一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
こんにちは、瀬戸口です。コロナ、おさまりませんね。
さて、このブログに何度か登場していますが、
私にはもうすぐ3歳の息子がいます。
最近はおしゃべりでのコミュニケーションが楽しくなってきました。
「パパ、起きて」
「ピーちて」(テレビつけて)
「いってらっしゃい」(いってきます)
そんな息子の近頃の楽しみは絵本です。毎月保育園から持って帰ってきます。
自然・動物・物語…絵本の題材は様々です。父と子のふれあいを意識してか、
お父さんが主人公の絵本もたまに入っています。そんなときは絵本をもって
私の所にやってきます。
『とうちゃんのちゃんぽんめん』ーとうちゃんがお昼にちゃんぽんめんを
作ってくれるお話です。ニンジン・キャベちゅ・パプリーカ(笑)
台所に立つ「とうちゃん」を指さしながら、「こぇ、パパ」と息子。
『おとうさんがねるときは』ー背高のっぽのお父さんは、寝るとき足が家から
はみ出てしまいます。足がはみ出た「お父さん」の眠る様子に、
「パパ、ねんねちてる」。ちなみに我が家のパパは夜更かしパパなので、
なかなかねんねしません(笑)。
絵本に出てくる「パパ」は大体立っています。
我が家の玄関には、もちろん車いすがあり、息子のあそび場のひとつです。
とはいえ、パパが車いすに乗ってるかどうかはたいして関係がないようです。
立ってるかどうかを気にするのは大人のほうなんだなぁ。
あけましておめでとうございます。瀬戸口です。年末年始いかがお過ごしでしたか?
足元で再び増加の兆しを見せるコロナ感染症が気になりますが、明るい良い年に
したいものです。
今年最初の話題に何を取り上げようかといろいろ考えてみました。
一つ大注目は「情報アクセスのバリアフリー」を進めるための法律案が
今月開会予定の通常国会に議員立法で提出される意向、という報道です。
障害者の情報保障 新法の骨子案が判明ー福祉新聞
社会生活の様々な場面で情報を得たり、あるいは意思疎通を図ることを
人の権利として保障し、情報アクセスとコミュニケーションに関わる
バリアを除いていく環境整備をしようということです。
障害のある人々の場合、様々な理由から情報へのアクセスや
コミュニケーションに困難を抱えている方がいます。
文字の読み書きに困難を抱える方や音声の聞き取りに困難のある方
発声・発語に困難のある方などです。
例えば、役所からのお知らせや通知書などが手元に届いても
文書に書かれている内容が伝わらなければ、制度を利用する
機会を失ったり、その他社会生活上の不利益を受けることがあります。
あるいは、事件・事故・緊急事態の際に避難に関する情報を、
適切に得られなかった場合、命の危険につながります。
文書を出したから、放送を流したから、「やったこと」になるのではなく、
届ける相手に合わせたコミュニケーションが大事です。
ことバリアフリーに関しては、まだまだ温情めいた意見も聞かれますが
バリアフリーは、社会生活に必要不可欠なものです。
この法律案に関する情報が今ひとつ少ないところに、世の中の関心の低さを
思わずにはいられませんが、 活発な議論の上で、新しい時代が開かれることに
期待が持てますね。