松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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夏の七草があるのをご存じですか?!

2018年06月05日 14:25   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。皆さんは、梅雨と入梅ッて同じだと思っていますか?
そもそも梅雨(つゆ)とは、春から夏の間に、梅雨前線(ばいうぜんせん)の影響で雨が続く期間のことです。そして、この期間が始まることを「梅雨入り」、終わることを「梅雨明け」と呼びますね。
この「梅雨入り」を漢語で表現したものが『入梅』です。ですから、梅雨入り = 入梅ということになります。
ところで、「夏の七草」をご存じでしょうか?
結論から言うとアカザ、イノコヅチ、ヒユ、スベリヒユ、シロツメグサ、ヒメジョオン、ツユクサの7種です。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの春の七草や、ハギ、オバナ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの秋の七草にくらべ、夏の七草はまったく知名度がありませんね。
それもそのはず、夏の七草は、太平洋戦争末期の1945年6月、日本政府の広報誌『週報』において発表されたものだったからだそうです。つまり夏の七草とは、本土決戦のための食糧だったのであり、それゆえ敗戦とともに忘れ去られてしまったのです。
しかし、当時の本当に身につまされる「決戦生活」は、初夏のこの時期にこそあったそうです。
「決戦のために雑草を食え!」
1945年2月14日付の432・433合併号の特集はその名も「食糧決戦」。「野草も決戦食糧に」として、「野生の雑草類」の活用が訴えられていたそうです。
タンポポ、タビラコ、アザミ、ノゲシ、ヨメナ、ナズナ、ハコベ、ギシギシ、カンゾウ、ノビル――などなど。
ご丁寧なことに、漬物、和え物、味噌汁、酢味噌、煮物、きんぴら、油炒め、サラダなど、具体的な活用方法もひとつずつ詳しく記されていたとの事です。
たとえば、タンポポについてはつぎのとおりです。
「葉をよく洗つて、切れ口から出る白い汁を取り去り、茹でて浸し物、味噌和、味味噌、澄し汁等に用ひますと結構です。また生のまゝサラダにしても漬物にしてもよいのです。根も茹でたり煮たりして食べられます」
これをみると、意外に悪くはないと思いませんか?タンポポやヨメナなどは昔から食べられてきたし、ナズナやハコベは春の七草です。
また、別の特集は「勝ち抜く食糧」。冒頭で紹介した「夏の七草」とともに、「山草も決戦食の仲間入り」としてつぎの山菜が取り上げられています。
ヤマブキ、ツワブキ、ワラビ、ゼンマイ、ヨモギ、イタドリ――などです。
現在でもよく食べられるものですね。
現代社会では、食糧は過分にある日本ですが、かつては、このような悲惨な時代があった事を日本人は忘れてはならないと思います。でも、何だか健康になりそうな気がしませんか?ひとつでも普段食していない雑草を上手に料理すれば良いのかもしれません。試してみてはいかがでしょうか。