松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

一年中で一番暑い日は大暑です?!

2023年07月24日 10:34   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。
梅雨前線が大暴れして、避難情報や大雨・洪水警報が多くの都道府県に発令されるなど日本列島は、
今年も災害に見舞われました。
被災された方には、心よりお見舞いを申し上げます。
また、暑中 お見舞い申し上げます。

さて、7月22日は、大きく暑い、と書く「大暑」です。
何だかとても暑そうな感じは伝わります。暦の上では、夏真っ盛りということになりますが、
実際には半月くらいはずれて盛夏となりますね。
今年は、偏西風の蛇行幅が大きいのが原因で暑くなると予報が出ています。
動物園の白くまたちへの氷のプレゼントや打ち水などのイベントは、
この大暑の日に合わせていることが多いようです。
みなさんの処ではそんな行事はありませんか?
特に、各地で行われる打ち水のイベントも、もう恒例行事となりましたね。
昔の人が考えた生活の知恵の一つです。
地区の人で申し合わせてすれば約2度くらいは下がるそうですね。

今回は、大暑について少し調べてみました。
大暑(たいしょ)は、二十四節気の第12になります。
現在広まっている定気法では太
陽黄経が120度のときで天文学的には、瞬間と定義されています。
正確には今日の午前9時30分がその時にあたります。
また、期間としての意味もあり、この日から次の節気の立秋前日までとなります。
夏の土用が大暑の数日前から始まり、大暑の間じゅう続きます。
小暑と大暑の一か月間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送ることとなります。
大暑の時期や意味は勿論ですが、興味深かったのはその食べ物についてです。
皆さんは、大暑の食べ物って何だか知っていますか?
大暑の日に、食堂に入るとてんぷら定食が一押しメニューになっていたり、
スーパーでてんぷらが安く売られているのを目にしたことはないでしょうか。
実は、大暑の日はてんぷらの日として、土用の丑の日、8月29日の焼肉の日と並んで
「夏バテ防止三大食べ物記念日」とされています。
どうして天ぷらかなのかと言うと、「暑さに負けないように、栄養豊富なてんぷらを食べて夏を乗り切ろう」
という意味があるそうです。
ほかにも、うなぎ、梅干し、うどんといった「う」のつく食べ物も、夏バテ予防になると言われているので、
今日のランチは、”ざる天うどん”など、選んでみてはいかがでしょうか?
今日だけではなく、暑さでカラダがツライ…と感じたら、「う」のつくものを食べて、パワーをつけるのもいいですね。
こまめに水分補給をしたり、夏バテしないように気をつけて、暑さに負けず元気に過ごしましょう♪

他に「う」のつく食べ物は以下もあります。
ウリ(きゅうりやスイカ) うなぎパイ うまい棒 ういろう うに
2. うがつかない食べ物
土用餅 土用しじみ 土用卵
これってホントでしょうか?



「まごわやさしいヨ」の食生活で盛夏を乗り切りましょう!

2023年07月18日 13:05   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。


こんな時期ですが、健康は毎日の食生活からだと思います。 
「まごはやさしいヨ)」という言葉をご存じですか? 
皆さんは、勿論ご存じですよね。食事バランスの考え方の事です。
食育に興味はあるけれど、バランスと言われても詳しくは分からないという方も多いのではないでしょうか? 

栄養バランスの良い食事って? 
5大栄養素とか7大栄養素だとか内、炭水化物が3分の1とかいちいち考えると献立を考えるのは大変ですよね。
それが毎日になると益々困ります。 
そこで、「まごは(わ)やさしい」はいつもの食事に少しプラスするというやり方で大丈夫ですので、
実生活に取り入れやすい考え方といってもいいですね。 
「まごわやさしい」の3つのポイントを上げて見ます。 

1.ま=まめ(豆製品) ご=ごま(ごま類)
というように1日の中でこの食品を1回は取り入れましょう。という考え方です。 
2.毎日のお食事に足りていたいものを少しプラスするだけでOKです。 
3.計算は不要なので誰でも簡単に続けることができます。 
では、「まごわやさしい」についてもう少し詳しく説明しましょう。 
・ま:まめ 豆製品…大豆・小豆・味噌・豆腐など 
・ご:ごま ごまなどの種実類…ごま、ナッツなど 
・わ:わかめ 海藻類…わかめ、ひじき、海苔など 
・や:やさい 野菜類…葉野菜、根菜などできれば赤・緑・白の野菜 
・さ:さかな 魚類…切り身の他、小魚や貝類など丸ごと食べられるものなど 
・し:しいたけ きのこ類…しいたけ、えのきたけ、マッシュルームなど 
・い:いも イモ類…ジャガイモ、サトイモ、かぼちゃなど
 
