松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

菜の花の仲間ってたくさんあるんですよ!  

2022年03月16日 10:22   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。 

松江城山公園のソメイヨシノの開花予想は、3月27日ということですが、
随分温かいですので、もう少し早くなるかもですね♪
さて、春のイメージは人それぞれにお持ちだと思います。
春の歌に「おぼろ月夜」がありますね。
その中に♪菜の花畑に入り日薄れ・・・。 
畑に一面に広がる菜の花や川沿いに揺れる菜の花。
時々、ちょっと不恰好な菜の花や白い菜の花を見つけて、「これも菜の花?」と思ったことはないですか? 
実は、菜の花の種類はたくさんあるそうです。黄色い菜の花だけではなさそうですよ。 
少し調べてみましたので、一緒に勉強する事にします。
素朴な疑問を解消しましょう。
 
菜の花には、食材としてお馴染みの野菜がいっぱいあります! 
例えば、白菜もトウが立つと立派な菜の花になるのです。 
そもそも「菜の花」という植物は植物学的にはなく、アブラナ科の植物の総称です。
花びらが4枚で十文字に咲くことから十字花植物とも呼ばれています。 
また、菜の花の菜には「食用に出来る葉や茎」という意味もあるそうです。 
アブラナ科の植物には次の種類があります。 
アブラ菜、コマツ菜、白菜、キャベツ、ミブ菜(京菜)、カブ、カラシ菜、ブロッコリー、
カリフラワー、葉牡丹、クレソン、大根などです。 
キャベツや大根やホウレンソウも仲間だとは意外ですね。 
ブロッコリーの花も菜の花だなんて!
こうしてみると、日頃食材となっているものが多いですね。
普段は花が咲く前に収穫されてしまいますが、種子を採るため、
または放置されたまま成長を続けると、トウが立って花が咲きます。 
ですから、畑などで菜の花だ!と思って近づいてみると茎がちょっと赤っぽい。
根元を見たら赤カブだったとしても、これも菜の花でいいわけです。 
また、菜の花が黄色いとは限りません。白い菜の花を見かけたことはありませんか。
菜の花は黄色い花ばかりではないのです。 
白い菜の花の代表は大根です!
また、大根の種類によって少し色味が違い、薄紫の花をつけるものもあります。 
しかし、菜の花の王道といえばアブラ菜!
このアブラ菜は、出世魚みたいに呼び名が変わるのをご存知ですか?
しかも、花屋さんに並ぶのは白菜です。 

花言葉は 
・快活 
・明るさ 
・小さな幸せ 
・豊かさ 
・快活な愛 
花言葉の由来は、つぼみの緑、鮮やかでパッと明るい黄色の花の様が春らしい人々の心を明るくする 
その姿から由来しているといわれています。 
皆さまも少し注意をしてご覧になれば新たな発見があるかもしれませんよ。 



日本の刀剣は奥出雲のたたらから全国の刀匠へ送られています!

