松江/山陰バリアフリーツアーセンター
総アクセス数:13016651
今日のアクセス数:2586
昨日のアクセス数:5428

日本人はなぜ桜の花が好きなのか?

2019年03月12日 14:57   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)


ハダル@矢野です。日本人の心意気は桜の花に例えられますが、どうしてなんでしょうね。
元々は梅の方が先に日本に渡来していますが、後から渡来した桜に日本の花を奪われた感があります。桜は、地位を高めて国花にまで登りつめました。
何でも梅の花はいい匂いがします。桜は殆ど匂いはしませんね。そこのところなんでしょうか。
西洋人が好むバラがありますが、日本人的には、花びらがしつっこくくっついていて潔さがないとの説があります。
同じバラ科なのにね。
「敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花」作者は本居宣長ですね。
直訳すると、「大和心(日本人の心)とは何かと人が尋ねたなら、朝日に照り映える山桜の花のようなものだと答えよう。」です。戦争中は軍国主義を煽るような意味合いで使われたりもしたようですが、本来の意味は、日本人の心を、一瞬に凝縮された山桜の美しさにたとえたものでしょう。
ちなみに、日露戦争の後、煙草が専売になって、この和歌から「敷島」「大和」「朝日」「山桜」の4銘柄の名前が付けられたそうです。そういえば、昔の小説に、「敷島を吹かしながら」なんて表現が出てきますね。
一口メモでした。