ご自身の小さい頃のお食事はどうでしたか?
「まごわやさしい」がだいたい揃っていた、という方もいらっしゃるかもしれませんね。 
今までのお食事を大きく変える必要はありません。
足りないものを少しプラスするというように気軽に考えてみれば良いのです。 
例えば、ごま類が足りなければご飯にごま塩、サラダにごまをトッピング。
さかなの時はシラスを少しプラス。
他の物が足りなければ味噌汁に全て入れる、というように本当に手を掛けずに出来るのです。 

このくらい食べましょうという「量」の目安が示されているものもありますが、
毎日の料理を毎回計算していては続かない可能性もありますので、
ちょっとプラスする位の軽い気持ちで実践していただきたいなと思います。
まずは、ごはんと味噌汁で「まごわやさしい」を取り入れてみてはどうでしょうか。 
ごはんと味噌汁のセットがあれば「まごわやさしい」も取り入れやすくなりますし、
ご飯と味噌汁だけでは足りない栄養素もしっかりと補えます。
無理におかずを作らなくてもちゃんと栄養バランスは整いますので、
今日から早速「まごわやさしい」を取り入れてみてくださいね。 
様々な食材の中で、今年は2回土用の丑の日がありますので「う」のつく食物で、
これからの盛夏を乗り切りたいものですね。 
最後に「ヨ」がありますが、ヨーグルトです。
乳酸菌もできれば毎日でも体に取り入れれば満点ではないでしょうか!



みなさまは、「半夏生」ってご存じでしたか?

2023年06月28日 14:28   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。

沖縄県、奄美地方は早くも梅雨明けのことです。
梅雨前線が北上しましたので、これからが本格的な梅雨ですね!
今日も午前中は、大雨の松江市です。

「半夏生」という言葉をご存知でしたか?
今年は7月3日でしたでしょうか?!
半夏生(はんげしょう)は雑節の1つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃とされて、
この名がついたものと見られます。
一説に、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り、
半分白くなって化粧しているようになる頃とも言われるようです。
様々な地方名があるようですが、こちら出雲地方では、「半夏(はんげ)」といいます。
昔からの風習が伝えられている処は多いようです。
この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言い、大雨になることが多いのです。
地域によっては「半夏水」(はんげみず)とも言います。
農家にとっては大事な節目の日で、この日までに「畑仕事を終える」「水稲の田植えを終える」目安で、
この日から5日間は休みとする地方もあります。
また、この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、
この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりしたのだそうです。
これは、どんな戒めなのかは私には不可解ですが、
湿気が多く雑菌が多く繁殖し伝染病に気をつけなさいということなのでしょうか。
何だか怖い季節のようです。

現代では天気予報もあり、大雨などはある程度は予測されますが、
天気予報が外れる確率が多いのもこの時期なのは確かです。

出雲地方では、この時期に特別な食べ物としては、笹巻き(ささまき)を食べるくらいです。
夏至から半夏生の間に作ります。
中身は、米粉100%で作ったお団子を若葉の笹で包んだものです。
食べ方は、お湯でゆがして、ササを取り除き、砂糖醤油や黄粉をつけて食べます。
皆様の処ではいかがでしょうか。

気候の変わり目を、昔の人はきちんと暦に記しています。
経験値の積み重ねと言わざるを得ませんね。
現代でも、少しは暦の享受をしたほうがいいかもしれません。



松江市清光院に残る芸者の足跡とは!?

2023年06月19日 14:52   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。
先日は、カミナリがゴロゴロと鳴り雨天でしたが数日は晴天のようで、五月晴れで梅雨も休憩といったところですね!