2022年03月08日 16:01   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。

今回は、「日本の刀剣は奥出雲のたたらから」という話題です。
皆さんは「たたら」ってご存知ですか?
「たたら」とは、鉄を生産する技術のことなんです。
鉄の生産は、古代より日本全国で行われていました。
特に中国山地の山には、砂鉄が多く含まれていることや木炭の生産をする
炭焼きが盛んだったことなどの条件が整っていた為に、盛んに行われました。
まして江戸時代に入ると、松江藩が産業として奨励したこともあり、
田部家、糸原家、桜井家が中心となり生産されました。
「もののけ姫」の作品中には「たたら製鉄」が題材として取り上げられました。
これは、特に奥出雲地方をモデルにしているともいわれています。
この製鉄法を簡単に紹介すると、次のようになります。
粘土で造った炉(ろ)に砂鉄と木炭を交互に装入して、吹子(ふいご)で風を送り木炭を燃焼させて
砂鉄を溶解・還元して鋼(はがね)を作る日本古来の製鉄技術です。
「たたら製鉄」は、現在の製鉄技法と違って、低い温度で精錬するため、
非常に純度の高い鋼(はがね)を造ることの出来る製鉄法です。
火を入れてから三日三晩をかけて操業されます。
鉄の硬さは、そのとき含まれる「炭素(たんそ)」の量で違うそうです。
そして、生産された鉄の塊(かたまり)は鉧(けら)と呼ばれています。
その中心部にあるの「玉鋼(たまはがね)」と呼ばれる純度の高い鋼が含まれていて、
これを原料として日本刀などが作られるんです。
現在では、財団法人日本美術刀剣保存協会が、
ここ奥出雲町にある鳥上木炭銑工場で毎年冬操業されるだけとなりました。
そんな、歴史深い「たたら」の魅力を展示しているのが、
安来市、雲南市、奥出雲町の2市1町の共同プロジェクト「鉄の道文化圏」の

展示施設の一つ「奥出雲たたらと刀剣館」です。
ここでは、たたら操業を判りやすく展示してあります。
「本場」と呼ばれる鍛冶職人の作業風景をジオラマを使って展示してあり、当時の様子が伺えます。
またメインの「たたら炉」のレプリカは、「たたら炉」の秘密を実物大で展示してあり大迫力です。
一番の特徴は、炉の地下構造を忠実に再現してあることなのです。
たたら製鉄で重要なのは、湿気を防ぐことと保温性を高めることだそうです。
舟形の粘土の炉は崩され、重さ2.5~3tに成長した鉧(けら)が取り出されます。
この中から約1tの純度の高い「玉鋼」が取れるそうです。
こうして造られた玉鋼は全国の刀匠に配られ、日本刀の原料として使われるのです。
奥出雲には、神話から実際の産業まで話題が豊富です。
またの機会にもう少し他の話題も掘り下げてみたいものです。



ホテル・旅館のスタッフの生産性の向上とサービスと障害者・高齢者 ?

2022年02月28日 14:47   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。
春がもうそこまで、来ているような松江市です。
最近、特に新型コロナ感染が蔓延してきてから、コンビニ・スーパーマーケットでも、
タッチパネルでレジを済ます店舗が少しづつ増えているようです。
確かに、直接現金に触れたり、言葉を交わさずにできる事は、一般の健常者にはとっても便利だとは思います。
目がみえない・見えみくい人たちのあいだでは、困ってしまったとの訴えを耳にするようになりました。
そもそも、自力で商品を見つけることさえ困難の人にとっては、無人の店舗などありえないのです。
ファミリーレストランでもタッチパネルでオーダーするのですから、どれもこれも会話無用といったところなんですよね!
ところで数年前になりますが、朝のNHKテレビ番組でホテル・旅館スタッフの生産性のアップと合理化の話題がありました。
箱根の老舗旅館の例がとりあげられていました。
スタッフの生産性は、各旅館で3倍以上の格差があると解説していました。
この旅館では一泊二食で9000円で他の旅館の半分だといいます。
私たち障害者がピンとくるのは、合理化ではないかという事です。
どんな事で生産性を上げたのかというと、旅館での通常のサービスを無くした事です。
まず、玄関では靴を脱ぎますが自分で靴箱に入れます。
チェックインのあと部屋までの案内がありますが、これもしません。
また、布団の上げ下ろしもしないそうです。
一般の観光客の話では、「これくらいの事で旅館代が安くなればいいです。」との事でした。
障害者、特に視覚障害者にとっては、とっても選択は出来ない旅館です・・・。
皆様は、どのように感じられましたでしょうか?





「第16代 堀尾吉晴公・松江武者行列」開催決定!

