松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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社会福祉協議会さんの協力

2012年06月18日 18:41   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江/山陰バリアフリーツアーセンターの川瀬です。
梅雨に入り、雨が続くようになってまいりました。
大きな災害に繋がらないように祈るばかりです。

最近になって、
以前島根を旅行された、視覚障がい者の方から、
立て続けに、
ツアーセンターの無い、他県の旅行をしたいというご連絡をいただきまして、
コーディネートさせていただきました。

先ずは、山口県。
「金子みすゞを巡る旅」がしたいというご連絡をいただきました。
公共交通機関を使ったタイムスケジュールを作成し、
ご本人の意向や、地元の観光協会さんに聞きながら、旅を形作っていきました。

続いては、岡山県。
「兵庫県と、岡山県の県北にある、古い城を巡る旅がしたい」というご連絡でした。
行ってみたいという山城を、公共交通で結び、タイムスケジュールを作成。
足元の状態などは、現地の観光協会さんなどに聞きながら、情報を得て行きました。


共に、視覚障がいの方でしたので、
手引きをしていただく人が必要になります。
その時に、頼りになったのは現地の社会福祉協議会の方々でした。
タイムスケジュールを元に、
「この場所からこの場所までで・・・、手引きのポイントは・・・、時間は・・・、お勧めの場所は・・・」

どの地域でも、手引きもはじめてという方々がほとんどでしたが、
どの地域も積極的に「よい機会ですので」と、手引きを引き受けていただく姿勢に、
本当に頼りになりました。

旅に慣れた旅行者ということもありましたが、
テクニック的な話は一先ず二の次で、
なんとか、望まれる旅行を形にしたいという思いのままに、形作った二つの旅行。
「一緒に旅を楽しんでいただけるような感じでお願いします」と、最後はかなり強引な感じですが、
楽しんでいただける旅となりました。

旅を形作るなかで、
旅行地をつなぐというよりは、
人と、人とをつないでいることに気づきました。

万が一のことなど、リスキーな部分もあるかもしれませんが、
喜んでいただきたいという思いと、
揺れ動く日々です。