松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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最近は、「頑張れ」は激励のワードでなくなった!?

2019年07月09日 13:55   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。使いづらくなった「頑張れ」という言葉という話題です。
いつのころからか「頑張る」という言葉を使いにくくなりました。悪気もなく、よかれと思って「頑張れ」と励ましたつもりが、「これ以上、何を頑張ればよいのですか?」と逆切れされたという場面を体験したことのある方も多いのではないかと思います。
おそらく、発端は2000年以降、職場でも「心の病」が労災認定されるようになり「うつ」という心の病が注目されるようになってからのことと思います。疲弊している人にこれ以上「頑張れ!」と言ってはいけないという対処の仕方が言われるようになってから顕著になってきたと感じます。
そもそも、「うつ」は、休みを取らずに働きすぎたり、頑張りすぎて限界を迎えることによって起こるとの認識から、限界に達した相手にそれ以上頑張れと叱咤激励するのは、酷ではないかという発想から言われるようになりました。
ただ、「うつ」といってもさまざまな症状があり、昨今は、さほどの業務量がなくとも、休みが取れていても、こころの不調を訴える人は増えているようです。
もちろん物理的なものだけでなく精神的な負荷もありますので、一概には言えませんが、「怠けているだけでは?」「わがままなのでは?」と周りが不可解に思うケースも残念ながら少なくありません。楽な仕事ばかりではありませんし、生きていればさまざまなことがあります。そんな毎日の中で、頑張らないで済むこと(仕事)なんて基本ありません。
しかし、なんでも他人のせいにしてしまうような思考に陥っていると、「頑張れ」と言われたことに対し「なんで自分が頑張らないといけないのか?」と、腹立たしい思いになりがちです。苦しいのは、自分のせいじゃない、このような状況になったのは周りのせいや、自分を認めない相手のせいと思えば、自分が頑張ることが理不尽にさえ思えるからです。
しかし、自分の人生を他人が代わりに生きてくれるということはありません。自分がどうにかしないと、前に進むことも、状況を打破することもできないのです。ですから、背中を押してあげることが時には必要になると、私的には思うのですが、これも時代の流れなのでしょうか?難しい時代になりつつあるのは確かのようですね。