呉バリアフリーツアーセンター
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呉バリアフリーツアーセンターの活動状況や、呉市内の観光バリアフリー情報を掲載してきます。

さくら満開

2021年03月28日 14:43   呉バリアフリーツアーセンター
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こんにちは、瀬戸口です。今日は雨降りの呉市です。
さくら、早いですね。街の中心部は満開の様相です。
気が付いたらあっという間に散ってしまうので写真に撮ってみました。
(昨日3/27の撮影です)


写真をクリックすると別ウィンドウで拡大写真を表示します。
添付画像


春の味覚を楽しむ

2021年03月25日 18:27   呉バリアフリーツアーセンター
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ほんの数日前までつぼみだった花が一斉に開き始めてます。瀬戸口です。
春爛漫というには早すぎる気もしますが、柔らかい日差しに誘われて
外の空気を吸いたくなりますね。

コロナ下で外出がままならない中、日常の買い物も、貴重な気分転換の機会です。
キャベツにスナップエンドウ、アスパラガス、たけのこ。
この時期、野菜売り場は宝の山ですね。
たけのこは煮てよし、焼いてよし、揚げても和えてもよし、春の味覚の王様です。
ホワイトアスパラの「シュパーゲル」なんていうのもおいしそうです。
スナップエンドウは、茹でてマヨネーズをかけるだけでごちそうになります。

依然としてコロナの収束が見えず、悶々とした日々は
もうしばらく続きそうですが、季節のものを食べる、それだけで気分も
明るくなってくる気がします。 

お出かけしにくい今だからこそ、暮らす楽しみを増やすときです。
毎日の楽しみ方が増えると、お出かけした時の楽しみ方だって増えるのです。 



車いすでは届かないー非接触式検温装置

2021年03月17日 13:06   呉バリアフリーツアーセンター
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春ですね。全国各地から桜の便りが聞こえてきます。日に日に暖かくなり
お出かけには絶好の季節到来です。

さて、コロナウイルス感染症の拡大防止のため、建物の入り口に検温装置や
サーモグラフィーが置かれている光景はもはや日常となりました。
「ここに立ってね」と足型が表示され、おでこの位置に検温部があります。
非接触で感染リスクを避けられ、ひとを立てる必要もありません

あれ、車いすだと届かないんですよね。 立ってることを前提に高さが
決まっているので。 そして子どもも届かない。子ども抱っこするのって重いです。
米袋と同じ重さ(10Kg)ですからね。

先日外出した折、やはり入り口には検温装置がありました。
座ったままでは届かないので、肘掛につかまり立ちをしてギリギリ届きました。
その様子を見ていた施設の方に「無理されなくて結構ですよ」と
お声がけ頂きました。 

感染防止対策という意味では、スムースに検温できない方がいて
漏れがあるとすれば対策としての意味合いが薄れてしまいます。

施設の方は心遣いとしてお声がけをしていただいたと思います。
ありがたいことだとおもいます。

しかし、バリアフリーの視点からすれば、感染防止対策としては不徹底ながら、
利用者側にも、従業者側にも手間と気を遣わせお願いしているというやりかたは
一考の余地があるのではないかと思います。

検温が対策として有効であるのなら、「無理しなくてもいい」という声かけを
必要とせずに全ての対象者が検温できることが必要です。

世界的な感染拡大からは1年経ったでしょうか。急場しのぎではじまった
対策の中には、多様な人々への対応が織り込まれていないものも
あるのではないでしょうか。 そろそろ、かけるべき手間と省くべき手間を
見直す時期に入っているように思います。



歴史的建造物とバリアフリー ー有識者、広島城天守閣について広島市へ最終意見。3/2付け中国新聞

2021年03月03日 17:11   呉バリアフリーツアーセンター
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早くも3月ですね。瀬戸口です。今日の話題は3/2付け中国新聞より。

天守閣「木造復元を」 広島城有識者会議、市に最終意見
https://www.chugoku-np.co.jp/

広島城は広島市内の文字どおり中心にあります。現在は周囲を公園や官公庁に
囲まれている、緑豊かな都会のオアシスです。原爆投下時には、
爆心地に近かったこともあり威容を誇った天守閣も破壊されてしまいます。
1958年、復興のシンボルとして当時の最新技術であった鉄筋コンクリートで
天守閣が再建され現在にいたります。と、ここまでは比較的よく知られています。

今回、有識者による検討会議は、地震対策や史跡の保存、
観光等での活用を踏まえた魅力向上などの点から、
天守閣の木造復元について検討するよう広島市に最終意見を提出した、
というのが今回のニュースです。 

歴史的建造物の復元・再建にあたり、つとに課題となるものの一つが
バリアフリーです。

広島よりも先に天守閣の復元にむけて動き出した名古屋市が
エレベーターなしの木造復元を発表したことで、
エレベーター設置を求める人々と、史実通りの復元を求める人々の
激しい議論がいまも続いているようで、 2022年末の完成は断念されたそうです。

広島でも木造復元を案として検討することは良いと思います。
その際、考えなければならないのは、なんのための「お城」を
作るのか、ということだと思います。

そもそも「お城」は人を寄せ付けないための施設ですから、
昔のままの形に作れば「バリアの塊」として出来上がるでしょうし
バリアフリー機能を持たせるような余裕のある設計ではないでしょう。
そうであるなら、多くの人々に「見て・触れて」もらうことを目的とする
観光施設としては、不向きなものになるかもしれません。

一方、単純にバリアフリー設備を完備した近代的な建物であればよいかといえば
そうではありません。なぜなら、それでは「天守閣の恰好をしたビル」であって
観光施設としてはよくても、史跡としての歴史の保存・継承ができません。

ですから、何を伝え、残していくのか、何を変えていくのかということを
原点として、将来にわたって、伝え、残されてゆくものについては、
障害の有無や年齢に関わらず一つの場に集い・憩い・触れ・感じられるような
配慮が必要です。
そうした配慮・工夫の手段の一つとしての「木造復元」、「バリアフリー整備」で
あるという視点のもとで事業が進んでいくとよいな、と思います。