松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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オシドリは夫婦円満の鏡なの?!

2018年04月24日 15:26   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。先週の土曜日にはこちら島根県でも真夏日になった?とか。それでもまだ半袖にはもう少しッてとこでした。今週になると標準の4月末の気温にもどりました。ホント着る物に困りますよね。
仲むつまじい夫婦を「おしどり夫婦」などと呼ぶことがあります。
そのイメージに引っ張られて、オシドリは一夫一婦制で一度つがいになったなら、生涯を添い遂げる愛情深い鳥だとばかり・・・思っていたのはこの間まででした。
どうしてオシドリは一生添い遂げる事になったのでしょうね。あなたは実際にご覧になった事がありますか?
ところが、このペアは1年だけの期間限定なのです。メスが卵を産んで温め始めると、オスはさっさとどこかへ行ってしまのです。結局、生涯を添い遂げるどころか、オスは子育てにすら参加しないというダメっぷり(いや、生物学的には意味のある行動なのだろうけど)。
オシドリってどんな鳥?
カモの仲間の野鳥で、東北以北で夏季、それ以外の地域では冬季、または周年観察することができます。
夫婦仲の実態は?
古くから絵画に描かれたり、山形、鳥取、長崎の3県で『県の鳥』に指定されているなど、日本各地で多くの人々に親しまれています。
オシドリは、オスの色のほうが派手で際立っていて、メスはそれに比べて地味な色味なのだそうです。秋以降のオシドリのオスの羽色は、それはそれはカラフルで、目が覚めるような色合いなのです。
大きさは、体長約40cm 翼を広げると約70cmと思ったよりも大きいんです。
姿は、オスは、夏の間は「エクリプス(夏毛)」と呼ばれる地味な姿をしていますが、秋になると、赤・オレンジ・紫など色鮮やかな羽毛で美しく身を飾ります。内側には、銀杏の葉の形をしたイチョウ羽があります。メスは、全体的に暗い灰色で、目の周囲から後方にかけて白いアイラインが特徴です。
4月から7月で一夫一妻。木の洞に巣を作り、一度に7~12個の卵を産みます。ヒナの世話はメス。オスはこの頃からオスだけで集まって遊んでいます。
オスとメスがいかにも仲がいいと感じるかもしれませんが、実は、目をつけたメスに他のオスが近づかないように見張っているだけなのだそうです。また、昔から絵画にもよく描かれていましたので、日本人にはオシドリは仲が言いとインプットされたのでしょうね。
この事実を知ったあなたは、今日からは「オシドリ夫婦」と呼ばれて喜ぶのは、ちょっと考えたほうがいいのかもしれないですね。