松江市外中原の月照寺の西側に曹洞宗寺院の清光院があります。
この寺院に伝わる怪談を紹介します。

江戸時代の終わり頃とも言われるが、松江大橋の南、和多見町というところに一人の芸者が暮らしていた。
名は松風(まつかぜ)。
人気の芸者であったが、大橋の北側に住む相撲取りと懇ろの間柄となっていた。
ところがある若侍が松風を気に入り、次第につきまとうようになってきたことで悲劇が起こる。
松風はいつのように橋を渡って恋仲の相撲取りの家に行って、夜になって帰ろうとした。
そして大橋の近くまで来て、偶然にも横恋慕の若侍と出くわしてしまった。
目ざとく松風を見つけた若侍が言い寄ってくるが、助けを求める人も夜半ではおらず、
松風は橋を渡らず路地へ逃げ隠れようと走り出した。
一旦は身を隠したが、橋を渡らないと家に戻れない。
松風は知り合いの住職のいる清光院で一夜を明かそうと、そちらへ向かって逃げていった。
ところが不幸なことに、寺の近くまで来て若侍に見つかってしまった。
日頃から邪険にされてきた怒りから、殺気すら漂う。
とにかくあと少しで寺に逃げ込めると、松風は振り切るように石段を登っていった。
しかし、当然若侍の足は速い。
刀を抜くと一気に石段を登り、背後から松風めけて斬り込んだ。
一瞬体勢を崩す松風。
だが気が張っているのか、相当な深手にもかかわらず、松風はさらに石段を登り切って境内に入っていった。
若侍はそれ以上追うことはなかった。
手応えはあった。
もはや助かるはずはなかった。
境内に入った松風は、住職に助けを求めることなく、位牌堂の階段を上る途中で倒れて事切れてしまったのである。
翌朝になり、松風の遺体はそのまま清光院に葬られることとなった。
だが、べっとりと血が染み込んでしまった位牌堂の階段は、
いくら綺麗に磨こうが何をしようが、血の跡が消えることがなかった。
現在でもその当時の階段のまま残されているという(石段の上にある柵の奥側が、その階段と言われる)。
そしてこの位牌堂の前で、謡曲の「松風」を謡うと、必ず松風の幽霊が現れるという噂が残っている。

<用語解説>
◆謡曲「松風」
観阿弥の作品を息子の世阿弥が改作したものとされる。
須磨の海女であった松風とその妹の村雨は、故あって須磨に流された
在原行平(818-893。在原業平の異母兄)の寵愛を受ける。
しかし行平は、烏帽子と狩衣を形見として姉妹に渡して京に戻り、間もなく亡くなる。
その後、姉妹の墓標となる松の木で経を読んだ僧が、姉妹の亡霊と遭遇してその身の上話を聞く。
その際に、松風は在りし日を思い返して、その狂おしさに形見の烏帽子と狩衣を身につけ、
舞い続けさらに心を乱していく。
そして妄執を鎮めるための供養を頼み、消えていく。
何かしらの縁で、特定の謡を吟ずると障りがあるという伝承の地が何箇所かある。
松江では普門院(ふもんいん)前の“小豆磨ぎ橋”で「杜若(かきつばた)」を謡うと不幸があるとの話が、
小泉八雲の作品にある。



「梅雨」はもともと「黴雨」だった?

2023年06月14日 10:27   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。
今日は、ジトっとした天気ですね!
みなさんは、すでによ~くご存じでしょうが、梅雨の話題です。

「梅雨」はもともと「黴雨」だった?

梅雨時期である6月は梅の花はとっくに散っている時期… なぜ梅の雨と書くのでしょうか?
梅雨(ばいう)は中国から伝わった言葉です。
もともとは雨が多く黴(かび)が生えやすい時期であることから、
黴雨(ばいう)と呼ばれていたそうですが、黴の雨では漢字を見ただけでジメジメどんよりしてしまいますよね。
そこで、同音であり、この時期に旬を迎える梅の字を黴に代えて梅雨となり、伝えられたという説があります。
他にも、種類にもよりますが、早いもので5月下旬から、
遅いものでも6月下旬には旬を迎える梅の熟す時期の雨ということで梅雨と呼ばれており、
そのまま伝えられたという説があります。

なぜ「つゆ」と読むの?
梅雨の由来はわかりましたが、なぜ、日本では“つゆ”と読むようになったのでしょうか?
雨が多い時期であることから『露にぬれて湿っぽい』という意味を持つ「露けし」からとったとする説と、
梅が熟して潰れる時期であることや長雨により食べ物や衣服が傷んでしまう時期であることから
「潰ゆ(ついゆ)」からとったとする説があります。
どちらもこの季節の特徴を表した由来ですね。

いかがでしたか?
梅雨が梅の実の時期であり、雨にまつわる読み方をあてて「つゆ」となったことがわかりますね。
ジメジメする季節ですが黴に負けず、梅のように爽やかに過ごしたいですね。
また、別の言い方としては、五月雨(さみだれ)といいますね。
使い方としては、俳人 松尾芭蕉の「五月雨をあつめて早し最上川」と読んでいます。
梅雨の季節の晴天を「五月晴れ」といいますが、最近では、もともとの意味をはずれて、
五月の晴天のことというふうに変わってきましたね!