2022年02月24日 10:01   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。

プロジェクトゆうあいが、毎年関わりのある「松江武者行列」の開催決定されましたので、皆様に概要をご案内します。
松江開府の祖・堀尾吉晴公とその子息・堀尾忠氏公、それに堀尾衆一行が、400年の刻(とき)を越えて
松江城に入城する様子を再現した絢爛豪華な時代絵巻、「松江武者行列」。
一昨年から新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期しておりましたが、
今年「第16代 堀尾吉晴公・松江武者行列」の開催が決定いたしました。

日時 2022年4月2日 土曜日
行列コース 決定次第ホームページ上にてお知らせいたします。
※雨天時は県民会館大ホールにて実施
※新型コロナウイルス感染症対策を考慮しながら行います

時代衣装の着付けスタッフ募集中です。
以下の日時で、着付け講習会が開催されます。
普段なかなか見ることのできない美しい時代衣装の着付けを体験してみませか?
初めての方、大歓迎です!

●着付け講習会日時 :3月19日土曜日 受付 12時30分から13時00分 
講習会 13時から16時30分    3月20日 (日)受付 9時30分から10時00分
講習会 10時00分から13時00分
※いずれかご都合のつく日にご参加ください。
両日も可能です。
場所:松江市国際交流会館 (松江市西川津町3405-5)

詳細は下のホームページをご覧ください。
https://www.musha-gyoretsu.jp/

お問い合わせ先
【事務事業受託先】特定非営利活動法人プロジェクトゆうあい (担当 : 川瀬)
〒690-0056 松江市雑賀町 227 番地
TEL 0852-61-0199 / FAX 0852-27-7447



出雲そばは、信州の戸隠そばが原点なんです?!

2022年02月14日 13:28   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。
我が家の一本しかない梅の木にも、10厘ほどの花が咲き、余寒の季節を感じさせてくれています。
さて、日本三大そばと言えば、
長野県の戸隠(とがくし)そば、島根県の出雲(いずも)そば、岩手県のわんこそばの3つです。
少しでもそば好きのあなたなら、当然の如くご存知ですよね!
古くからそれぞれの地で、大切にそだてられ、うけつがれ、食べられてきています。
私は松江市在住ですので、出雲そばには、日常、慣れ親しんでいます。
今回は、「出雲そば」の紹介をします。
特徴といいますと、玄そば(殻のついたそばの実)をそのまま挽き込む「挽きぐるみ」なんです。
さらに、多くの店では石臼で挽くため、香り、風味が熱で損なわれないのが最大の特徴になります。
これが、いい香りなんですね!
二八そばのように麺が白くて香りの少ないのではありません。
冷たい「割子そば」は、きざみねぎと大根おろしときざみのりの具に、そばつゆをそばにかけて味わうのが定番です。
3段重ねの丸い独特の割り後と言われる器で味わいます。
好みで、日本酒を少し入れれば、風味が増します。私の食べ方です。
また、温かい「釜揚げそば」は、熱いそば湯と一緒に器にいれ、そばつゆをかけていただきます。
門前で味わう伝統の味です。この食べ方が本来のようです。
寒いこの時期には、ホント、あったまりますよ。
出雲そばの歴史はと言いますと、もともと冷涼な奥出雲で、そばの産地に適していたこと、
寛永15年(1638年2月11日)松平直政(まつだいらなおまさ)が
信濃国・松本藩から出雲国・松江藩に国替えとなった際、
信濃からそば職人を連れてきたことでそば食が定着したと推測されています。
さらに、松平治郷(松平不昧)はそば好きで知られ、茶懐石にそばを取り入れるなどして、
そばの地位向上につながりました。
神在月(かみありづき)の『神在祭』では、新そばを「釜揚げ」で味わうことが伝統です。
出雲地方には、多くのそば屋さんがあります。麺の打ち方は、店主のこだわりがあり、皆同じではありません。
食べ歩いて自分に合ったそば屋さんを探してみるのも一興です。
毎日、朝に麺を作りますので、お昼が過ぎると売り切れにご用心してくださいね!