ハウル@矢野です。前回の続きですが、最も大事な事を書き忘れていました。
出雲大社での参拝の作法はみなさん、ご存じですよね。一般的には「2礼2拍手1礼」ですが、出雲大社の正式な参拝作法は「2礼4拍手1礼」となります。ご本殿以外のご社殿をお参りの際にも、この作法にてご参拝下さい。 4拍手をする理由ですが、当社で最も大きな祭典は5月14日の例祭(勅祭)で、この時には8拍手をいたします。数字の「8」は古くより無限の数を意味する数字で、8拍手は神様に対し限りない拍手をもってお讃えする作法です。ただし、8拍手は年に1度の例祭(勅祭)の時のみの作法としています。平素、日常的には半分の4拍手で神様をお讃えする4拍手の作法としていますが、お祈りお讃えするお心に差はありません。
車椅子の貸し出しはありますか?
車椅子の無料貸出しを行なっておりますのでお申し出下さい。
貸出し場所: 出雲大社社務所
貸出し時間: 午前8時30分~午後4時30分
※ 利用範囲は出雲大社境内のみとなります。当然ですよね。
ペット同伴での参拝は可能ですか?
神社の境内は、神様をお祀り申し上げ祭祀が執り行われる神域であるとともに、ご参拝の皆さまに清々しくお参りいただく聖地です。 飼い主の方の責任のもと、他の参拝者にご迷惑をお掛けすることがないよう、十分に留意してご参拝下さい。
尚、瑞垣内、御祈願のおまつりを奉仕します拝殿・神楽殿や、宝物殿などの建物内へのペット同伴での参入はお断りいたしています。
私も盲導犬同伴で参拝しましたが、鳥居をくぐる前に、しっかりと排泄は済ませておきましょう。
出雲大社には宮司さんが何人いるのですか?
出雲大社には宮司以下多くの神職が奉仕しておりますが、宮司は1人です。これは他の神社でも変わりません。
よく境内を歩いている神職はすべて「宮司」と勘違いをされている方がいますが、これは誤りです。宮司とは神社を総括する唯一の代表者です。出雲大社では宮司以下に、権宮司、禰宜、権禰宜、主典、出仕という神職身分で奉仕しています。この内、日常に拝殿・神楽殿での家内安全・縁結びなどのご祈願のおまつり(団体神楽を含む)を奉仕しておりますのは禰宜、権禰宜、主典、出仕です。
私も沢山の方がいらっしゃるのだと思っていました。宮司さんはお一人なんですね。
平成29年の神迎祭・神在祭はいつですか?
平成29年の神在祭の日程は下記の通りです。
・神迎祭 11月27日 午後7時
・神在祭 11月28日 午前9時
・月始祭 臨時縁結大祭 12月 1日 午前10時
・神在祭、縁結大祭 12月 2日 午前10時
・甲子祭、臨時縁結大祭 12月 3日 午前10時
・神在祭、縁結大祭 12月 4日 午前10時
・神等去出祭 12月 4日 午後4時
上記、どうぞご参考にしてください。
ハウル@矢野です。朝晩の気温差が大きくなり、松江の朝は、濃霧につつまれています。山間部の木々は徐々に染まってきています。
さて、今回は、出雲大社参拝の豆知識をちょっとだけお話しますのでご参考にしてください。
出雲大社は正式にはどのように読むのかご存じでしたか?
一般的には「いづもたいしゃ」と言っていますが、正式には「いづもおおやしろ」です。
次にお賽銭の金額は決まっているのでしょうか?
お賽銭を5円にすると「ご縁がある」とか、「二重にご縁があるように」と25円、「始終ご縁があるように」と45円、「これ以上の硬貨(こうか=効果)はない」と500円などと、ガイドの方がおもしろおかしく話を作って案内されるのを聞くことがあります。 これは、まったく根拠のないおもしろおかしくしようとの“ためにする”語呂合わせにすぎません。大切なのは神様に対して真摯な気持ちでお祈りをし、その気持ちをもって日々の生活を送ることです。祈りの心はお賽銭の金額によって、まして変な語呂合わせで左右されるものではありません。
ちなみに私は、十分にご縁があるように「15円」にするのかと思っていました。
注連縄にお賽銭を投げ、刺さると縁起が良いというのは本当ですか?
これについては、私も参拝のたびに挑戦していました。実際にしめ縄に硬貨がささっていましたし、相当に運がないとささりませんでした。
ところが、注連縄は神様がお鎮まりになる御神域を示し結界する神聖なものです。その神聖な注連縄にお賽銭を投げ入れるという行為は、神様に対して失礼にあたることです。従って縁起が良いことではありません。 だそうですので、柱の割れ目に硬貨を捻じ込んだりするのもNGですよね。
銅鳥居を触りながら回ると金まわりが良くなるとの話は本当ですか?
参道を抜けると、緑青色に輝く銅鳥居があります。銅製の鳥居であるが故に、いつの頃からかこの銅鳥居を触りながら回ると「金まわりが良くなる」とガイドの方の案内を聞く事があります。これまた同様におもしろおかしく案内しようとする創作です。出雲大社に古からある信仰ではありません。
以上のように、ガイドさんの言う事は全部が正解ではなさそうですね。みなさん、気をつけて参拝しましょう!