松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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肥満は周りの影響を受けて連鎖する?!

2015年03月02日 15:32   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
3月に入りましたが、相変わらず寒い日が続く松江市です。
「社会的」なつながりは、肥満を連鎖させるほどの影響力を持っています」という記事を見つけましたので、本当にそうなのかと考えて見ました。
「肥満はなんと感染する!」と聞いたら、驚きますよね。くしゃみや接触感染する訳など勿論、ありません。
物の考え方や団体行動などは、教育や訓練でほぼ同じようにはなりますが、体系(肥満)まで画一するとは思えません。
そもそも肥満は、太目ではありません。
BMIが30を超える人としたときのことです。
■BMIの計算方法 : BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
「肥満は周りの影響を受けて連鎖する」。この論文を発表したのは、ハーバード大学のニコラス・クリスタキス教授です。
なんと、肥満(BMI>30)になる人は、配偶者が肥満な場合は37%増加、兄弟姉妹だと40%増加、友人だと57%増加したとのことです。
そして、インフルエンザとは違って、地理的に近い人同士は肥満の連鎖は起こらず、「社会的」なつながりが影響することがわかりました。
身近な人の習慣が与える影響は大きいという事です。
「(太った)友達がお菓子を食べているから、私も食べてもいい」
「(太った)お兄ちゃんと同じ量の食事を用意してしまう」
「(太った)嫁が食後のデザートを必ず用意するので食べてしまう」
といったように、社会的なつながりがある人の食習慣の影響は大きく、自分の食べ過ぎてしまう理由をつい作り上げてしまいがちです。
また、喫煙習慣や飲酒、幸せまでもが社会的ネットワークの影響を受けていることがわかっています。
それでは、「社会的」なつながりを変えれば解決するのでしょうか?
「なんとしても痩せたい!」と思ったら、肥満になるような行動をしている人との関連性を少なくすることを考えないといけないかもしれませんね。
しかし、そう私が言うと、「私の肥満は周りの影響だからしょうがない」と自分の間違った食習慣を棚に上げる人が必ずいます。
いやいや、ちょっとまってください!
私たちは、社会的なつながりのある人の影響を受けることが多いのですが、結局は
それに甘んじて食べてしまっている自分が悪いのです。
そういった甘えた思考ではなく、この研究結果は「私の良い行動が、他人に影響を与える」という風に捉えたらどうでしょう。
あなたの良い行動、たとえばダイエットをするとか、禁煙をするとか、毎日走りこむということが、周りの友達に感染し、そして友達の
友達までも巻き込み、社会全体を良い方向に変えることになるかもしれません。
なんて大きな話になりましたね。
ちなみに、ここで言っている「肥満」は医学的な話で、多くの女性達が望んでいる美容的な体重ではないのでご安心してください。
誤って自分が過体重だと信じ込んでいる人は、本当に肥満になるリスクが高いという研究報告もあるので、勝手に自分が太りすぎだと
思い込まないことも大事ですよ。
それは、大変に恐ろしい事ですね。