松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江の空に遊覧水上飛行機が復活するってホントなの?!

2017年01月23日 14:41   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
今朝は、約20cmの積雪にビックリ!の松江市です。この間の積雪は9cmだったし、今冬はたいした事ないのかと思いきや朝方の数時間で積もった模様です。
さて、今回はあったらいいなあ。「水上機で中海・宍道湖・大山・隠岐の島など空から遊覧」という話題です。もう、昨年になりますが、地元の山陰中央新報の記事に掲載されました。
ここから引用です。
松江市誘致、今夏開始目指す 中海や宍道湖、大山など山陰の豊かな自然景観を空から楽しむ新たな観光手法として、広島県尾道市の企業が水陸両用飛行機を使い、松江市上宇部尾町沖の中海を離発着する遊覧事業を計画している。水上機を利用した航空事業は国内で半世紀ぶり。松江市が中海振興やインバウンド観光の目玉として誘致し、企業が適地候補の一つに
といった具合です。

戦前になりますが、松江市と城崎温泉・大阪などを結ぶ水陸両用飛行機が運行されていました。でも戦争が激化し、わずか10年の短い?期間でした。
そこは、松江市宍道湖東岸にあった「松江水上飛行場」です。今でいうところの白潟公園です。
地元図書館にあった市史によりますと、
昭和6年10月に日本海航空が城崎~松江間に定期空路を開くためのテスト飛行を行いました。
当日朝、城崎を離水した三菱一四式水上機は順調に飛行を続け、所要時間1時間20分で宍道湖に着水しました。
その様子を見守る市民は数千人にも上ったのだそうです。
飛行が無事成功したことで、市と商工会議所の提唱で松江飛行協会が設立され、
日本海航空の株式千五百株を引き受け、白潟埋立地沖を松江水上飛行場とするため逓信省に申請、
向う十年間の認可を受け、同8年7月、盛大な開場式を行ったのだそうです。
こうして水上機による定期航路が発足しました。
気になるのは当時の運賃ですが、25円だったとか?今の貨幣になおすと約25万円になるといいますから相当に裕福な人でないと利用は出来なかったのでしょう。と思いきや、いつも満員だったそうです。蒸気機関車で何時間かかるよりも1時間20分と早いし空から見下ろす風景がさぞかし良かったに違いありません。
もしも、実現したら遊覧飛行はおいくらくらいなのでしょうね。
観光の目玉になるといいのですが・・・。