松江/山陰バリアフリーツアーセンター
総アクセス数:13060331
今日のアクセス数:814
昨日のアクセス数:9597

松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

安来市の桜の名所は社日講演です!!

2017年04月07日 16:12   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)

ハウル@矢野です。
お花見の時期が訪れると何となく気持ちもウキウキとなりますね。
さて、今回は、あの安来節(やすぎぶし)にも歌われた桜の名所の社日桜の紹介です。
歌ってみますね。♪「安来千軒名の出たところ、社日桜に十神山」安来節の一節です。(やすぎせんげん なのでたところ しゃにちざくらにとかみやま)。
現在の安来は、公園(社日公園)になっています。4月上旬には桜まつりがありそこでは舞台から安来節大会も開催されていて、安来市民のお花見スポットとなっています。
「社日」という地区の名前は、「生まれた土地を守る神さま」という意味があり、島根県内でも数少ない地名です。
大昔の話になりますが、社日地区ができる時に、この土地を守ってもらうため、その名前をとったと言われています。
生活に、密着している節目の日を、「社日(しゃにち)」といいます。
ところで、社日とは何の事でしょうか?
社日は、八十八夜や半夏生と同じで、雑節の1つです。
社日の「社」は、その土地の守護神である祀る産土神( ※産土神とは生まれた土地の守護神)を意味しています。
社日とはその産土神を祀る日で、春と秋の年に2回訪れます。
ちょうど、春は種まきの時期で、秋は収穫期に重なる事から農業を行う人々にとって、大切な節目の日となっていました。
春の社日には五穀を供えて豊作を祈り、秋の社日は稲穂を供えて収穫に感謝をあらわしていました。
社日もまた、中国から伝わった風習が、日本独自の風習として定着したものと考えられます。
古代中国で、社日の「社」は土の神を指しており、その「社」を祀る祝日でした。
この風習が伝わると、古くからある地神信仰や田の神信仰と結びつき、その後根付いたといわれています。
古代出雲を治めていた大国主命もこの土地を眺められて農業に向いているいい土地だと言われたと出雲風土記にも紹介されています。

やすぎこうえん(しゃにちこうえん)については下記観光協会にお問い合わせ下さい。
TEL 0854-23-7667 (安来市観光協会)
公共交通 JR安来駅→徒歩20分
車 安来道路安来ICから県道334号経由2km10分



「雷が多い夏は農作物が豊作」ッて聞いた事がありますか?

2017年04月07日 15:40   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)

ハウル@矢野です。今週になり、連日20℃の日が続いて、サクラの花ももう少しで満開となりそうな松江市です。4月4日(火)に我がプロジェクトゆうあいでは恒例の松江城でのお花見会が開催され、約40名でお花見を楽しみました。その日はまだ2分咲き程度でしたがその日は、20℃超えの気温になり紫外線で顔が赤くなってしまいました。来週末までが見ごろでしょうか?
ところで、地元、松江の高校生が、雷と農作物の生育との関係を研究して、その方面に発表したそうです。学校の放電施設で実験で確かめたとの事です。雷を種に浴びせたり栽培する水に浴びせたりすると植物の生育が早まるという結果です。
昔から農家の人は夏に雷がなるとその年は豊作になると言っていたのは実体験からだという事が実証されました。
雷の事を稲妻(いなずま)とも言います。昔は「稲夫」と書いて「いなつま」と読んでいましたが江戸時代あたりから稲妻と言う言葉が使われていたようです。
いずれにしても「稲」という字が使われているあたり、米の生育と関係ありそうですよね。
そもそも、大気(空気)の成分の8割は窒素で残りの2割のほとんどが酸素だという事は皆さま、ご存じのとおりです。雷の放電は窒素と酸素に化学変化を起こさせ窒素酸化物を作り、それが雨に溶けて地面に降ってきます。
この窒素酸化物は窒素系の肥料と同じもので、天然の肥料となり植物の生育を助けるという訳なのです。
雷が作り出す窒素化合物は地球全体で年間3千万トンになるそうです。これが多いのか少ないのか私には分かりませんが比較実験(どんな実験かは分かりませんが)では、化学肥料を使うより遥かに多くの収穫量をあげたそうです。
それ以外にも雷の多い年は日照量が多いと言う統計や、そもそも雷という字は「雨+田」ですから適度な雨をもたらすという話も有ります。
この事は気象学てきにも統計上、確かのようですよ。
いづれにしても、災害が起きない程度であれば、私たちの口に入る物ですから豊作であればその分、安くなる訳ですので、そう願いたいものです。