松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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「雷が多い夏は農作物が豊作」ッて聞いた事がありますか?

2017年04月07日 15:40   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。今週になり、連日20℃の日が続いて、サクラの花ももう少しで満開となりそうな松江市です。4月4日(火)に我がプロジェクトゆうあいでは恒例の松江城でのお花見会が開催され、約40名でお花見を楽しみました。その日はまだ2分咲き程度でしたがその日は、20℃超えの気温になり紫外線で顔が赤くなってしまいました。来週末までが見ごろでしょうか?
ところで、地元、松江の高校生が、雷と農作物の生育との関係を研究して、その方面に発表したそうです。学校の放電施設で実験で確かめたとの事です。雷を種に浴びせたり栽培する水に浴びせたりすると植物の生育が早まるという結果です。
昔から農家の人は夏に雷がなるとその年は豊作になると言っていたのは実体験からだという事が実証されました。
雷の事を稲妻(いなずま)とも言います。昔は「稲夫」と書いて「いなつま」と読んでいましたが江戸時代あたりから稲妻と言う言葉が使われていたようです。
いずれにしても「稲」という字が使われているあたり、米の生育と関係ありそうですよね。
そもそも、大気(空気)の成分の8割は窒素で残りの2割のほとんどが酸素だという事は皆さま、ご存じのとおりです。雷の放電は窒素と酸素に化学変化を起こさせ窒素酸化物を作り、それが雨に溶けて地面に降ってきます。
この窒素酸化物は窒素系の肥料と同じもので、天然の肥料となり植物の生育を助けるという訳なのです。
雷が作り出す窒素化合物は地球全体で年間3千万トンになるそうです。これが多いのか少ないのか私には分かりませんが比較実験(どんな実験かは分かりませんが)では、化学肥料を使うより遥かに多くの収穫量をあげたそうです。
それ以外にも雷の多い年は日照量が多いと言う統計や、そもそも雷という字は「雨+田」ですから適度な雨をもたらすという話も有ります。
この事は気象学てきにも統計上、確かのようですよ。
いづれにしても、災害が起きない程度であれば、私たちの口に入る物ですから豊作であればその分、安くなる訳ですので、そう願いたいものです。