松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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安来市の桜の名所は社日講演です!!

2017年04月07日 16:12   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
お花見の時期が訪れると何となく気持ちもウキウキとなりますね。
さて、今回は、あの安来節(やすぎぶし)にも歌われた桜の名所の社日桜の紹介です。
歌ってみますね。♪「安来千軒名の出たところ、社日桜に十神山」安来節の一節です。(やすぎせんげん なのでたところ しゃにちざくらにとかみやま)。
現在の安来は、公園(社日公園)になっています。4月上旬には桜まつりがありそこでは舞台から安来節大会も開催されていて、安来市民のお花見スポットとなっています。
「社日」という地区の名前は、「生まれた土地を守る神さま」という意味があり、島根県内でも数少ない地名です。
大昔の話になりますが、社日地区ができる時に、この土地を守ってもらうため、その名前をとったと言われています。
生活に、密着している節目の日を、「社日(しゃにち)」といいます。
ところで、社日とは何の事でしょうか?
社日は、八十八夜や半夏生と同じで、雑節の1つです。
社日の「社」は、その土地の守護神である祀る産土神( ※産土神とは生まれた土地の守護神)を意味しています。
社日とはその産土神を祀る日で、春と秋の年に2回訪れます。
ちょうど、春は種まきの時期で、秋は収穫期に重なる事から農業を行う人々にとって、大切な節目の日となっていました。
春の社日には五穀を供えて豊作を祈り、秋の社日は稲穂を供えて収穫に感謝をあらわしていました。
社日もまた、中国から伝わった風習が、日本独自の風習として定着したものと考えられます。
古代中国で、社日の「社」は土の神を指しており、その「社」を祀る祝日でした。
この風習が伝わると、古くからある地神信仰や田の神信仰と結びつき、その後根付いたといわれています。
古代出雲を治めていた大国主命もこの土地を眺められて農業に向いているいい土地だと言われたと出雲風土記にも紹介されています。

やすぎこうえん(しゃにちこうえん)については下記観光協会にお問い合わせ下さい。
TEL 0854-23-7667 (安来市観光協会)
公共交通 JR安来駅→徒歩20分
車 安来道路安来ICから県道334号経由2km10分