呉バリアフリーツアーセンター
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JR西日本の方との意見交換会に参加してきました。その2

2022年10月28日 17:12   呉バリアフリーツアーセンター
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10/19に行われたJR西日本との意見交換会、その2回目です。
呉・広駅構内の設備見学、階段昇降訓練を受けて行われた意見交換会では、
障害当事者、JRの職員さんの双方から活発に意見や疑問が出されました。

例えば、車椅子利用者への介助のコツについて。
一口に車椅子といっても、利用者の年齢、体格、状態は様々です。
ちょっとした介添えで済む人もいれば、そうでない人もいる。
訓練では、車椅子とそこに乗った人だけを上げ下げしました。
実際の利用では、車椅子に荷物が付いていることも多いでしょう。
係員の人にも、男性、女性、体格の良い人、細い人、若い人、ベテラン
いろいろいます。そうした意味で、人の手による介助は、
介助する人、される人がどんな人か?ということで、
必要なこと、できることが変わってきます。
そこで介助の際は、声かけと確認が大事になります。
この辺、車椅子に乗っている側にとっても発見があったので、
それはまた日を改めたいと思います。

階段昇降は、技術として知っておくことは大事なのですが、
利用者にとっても、JR職員の人にとっても負担が大きいですから、
あくまで非常手段です、ということはお話させていただきました。

駅の設備についてはいかがですか?という質問もありました。
多目的トイレの整備に始まり、エレベーター、アクセス経路など、
ハード面の整備は進んでいます。車両についても、ホームとの隙間や段差が
徐々に小さくなり、車椅子のまま乗車できるスペースが備えられるように
なってきています。今後の方向性としては、社会情勢や財政制約なども考慮しつつ、
長期的には利用者にも職員さんにも快適で安全に利用できる、働ける駅がよいと思われます。

意見交換会を通して、車椅子の方にとって、鉄道をより「身近に感じた」
JR職員の方にとっても、「直接、生の声を聞き、体験することができてよかった」
ということで、ご一緒することができ、よい機会を頂きました。

呉市車椅子九嶺クラブの皆様、JR西日本 呉駅・広駅の皆様
ありがとうございました。