね」発着の遊覧船が運航され、
約50分の船旅で新潜戸と旧潜戸を巡る。
出航時間は午前10時20分~午後3時20分(受付時間は午前9時30分~午後3時15分)。
料金(税込み)は中学生以上は2000円、小学生は1000円。
6歳未満は、大人1人につき2人まで無料。
問い合わせは加賀潜戸遊覧船(0852・85・9111)。