一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
こんにちは、瀬戸口です。梅雨の晴れ間の暑くもない、寒くもない季節が好きです。
さて、ニュースをチェックしていたら気になるものありました。
「変動運賃制に期待と懸念 タクシーも導入検討」(5/28 産経新聞)
https://www.sankei.com
5/28、政府が第二次交通政策基本計画を閣議決定したというニュースです。
今後この国の交通や物流をどのように整備していくかということが書かれています。
もちろんバリアフリーも重要課題で、 駅やバスターミナル等の
さらなるバリアフリー化や新幹線での車いすスペース拡大が目指されています。
それとともに気になったのが、冒頭の新聞報道です。
「変動運賃」(ダイナミック・プライシング)とは、需要や曜日、季節で
サービス料金が変動する仕組みのことで、航空券や宿泊料金、高速バスでは
おなじみです。
わかりやすく言えば、高速バスに乗った時、
あなたは早割3000円で買いました。隣の人は出発直前に8000円で買いました。
でも、行先も座席グレードも同じです、ということがあるのです。
そういう仕組みを鉄道運賃に取り入れるかどうか、国として検討することを
表明したのです。
これが、バリアフリーと何の関係があるのか?過去の記事でも取り上げましたが、
その1
その2
その3
通常料金から割引く障害者割引よりも、価格変動による値下がりの方が
安くなることがあるということです。
例えば変動運賃の代表格、航空券を検索してみると、
6月最初の月曜日、6/7の日本航空、広島発、東京行きの最安値は、
256便と262便の「特便割引1」の17,490円に対して、
障害者割引は両便とも20,990円です。
予約変更の可否など価格がすべてでは無いにしても、
鉄道でも変動運賃のもとで障害者割引よりも
安い運賃が出てくるとすれば、
障害者割引そのものの意義や在り方が問われるようになるのも
時間の問題でしょう。
ただ、議論の過程で割引制度について取り上げられるとしても
短絡的な単なる増収策としてではなく、労働政策や社会保障を含めた、
広い視野のもと、すべての人の社会参加を支えるものとして
丁寧な議論が望まれます。
おはようございます、瀬戸口です。休みの日に奥さんと買い物に出かけました。
そろそろ夏が近いこともあり、服屋さんへ行きました。
緊急事態宣言下とはいえ、必要なものは必要ですからそれなりの人出が
ありました。人間を休業するわけにはいきませんからね。
一通りのものを買い終え、レジに向かいます。少し見ない間に
レジがセルフ方式になっていました。
台の上に購入した商品を載せ、現金を投入。自分で袋詰めをしてお店をでます。
隣のレーンではセルフレジに慣れないお客さんを
店員さんが補助しています。
今回のお店では、奥さんがレジをやったので問題なかったですが、
車いすに座ったままでは操作が難しそうです。
他にも、コンビニでは、卓上端末前に置かれた「レジ横商品」のおかげで
タッチパネルに届かないことがよくあります。
ここで注意しなければならないのは、セルフレジは「お客さんが自分で精算する」
ことを前提に設置されますが、「お客さん」が皆「セルフレジを使えるひと」とは
限らないのです。「お客さん」イコール「セルフレジを使えるひと」になると
「セルフレジを使えない」、「使いづらい」ひとは
「お客さん」から排除されてしまいます。
「排除」といえばこのブログで再々取り上げている「無人駅」問題も、
つまるところ、跨線橋の階段やホームの段差といった「使いづらさ」を
解消することなく、券売機と自動改札機を置いたので無人にします、と
やった結果、介助を必要とする利用客を排除するところに問題があるのです。
セルフレジに限らず、無人化・省人化の本質は、それまで従業員がやっていたことを機械やお客さんにやってもらうことでもあります。お客さんにやってもらうのであるなら高齢者や障害者を含め、
お客さんが安全・確実に利用できる環境を整える必要があるでしょう。
5/22 追記
19日にお知らせした、大和ミュージアム、入船山記念館以外の
施設でも臨時休館や営業時間の変更等が発表されています。
詳細は呉市のWebページをご覧ください。
呉市 https://www.city.kure.lg.jp/
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5/19
梅雨の晴れ間の呉市からこんにちは、瀬戸口です。
呉市を含む広島県に緊急事態宣言が発令されたことから
呉市より、以下の施設について、休館が発表されています。
●大和ミュージアム 休館(5月18日(火曜日)~6月1日(火曜日))
●入船山記念館 休館(5月18日(火曜日)~6月1日(火曜日))
大和ミュージアム https://yamato-museum.com
入船山記念館 http://irifuneyama.com
おはようございます。五月晴れが気持ちよい呉市から瀬戸口です。
ゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか?
私はありがたいことに、職場でサーカスの割引券を頂いたので
家族で行ってきました。 今回公演していたのはこちら
木下大サーカス
http://www.kinoshita-circus.co.jp/
今回は、車いす・子連れ・GWということもあり、チケット購入前に
車いすでの観覧について公演事務局へあらかじめお問い合わせしました。
その後、席に余裕があり自宅からの移動もしやすかった昼一番の回へ
行きました。 車いす等、配慮を必要とする方の観覧については
公演ごとに案内があると思いますが、事前に問い合わせる方が
スムーズだと思います。
当日、ご用意いただいた席はなんとステージの横でした。(スロープ付き)
サーカス団員の方や動物たちとの距離も近く迫力満点、
2時間があっという間でした。 どんな演目かはぜひ実際にご覧ください。
私にとっては30年余ぶりのサーカスでした。職場で券を頂いた時
今は亡き祖父母と一緒に出かけたことをしみじみと思い出しました。
息子の思い出にものこるといいなあ。